雨つぶしとしと

14:16 空には雲底のけぱけぱや、層状の雲の鋭いエッジ。大気には水分がたっぷりありそうです。

駅に向かう途中のカタバミらんど。そんな言葉があるわけではないのですが、モコモコ盛り上がってきて水面から顔を出す島のようにも見えます。

いつもはのんびりした印象のある190段階段中腹のカエデが早くも新芽をデプロイし始めました。よくみると赤い蕾もありました。

先週は二人しか咲いていなかったスノーフレークも賑やかにリンリンし始めました。

一足さきに目覚めた子が「ぽつねん」としていた場所も今はこんな風です。
先ゆくワイフがしゃがんで手招きをしているので追いつきます。

スミレさんです。起きたてなのかしょわしょわしたかんじです。書きながら
マルチーズ署長を思い出します。
おしりたんていようやくシーズン6まで見終わりました。
「そうか、もうスミレも起き始めたんだなぁ」と頭のなかで埃を被ったスイッチをパチパチと入れて春センサーを動かし始めます。ピピッ!

コブシです。ハクモクレンより、もう少し後かと思ったのですが、森のなかまの記憶なのであまりアテになりません。目の前のことが全てであります。

こちらは満開までもうちょいのヒュウガミズキ。辺りにはマスクごしにもジンチョウゲの爽やかな香りが漂っています。

電車から降りると、結構な雨になっていました。何気なく撮ったのですが、雨粒の跳ね返りとかが写っているものですね。

開店直前のナズナさんでしょうか。コンクリートの僅かな隙間から出店のようです。アーバンです。

この木は、同じような場所からいつも新しい葉っぱがでています。よくみると葉っぱの出ている面は垂直に黒っぽいです。雨水が流れやすいのか、内部で水分に偏りがあったりするでしょうか。そういえば蝶もこのあたりに止まっていたような(
ちょっと違うようでした。
パーマネント風には「ちょうだけにちょうちがう」など)。

アジサイの新芽が道にはみだしています。なかなかの承認欲求でありますが、考えてみれば、あれだけ大きな花をこさえるのですから大きな葉っぱを展開する必要があるのでしょう。

お気に入りの場所へ到着します。そういえば最後にここへ来るのは
初詣の1/4ぶりでした。

谷を登るとヤマボウシの木をみます。残っていた赤い葉っぱが濡れて色濃くなっていました。

カンヒザクラでしょうか。久しぶりの一眼で露出補正を忘れたのか思ったより明るく撮れてしまいました。多分一般的には適正露出かと思いますが雨の日っぽくないですね(感じ方には個人差があります)。露出ひとつで雰囲気がガラリと変わるのは、分かっているつもりでもおもしろいです。

この地区で、毎年最初にハナニラさんが咲いているのを見つける場所では、既にたくさんの子が咲いていました。
お日さまをさんさんと受けて輝く姿も愛らしいですが、こんな風に物陰でしっとり姿もステキであります。

こちらの地区の花壇でもスノーフレークがりんりんしていました。紫色のモヤっとしたのはハナダイコンが手前に入って盛大に前ボケしたものです。ちょっとだけ入ってもらい色を添えてもらいました。

グレーチングから見える冬のおとしもの。これまた濡れて色が濃くなり、ニスを塗った工芸品のような艶がでていました。

凛とした姿に雨粒をのせています。この日の目的は、夫婦でこの場所のハクモクレンを見に来ることでした。見られてよかったのであります。

金属製の椅子が近くにあり、こちらにも雨粒がのっています。雨の日にカメラを使うのは鬱陶しいことですが、普段見られないような光景を見つけるとパチパチとしてしまいます。

あっ。ガントリークレーンに灯りが灯っています。特に作業中ではないようです。
丘を降ります。

遠くから見つけて「まさか」とは思いましたが、ナガミヒナゲシです。
森のなかまんちの地区ではサクラも終わり、ハナミズキがニコニコした時期に見つけられると「もう五月の連休か?」と錯覚させるような子です。地区によって随分ちがうようです。

こっ、これを飾った方はかなりの手練れですね。森のなかま夫婦などはひとたまりもありませんでした。普段あまり歩かない道を初めて逆走してみました。いろいろな発見があります。
もうひとつ別の用事をすませます。

いつもの首都高下です。一眼には望遠ズームをつけっぱなしにしているので、気になっていたブイをグイッと引き寄せてみます。
「
HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」長い名前ですね。Kマウントユーザがダブルズームキットの望遠ズームからステップアップすると、これになるかと思います。
軽量コンパクトで(キットレンズと比べて)画質も良く、他メーカの純正品に比べリーズナブルなお値段で購入できます。しかも防滴なので雨の日も臆せず使えます。使ってしまいました。
とはいえ鏡筒の伸び縮みさせればそれなりに湿った空気も入り込むかと思いますので、アパートに帰ってからレンズを外してカメラ、レンズ内の空気を入れ替えました。こんな調子で使ってるので防湿庫などは持っていません。置き場所がありません。

中国の方からしてみると変な言い方ですが、ホットの鉄観音茶。ここの鉄観音茶はなかなか美味しいです。ポットはときどきによって違うようです。
久しぶりの福満園さん。スタッフが少し変わったようです。困ったことに一皿の量が増えたようです。こちらの胃が小さくなったこともあり品数が。。とはいえ美味しく頂かせていただきました。

お湯のお代わりをいただいた後の茶葉はこんな感じでした。お茶
はも詳しくないのですが、ほんのりと甘みを感じ、やらわらかく丸みのある味でありながらも油をスッと包み込んでしまいそうな味わい。
以前ご主人と話した時に「茶葉にもランクがあってそれなりのものを」と話されてていたのを思い出します。確かに別のお店で頂いたときは、また違った印象でした。
ポット(ホット)で出しているお店があったら試してみるとよいかもしれません。美味しいのに当たったら通う価値ありかと。ちなみに冷たいのはペットボトルのものか、同等のものになるかと思われます。

お店を出ると雨は小降りになっていましたが、日曜日はしっかりと降っています。
それでは、
アデュー!