「阿部定事件」が、気になり「いろいろ」調べてしまいました。昨日の続きになります。
それで、家の「本棚」の「隅に」あった『朝日新聞100年の重要誌面』を引っぱり出しました。
ありました。「阿部定事件」。昭和11年(1936年)5月21日(水曜日)の紙面です。
『妖婦お定遂に就縛』の見出し。「妖婦」ですよ! 辞書によれば『あやしいまでの美しさをもち、男を惑わす女性』だそうです。
多少「不鮮明」ですが、確かに「あやしい」「美しさ」を感じますね。「定さん」は犯行時「31歳」です。現在の同年齢の女性と比較すると「10歳」程度は「老けて」みえます。
逮捕時に「微笑んで」いるのが「怖い」ですね。
記事には、
『荒川区尾久の「紅燈街」に「被害者」の「吉田吉蔵(42歳)」と一週間「居続け」、「情痴」の「限りを尽くした上」に「絞殺」。怪奇な血文字を残したまま逃走』
「情痴」です。辞書によると「色情に溺れて理性を失うこと」とあります。「情痴」の「限りを尽くした」んです。それも「一週間も居続けて」。
凄いです! 想像を絶する! 情欲・愛欲の世界が! 一週間も続いたのです!
これはもう「病気」でしょう。
※事件の詳細は「ネット」でお調べ下さい。いろいろあります。
事件の3ヶ月前に、「2.26事件」がありました。
事件後の11月26日には「日本」と「ドイツ」が「日獨防共協定」調印を報じた記事がありました。
「歴史」を、当時の新聞紙面で「読んで」みると、歴史書では感じる事ができない、「臨場感」が味わえます。
「今」も「いつか」は「歴史」になるのです。
世の中を「過去」から、そして「未来」から、そんな「長い」時間軸で見ると、「今」が「別な形」で見えるのかもしれませんね・・・・・・。
酔っぱらっている割には「まとも」な「締め」でした。
それでは。。。。。。。