標題のブログは2018年3月9日にアップしましたが最近、資料を整理していたら旧入江家住宅の
リーフレットが出てきたのでこの資料等を加えて改訂版として纏めました。
高砂市曽根町にある旧入江家住宅(県指定重要有形文化財)への訪問日:2018年1月30日
前回のブログ:兵庫県指定重要有形文化財 旧入江家住宅 on 2018-1-30 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
旧入江家住宅の基本情報
住所:高砂市曽根町493番地1 TEL:079-447-0224
開館日:11月第1土日 イベント開催時(不定期)
問い合わせ先:高砂市教育委員会 生涯学習課 文化財係(TEL:079-448-8255)
公式サイト:旧入江家住宅/高砂市 (takasago.lg.jp)
上の写真は旧入江家住宅付近の地図です 出典:リーフレット
所在地のGoo地図を添付しておきます。
略年表
入江家の始祖「濱田清兵衛」は浜田新田を開発したと伝えられ、その子「九郎兵衛」から
入江姓が用いられました。 出典:リーフレット
上の写真は入江家の歴史を示した表です。
出典:神戸建築文化財研究所編 旧入江家住宅表屋保存修理工事報告書(2011.3)Page7
入江家の中で最も知られた人物は入江樵風(1792-1848)で塩田経営のかたわら
俳句の世界にしたっています。入江樵風は江森月居、井上士郎、桜井梅室、葛垣守三ら
当時の著名な俳人、文人と交流しています。曽根天満宮の霊松の前の句碑には
「枯れて猶 千とせの花や 曽根の松」と刻まれています。
句碑の写真は下記ブログ記事に添付しています。
曽根天満宮 梅まつり on 2018-3-4
外観
上の3枚の写真は敷地(1,436㎡)の南面からの外観です。撮影:2018-1-30
上の写真は敷地の北面の長屋蔵の外観です。撮影:2018-1-30
上の写真は高砂市教育委員会が平成29年11月1日に作成した現地説明板
平成13年(2001)入江悦郎氏から高砂市に土地・建物が寄贈された。撮影:2018-1-30
配置図
上の写真は旧入江家住宅の配置図です。
出典:神戸建築文化財研究所編 旧入江家住宅表屋保存修理工事報告書(2011.3)Page8
西から土塀、表門、表屋が並び、表門正面に母屋、その他に「酔古亭」と呼ばれる
新座敷や、道具蔵、醤油蔵、米蔵などがあり製塩業で栄えた入江家の往時の面影を
留めています。
高砂市では8年前から毎年旧入江家住宅を公開されています。
2017年は11月4日と5日の2日間
機会があれば是非、公開日に内部を見学させてもらおうと思っています。
外観の写真しかないので文献などより内部の写真を添付しておきます。
主屋
上の写真は主屋 天明5年(1785)築 棟札あり 現存建築では最古
出典:神戸建築文化財研究所編 旧入江家住宅表屋保存修理工事報告書(2011.3)Page7
上の写真は主屋の様式、間取り、立面図 出典:リーフレット
新座敷
上の写真は新座敷 文政11年(1828)頃築
出典:神戸建築文化財研究所編 旧入江家住宅表屋保存修理工事報告書(2011.3)Page7
上の写真は様式、間取り、内部の写真など 出典:リーフレット
入江家を代表する人物である入江樵風(1792-1848)は、家業のかたわら俳諧をたしなみ、
この家で多くの文人たちと交流しました。
新座敷は入江樵風が増築し「酔古亭(堂)」と命名しています。
土蔵
上の写真は土蔵
出典:神戸建築文化財研究所編 旧入江家住宅表屋保存修理工事報告書(2011.3)Page
上の写真は土蔵の建築年、様式及び蔵の写真 出典:リーフレット
庭園
上の写真は庭園の説明と写真 出典:リーフレット
表門
上の写真は表門の外観 撮影:2018-1-30
上の写真は表門の建築年、様式など 出典:リーフレット
表屋
上の写真は表屋の外観 撮影:2018-1-30
上の写真は表屋の建築年、様式、間取りと内部写真 出典:リーフレット
曽根塩田
上の写真は文化1年(1804)刊行の播州名所巡覧図絵(作者 秦石田、絵師 中井藍江)
で描かれた曽根天神、西国街道、曽根塩田
上の2枚の写真は昭和46年(1971)に塩田が廃止される前の塩田の古写真です。
出典:高砂市教育委員会編 旧入江家住宅 総合調査報告書 Page169
入江家の菩提寺の龍澤寺
上の3枚の写真は入江家の菩提寺の龍澤(りゅうたく)寺 臨済宗妙心寺派
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