歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

常盤台「高級住宅地」のクルドサックそして後ろ姿の哀愁

2008年01月15日 | 東京の風景
え~と、3日前の続きになります。そうです!「西武線シリーズ」の最終回です。

常盤台の「高級住宅地」の探訪です。以前に車で通り過ぎチラットと垣間見た「場違い」な風景を、じっくり、ゆっくり、歩いて見ようと云う事です。

「垣間見て」から、早数十年の歳月が流れ、時折眼にする、耳にする「常盤台高級住宅地」の情報。私の中で「イメージ」だけが増幅されていったのです。

「大衆的、庶民的、下町的」な東武東上線の沿線イメージと、高級住宅地のイメージの間を埋める時が、ついにやってきたのです。


住宅街の入り口で、先ず「ビックリ」です。

お屋敷です! 大邸宅です! このまま「高級料亭」として営業できそうです。きっと「名のあるお方」のお住いなのでしょう。

昭和10年代に東武鉄道が開発した当初から、ここにお住いになられているのでしょう。戦前を舞台にした、映画や、テレビドラマにピッタリのロケーションです。

もしかして、何度か映画やテレビに登場しているのかも知れません。軍服を着た高級将校が門の扉を開け現れる・・・・・・、そんな気がしてきます。

やっぱり! 思っていた以上に、この辺りは「凄そう」です。「田園調布」も端っこを通り過ぎただけですが、ここならば「勝負」できそうです。

真ん中には樹が植えられ、両側には高そうなお屋敷が並んでいます。


こんなところが、東武東上線にあるのです。東京と上州を結ぶ予定であった「東上線」の、中板橋駅と上板橋駅の間に挟まれた、「ときわ台駅」の近くに「高級住宅地」があるのです。

住宅街の外縁部近くに、円弧を描く通りがあります。


静かです。人通りがありません。カメラをぶら下げウロキョロしていると、警察に通報されそうです。


住宅がで事件が起きた時に、現場からの中継で“閑静”な住宅街と表現する事があります。

が、しかし、「画面」を見ると「何処が?閑静だ!」と、突っ込みを入れたくなるのですが、ここならば「閑静な」と云う枕詞がしっくりとします。


最近建てられた「面白くない家」もチラホラと見かけますが、やっぱり「見物人」としては、時代を経過し“物語”が、想像?、妄想?できる、「面白そうな家」がいいです。

住んでいる人は、高級住宅地に住むだけで満足して下さい。住めない人は眺めるだけなのですから、見物人を楽しませるように、せめて外観だけでも「古い景観」を再現する、それなりの家を建て下さい。


住宅街を入って直ぐに「クルドサック・・・仏蘭西語で“行き止まり”」を見かけたのですが、横目でチラット覗き、全体を見て回った後で、ゆっくり観察と思っていたのです。

ところがしかし、歩き疲れた終着点、好奇心も薄れ、そのまま駅に向かい帰路に着きました。

ゆっくりとカーブしたホームの先に見えるのが、「あの踏切」です。


ときわ台から電車に乗り、池袋で山手線に乗り換えです。西武線シリーズはこれでお終いです。

最後は、この「お父さん」の“哀愁”溢れる後ろ姿で終わります。


それでは、また次回も宜しく。


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3 コメント

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ときわ台 (近くの駅)
2016-05-15 22:37:13
はじめまして!
ときわ台の住宅地素敵ですよね。
初めて通りかかった時はなんだろう…ここ…綺麗なお家がいっぱいある。とびっくりしました。
古いお家も歴史を感じられていいし、お花の沢山咲いているお家も品があって可愛らしいなとと思いました。
いろんなタイプのいいお家が眺められて歩くのが楽しいです♪
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Reときわ台 (cocoro1)
2016-05-16 09:27:51
“近くの駅”さん、コメントありがとう御座います。ときわ台のこの一画は、とても素敵な住宅地です。

失礼ながら、東武東上線のイメージとは、かなりの落差?

クルドサックを撮り忘れたのが心残り、いつかの日かもう一度です。
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Unknown (さかいのぶよし)
2020-08-17 10:08:37
大木があり、大きなお屋敷は綺麗に維持するのは、労力、経済力が必要。宮城の掃除は勤労奉仕で賄ってる。喜んで、楽しんでもらえば社会貢献になっているか。時代の流れで山の手線の電車のカラーはスマートなラインに、首都圏の路線の車両も。小生は白髪とシワ、たるみで年期が入った。
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