



山の上、ぽつんと現れた賑やかな郵便局。「これは魔法の鼎なのです」「大奥様がくるわよーっ!」「物に尊敬語を使うな!」「バイバイ、おにーちゃん」アルバイトをはじめたアズサ。得意なことは、“探し物”。「ここから冥界に行くのよぉ」「あたしを、殺すなんて」「殺人という負債はなかったわよ」「狗山比売は、登天郵便局の宿敵なのです」平穏な日々が徐々に翳り、『みんな、忘れてしまえ』―絶体絶命の、危機。ようこそ、登天郵便局へ。

就職浪人、履歴書の特技の欄に 「探し物」 と書いて採用された登天郵便局
ビビリだから働くのは遠慮しますが、ちょっと行ってみたい不思議な郵便局。
燃やすと煙となって天に・・・届くらしい。
初めに登場したカラス・・・じつは・・・
あとがきの初めに 「心霊スポットで働いていたことがあります。」


そのあとがきがとてもよかった。
啓蟄の次の朝に虫がいっぱい出てきた夢を見た作家さんです。
夢はたくさんみるし、だいたい覚えている。
あっ!夢に出てきたところ! おーデジャヴだぁ なんて喜んじゃうこともありで、夢は不思議だから大好き。特に明け方に不思議な夢を見ます。
ってことで、おもしろかった。

