演歌は、寂しくて、懐かしくて、優しくて、悲しくて、そして、暖かくなりますね。
寒い夜は「焼酎のお湯割り」を飲みながら演歌を聴く。ひとり、遠~い過去の「しょっぱい思い出」を辿りながら・・・・・・・。
一度。やってみたいと思うのです。東北の寂しい港の小さな「居酒屋」で、ひとり淋しく酒を飲む。当然そこには「わけありげ」な「艶っぽい」女将いるわけです。
女将は誰がいいかなぁ。やっぱっり「八代亜紀」とか・・・・・・・ちょっとイメージではないなぁ。
そう! 思い出しました。居ましたこの人が。間違いなく、絶対に、誰が、何と云おうとも「風吹ジュン」です。風吹ジュン以外は考えられません。
誰かいた、誰かを忘れている・・・・・・と、思い出そうと半日が過ぎて、トイレの中で、ハットして思い出したのです「風吹ジュン」の顔を、忘れぽっくなりました
風吹ジュンと「再会」したのは、最近借りたビデオです。それは「男はつらいよシリーズ」44作目、1992年制作の「寅次郎の青春」のなかです。
風吹ジュンは私の「青春時代」のアイドルでした。彼女はきっと「良い経験」をしてきたのでしょう。「いい歳の取り方」をしていました。私の中では「ナンバーワン女優」です。
これを書く為に調べていたら、この映画が公開された年に彼女は、離婚をしていたのです。いろいろあったんだね・・・・・・。彼女はわたしより3歳年下です。
それで「寅次郎の青春」なのですが、舞台は宮崎県の油津です。港のそばで理容店を営み、ひとり暮らす「婚期」を逃した女性の役です。
昼休み、食堂で寅と知り合い、その後、散髪して貰う寅次郎。そのシーンが印象的なのです。
洗髪、マッサージ、ひげ剃り、寅の気持ち良さそう顔。明るい日差し、柔らかい風に窓のカーテンがそよぎ、耳に入るのは小鳥のさえずり、のどかで平和な秋の昼下がり・・・・・・。
忘れられないシーンです。
そのシーンで、「男」であれば「誰しも憧れる」カットがあります。こんな床屋さんがあれば、一週間に一度は行ってみたくなります。
それはですね。髭を剃るカットで、風吹ジュンが「立ち位置」の反対側の頬をそるときに、彼女の「胸」が寅の頬に、一時軽く触れるのです。
寅は身動き一つしませんが、きっと頬に「全神経を集中」して、その感触を確認している筈です。寅はそれを「サイン」として受け取り、暫くの間「髪結いの亭主」気分に浸るのです。最後は、いつものお約束通り振られます。
結婚そして離婚。この時、この映画を期に「女優風吹ジュン」は「いい女」になって戻ってきました。
山田洋次監督、「あんたはエライ!」。風吹ジュンの復活はあなたの力が大きく貢献しています。
もう一人います。監督が貢献した役者が、この前年の1991年に制作した「息子」に、下町の工員役で出演した「いかりや長介」です。
これからですね、彼が「シリアスな役」もこなすようになったのは、しかし、役者としてこれからという時に、亡くなりました。本当に残念でした。
「踊る大捜査線」の刑事、テレビの連ドラで演じた貧乏弁護士役「いい味」出していました。
この「息子」の主役が「永瀬正敏」でした。今回の「寅次郎の青春」で、風吹ジュンの弟役で出演していました。永瀬を知ったのは「息子」を観た時です。
この時の和久井映見が良かった。永瀬よりも良かった。可憐な乙女でした。
永瀬はいい役者と思いますが「歳を重ねた姿」が想像できません。これから役者として「難しい年齢」になる気がします。いつまでも「若者」はできませんからね。
今年、出演した黒木和雄監督の遺作 「紙屋悦子の青春」 が「若者」を演じる最後でしょう。
彼も今年は40歳のおじさんの筈ですから。
原田知世も来年は40歳。「おじさんとおばさん」の青春映画?
