歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

解散総選挙で変わりばえしない明日と昭和の終わりで高倉健

2014年11月18日 | 世間話し
GDPマイナスで、

消費税増税先送りで、

衆議院が解散で総選挙です。



しかし、しかし、ですよ、その筋では、年率換算でプラス2%の予測が、マイナスの1.6%でかなりのショックだたそうで、株価が急落だそうです。


私としては、その筋がプラス2%を予測していたことに、驚き、桃の木、山椒の木でした。フツウの人が、ふつうに考えても、そんな数字になりません。

その筋は、世の中の何処を、どう見て、そんな予測をはじき出したの?専門知識を捏ねくり回すよりも、街のスーパーで買い物をするオバサン3~4人に聞いて見れば、もう、直ぐに、正確な予測ができていた筈。

GDPの6割は個人消費ですよ、株が上がろうが、一部大手企業の給料が上がろうが、ボーナスが上がろうが、圧倒的多数の下々の懐具合は冷え切っているのです。

いつか、そのうち、下々にも、上からの“おこぼれが”・・・・・・・、何て、“トリクルダウン理論“なるものを、上から目線で恥も外聞もなく公言する世の中。

いつから、圧倒的多数の国民は、“おこぼれ”を待つしかない、そんな寂しくも哀れな存在になったの?

兎に角、そして、そして、新聞テレビが、国民に知らせると政権にとって不利になる事柄は、知らせない、もし、やむを得ず知らせるときは、大きな出来事があった日を狙い、できる限り小さく扱う、そんな報道姿勢をスクラム組んでおこなっている今日この頃。

経済面に限って云えば、大手企業の正社員の昇給額とか、ボーナス支給額とかは、大きく扱います。でも、しかし、大手企業は3割で、残りの7割は中小企業で働いているのです。

ボーナスを貰える正社員は減り、中小企業を入れたボーナスの総支給額は減っているのです。景気は回復傾向ではなく、間違い無く後退しているのです。

景気は気分が大事と、景気の良い話しは大きく、景気の悪い話しは小さくを基本としてしているもの、と、理解することもできます。

でも、しかし、それよりも、“由(よ)らしむべし知(し)らしむべからず”と、為政者の意図を汲んでのお先棒担ぎに見えたりもするのです。

野党が、安倍自民党の経済政策の批判はできても、新たな経済政策を掲げて、選挙戦を闘うことは無理でしょう。

それに、投票行動はそんなコムズカシイ政策課題とは無関係です。何と云っても、自民党の看板は絶対です。自民党はニッポンそのものなのです。選挙に負けることは無いでしょう。

もしも政権が変わったとしても、経済政策も、外交政策も、社会保障政策も、安全保障政策も、エネルギー政策も、変わることはないでしょう。

そうなのです、もう、気が付いている方は、気が付いている、政党と政策は、あまり関係は無いのです。

政策の立案は“お役人様”が行っているのです。お役人様と正面から戦いを挑めば、“いまの政治家”は簡単に負けるのです。

兎に角、野党は、経済政策で政権を争うのは、とても、とても、無理があります。だからこそ、いまが、解散のタイミングなのでしょう。

来年になれば、憲法、防衛、外交、原発再稼働、それに拉致問題と、安倍政権にはマイナスになる政治課題が続きます。

それにしても、兎に角です、選挙権を持つ国民が、選挙で、政権が、政策が、未来が、変わらないと思っているし、そしてまた、やっぱり、なんだ、かんだ、云っても、国民は、現状に、それなりに満足し、急激な変化を望んでいないのです。

兎に角、今回の総選挙は面白くも、可笑しくも、意味もなく、つまらく、投票率も低く、安倍自民党の勝利に終わることでしょう。

これだけ悲観的なことを綴っていると、もしかして、まったく新しい政治勢力が台頭して、日本の政治状況が、クルリンパッ!と変わったりして・・・、何て、妄想が頭を中に過ぎったりして・・・、でも、そんなこと起きないののです。

但し、欧州のように、極右勢力の台頭は、それなりにあるかも知れません。

まぁ、そんな、こんなの解散総選挙です。


それと、本日?高倉健が亡くなったとの報道がありました。

昭和もホントに遠くなりました。

ご冥福をお祈りします。

合掌。


それでは、また。


コメント (1)
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