2021年12月9日、姫路市手柄山中央公園にある太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔
を訪問し慰霊とともに写真を撮ってきましたので紹介します。
「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」は、太平洋戦争中の空爆その他による犠牲者で、
軍人軍属以外の50万9,700人余の死没者を供養し、その霊を慰めるとともに、世界の
恒久平和を祈念するため、昭和31年(1956)10月26日に建立されました。
上の写真は太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(1)
手前右には昭和40年(1965)2月、常陸宮同妃両陛下お手植えの松
上の写真は太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(2)
手前には平成18年(2006)10月、高円宮妃殿下お手植えの松
上の写真は太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(3)
手前には昭和31年(1956)10月、秩父宮妃殿下お手植えの松
上の写真は太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(4)
手前には昭和33(1958)10月、皇太子殿下(現上皇様)お手植えの松
平成27年(2015)5月28日(木) 午後には秋篠宮殿下がご参拝・ご供花されました。
上の写真は太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(5)全体遠景
前に描かれた日本地図に112戦災都市(1都、99市、12町)の位置が刻まれています。
側柱には1本毎に戦災都市の被爆年月日、死没者数、罹災人口および歴代復興担当市長名が
刻んであります。
上の写真は側柱の一部、全国戦災都市112戦災都市(1都、99市、12町)
死没者数 509,800名 被災人口 9,551,100名 復興担当官庁 建設省計画局
上の写真は鹿児島市の被爆年月日(昭和20年3月18日移行8回)、死没者数(2,427名)、
罹災人口(115,386名)および復興担当市長名(勝目清) 前市長(岩切重雄)
上の2枚の写真は現地説明板
日本語の説明板について転記しておきます。
この塔は先の大戦で空爆の犠牲となられた方々の慰霊に資するため、全国からの浄財により
1956年(昭和31年)10月26日に建立されました。
現在は109都市(東京都を含む)が加盟する財団法人太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会が
維持管理を行っています。
中央の塔身部は刀を地中に埋めた形で「もう戦争はしない」ということを表現しており、
側柱には建設にかかわった全国戦災都市連盟(113都市加盟)の被災記録などが刻まれています。
竣工以来、毎年10月26日に塔前においてこの浄域に眠る加盟都市50万9700余柱の犠牲者
を追悼する平和祈念式典を挙行しています。
一般戦災死没者の追悼について総務省のサイトへリンクしておきます。
総務省|一般戦災死没者の追悼 (soumu.go.jp)