演歌の話しが、いつの間にか映画の話しになってしまった。
まぁ。いいでしょう。
東北の、寂しい港町の居酒屋の話はいつかまた・・・・・・。
今晩は、これでお終いです。
寒い夜は「焼酎のお湯割り」を飲みながら演歌を聴く。ひとり、遠~い過去の「しょっぱい思い出」を辿りながら・・・・・・・。
一度。やってみたいと思うのです。東北の寂しい港の小さな「居酒屋」で、ひとり淋しく酒を飲む。当然そこには「わけありげ」な「艶っぽい」女将いるわけです。
女将は誰がいいかなぁ。やっぱっり「八代亜紀」とか・・・・・・・ちょっとイメージではないなぁ。
そう! 思い出しました。居ましたこの人が。間違いなく、絶対に、誰が、何と云おうとも「風吹ジュン」です。風吹ジュン以外は考えられません。
誰かいた、誰かを忘れている・・・・・・と、思い出そうと半日が過ぎて、トイレの中で、ハットして思い出したのです「風吹ジュン」の顔を、忘れぽっくなりました
風吹ジュンと「再会」したのは、最近借りたビデオです。それは「男はつらいよシリーズ」44作目、1992年制作の「寅次郎の青春」のなかです。
風吹ジュンは私の「青春時代」のアイドルでした。彼女はきっと「良い経験」をしてきたのでしょう。「いい歳の取り方」をしていました。私の中では「ナンバーワン女優」です。
これを書く為に調べていたら、この映画が公開された年に彼女は、離婚をしていたのです。いろいろあったんだね・・・・・・。彼女はわたしより3歳年下です。
それで「寅次郎の青春」なのですが、舞台は宮崎県の油津です。港のそばで理容店を営み、ひとり暮らす「婚期」を逃した女性の役です。
昼休み、食堂で寅と知り合い、その後、散髪して貰う寅次郎。そのシーンが印象的なのです。
洗髪、マッサージ、ひげ剃り、寅の気持ち良さそう顔。明るい日差し、柔らかい風に窓のカーテンがそよぎ、耳に入るのは小鳥のさえずり、のどかで平和な秋の昼下がり・・・・・・。
忘れられないシーンです。
そのシーンで、「男」であれば「誰しも憧れる」カットがあります。こんな床屋さんがあれば、一週間に一度は行ってみたくなります。
それはですね。髭を剃るカットで、風吹ジュンが「立ち位置」の反対側の頬をそるときに、彼女の「胸」が寅の頬に、一時軽く触れるのです。
寅は身動き一つしませんが、きっと頬に「全神経を集中」して、その感触を確認している筈です。寅はそれを「サイン」として受け取り、暫くの間「髪結いの亭主」気分に浸るのです。最後は、いつものお約束通り振られます。
結婚そして離婚。この時、この映画を期に「女優風吹ジュン」は「いい女」になって戻ってきました。
山田洋次監督、「あんたはエライ!」。風吹ジュンの復活はあなたの力が大きく貢献しています。
もう一人います。監督が貢献した役者が、この前年の1991年に制作した「息子」に、下町の工員役で出演した「いかりや長介」です。
これからですね、彼が「シリアスな役」もこなすようになったのは、しかし、役者としてこれからという時に、亡くなりました。本当に残念でした。
「踊る大捜査線」の刑事、テレビの連ドラで演じた貧乏弁護士役「いい味」出していました。
この「息子」の主役が「永瀬正敏」でした。今回の「寅次郎の青春」で、風吹ジュンの弟役で出演していました。永瀬を知ったのは「息子」を観た時です。
この時の和久井映見が良かった。永瀬よりも良かった。可憐な乙女でした。
永瀬はいい役者と思いますが「歳を重ねた姿」が想像できません。これから役者として「難しい年齢」になる気がします。いつまでも「若者」はできませんからね。
今年、出演した黒木和雄監督の遺作 「紙屋悦子の青春」 が「若者」を演じる最後でしょう。
彼も今年は40歳のおじさんの筈ですから。
原田知世も来年は40歳。「おじさんとおばさん」の青春映画?
演歌の話しが、いつの間にか映画の話しになってしまった。
まぁ。いいでしょう。
東北の、寂しい港町の居酒屋の話はいつかまた・・・・・・。
今晩は、これでお終いです。
macと申します。
私にとって風吹ジュンさんと言えば、岸辺のアルバムです。
自分も浪人している時期に再放送を観ていたんですが、浪人生の国広冨之を誘惑する、明るく元気な でもどこか寂し気な女の子を熱演されていたのを思い出します。