生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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館林で竜巻!?

2009-07-27 | 天気・気象
■竜巻か、群馬・館林で10人以上けが
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090727-OYT1T00699.htm

東京も昼頃からゴロゴロ雷いってるが、
群馬県館林市では、竜巻が発生したという台風

館林市の当時の写真を見れば、
真っ黒な雷雲から、象の鼻のような渦が下に伸びてる。
竜巻のもととなる、『漏斗雲』だろう。

竜巻は、強さによってF0からF5まで分類される危険・警告

F0:木が傾いたり、道路標識が損壊
F1:屋根が飛び、自動車が動かされる
F2:家の壁が飛び、車が転がる
F3:家が壊れ、車も飛ばされる。被災地は戦争の後のような状態に。
F4:家は粉々。信じられないことが起こる。
F5:建物は土台を残してそっくりなくなる。電車や車が上空を飛び回る。


日本ではF4以上の例はなく、 F3が限界のようだ。

近年の例では、2006年11月7日、
北海道佐呂間町で起こったF3の竜巻では、
9人が死亡する大惨事となっている。


漆黒の雲に覆われ、激しく雷が鳴るときには、
竜巻に警戒が必要だろう雷
竜巻経験者によると、竜巻の音は、
「巨大な掃除機のよう」としばしば表現されるげっそり

もし、自分のいるところに竜巻が近づいてきたら、
頑丈な建物(学校など)に避難し、
地震のときとように、机の下にもぐるのがよいと言われる。

ただ、海外のF4、F5レベルでは、
特殊な地下室に避難するしかない。


--------------【添付画像】-------------------
当時の雨雲の様子。
館林市の西に、活発な雷雲があった。


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【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/
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2 コメント

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Unknown (金兵衛)
2009-07-28 12:18:47
こんにちは。
今朝のニュースで、ヘリからの映像を見ましたが、
かなり被害がひどいようですね。
人的被害が少なかったのが、
せめてもの救いかもしれません。

被災地が帯状に広がってることからも、
竜巻と考えて間違いないでしょうね。

きいろすずめさんも
突風・竜巻の被害に遭われたのですね。
台風や暴風雪と異なり、
いきなり襲ってくるところは、
地震と似た恐怖を感じるのではないでしょうか。

2005.5.15というと、
雷の音がものすごかったのを覚えています。

ひょうが降るほどの雷雨ですと、
やっぱり突風や竜巻が起こる可能性も
高くなるようです。

夏空が安定してくれば、
積乱雲活動も弱まるので
本格的な梅雨明けを待つばかりです。
返信する
凄すぎです (きいろすずめ)
2009-07-27 21:43:13
こんばんは
ニュースを見て 被害の凄さを知りました


竜巻?突風?
というのは一度だけ経験があります
金兵衛さんの「ひょう調査隊」の中にも記録がありますが
2005.5.15のものです
区分を参考にするならF0~F2の範囲だったと思います
今回の館林の被害から比べたら
小さい規模でしたが
ホームセンターに山積みされていたフォークリフト用のパレットとが宙を舞ったり
木が折れたり 窓ガラスが割れる 車が動く
などでした
幹線通り沿いに発生していたので
通行止めにもなりました

このときのものでもかなり恐怖を感じたので
今回の館林の方たちは
本当に恐ろしかったと思います

被害にあった方には、心よりお見舞い申し上げます
返信する

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