前回の続きです。
旧日光街道と平行している”学校通り”を歩いています。
彫刻の街、春日部です。
こちらに「自転車おじさん」です。
わたしも、自転車で近所を走り廻るので、後ろから眺めていると、何か、自分の後ろ姿を見ている気がしてきます。
目の前を通り過ぎる、クルマを、ヒトを、見つめているようで、遥か彼方を見つめ、想いを馳せているような・・・・・・。
彫刻のタイトルは「旅人 樹陰」作者は池田宗広さんです。
旅人で樹陰で、物語を感じます。
作者の作品へのコメント。
「人はみな人生街道の旅人。よりよい明日のために樹陰でチョット一服・・・」
池田さんは1932年生まれで、私より18歳上、1992年制作ですから60歳の時の作品です。92年と云えばバブル崩壊直後で、バブルの余韻が残っていた頃。
人々は未だ「よりよい明日」を信じて?・・・「人生街道、旅の途中で一休み」ですか・・・。
旅の終わりに近づきつつある身としては、視線は、前を、明日を、見つめている、と云うよりも、過ぎ去った、遠い過去を、見つめているように見えるのでした。
春だというのに、いや、春だからこそ、桜の花が咲き、散る季節だからこそ・・・、そんな気持ちにさせる・・・・・・。
春は生と死が行き交う季節。
桜は生と死が行き交う花。
春の日に、春日部で、ちょっと「文学」をしてしまった。
兎に角、よりよい明日のために樹陰でチョット一服します。
一休みして少し歩くと、直ぐに横笛を吹く女性が出現。
作品名「瑶韻」。作者は一色邦彦さんで、1935年茨城県生まれの方です。
作者コメント
「たゆとう音楽の調べに身を委ね、心の安らぎを得る至福のひとときへの憧れを造形することで、人類平和への祈念とした」
だそうです。
女性の彫刻は、何故に、半裸か全裸なのでしょうか?女性の裸体は、美と、愛と、平和の象徴でしょうか?余り長く立ち止まり見つめていると、怪しいオジサンになるので、さっさと立ち去りました。
芸術とは離れます。
でも、また、ちょっと芸術?こんな看板が現れました。
「ひと・もの・未来 多彩な交流 劇場都市 かすかべ」とあります。
「アクシス春日部」で、春日部市商工振興センターとあります。春日部の中心で軸のようです。
それにしても、「劇場都市」とは、何ぞや?
それで、商工振興センター「アクシス春日部」は、耐震性能が不十分であることが判明したため、利用者の安全を第一に考え、平成29年4月1日をもって閉館したそうです。
確かに閉館しています。見た目にはそれほど古い建物とは見えませんでした。
お隣は、BAR ”来楽”で”ライラック”イイ感じです。
ライラックは英語名、フランス語名でリラ、和名はムラサキハシドイだそうです。でも、隣近所は ライラックと云うよりも、イヌフグリ的な風景。失礼しました!
背中に赤ちゃんをおんぶして、買い物袋を下げ、ベビーカーを押す若いお母さん、子育て真っ最中です。ご苦労様です、頑張って、楽しんで、子育てして下さい。
赤ちゃんは、ホントに!ホントに!ホントに! 可愛い~~~!
本日は、これまで。
それでは、また。