気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

はさ木、稲かけ(掛け、架け)雑感

2005-10-11 22:55:04 | 心象風景・身辺雑記
田圃の稲刈りも大体終えたようだ。
夏の青田が9月に入りだんだんと黄色く色づき、刈り取られ
田圃には久々に茶色の地面が見え。刈り取られた稲株が規則正しく
並んでいる。

刈り取った稲を干すためのはさ木の形状にも地域差があり。
しらなかったのだが、写真のようなのが一般的であるらしい。
刈り取ったその場で干せるわけだから運搬の手間も省け合理的である。

新潟ではむしろ、記事のように杉の木等の立ち木を利用して、
垂直に何層にもして干すことが普通の方法だと思っていた。
「稲刈り 新潟・旧山古志村」

しかし、この写真にも違和感がある。
地上から稲束を投げ上げて「梯子」に登っている人が受け取り稲束を
はさ木に架けている。
これでは梯子の上下付近ではさ木に稲を架けてしまったら、一端地上に
おりて梯子を移動させる必要がある。

私の経験では、はさ木にまたがり下から投げ上げられた稲束を受け取り
はさ木に架け手の届く範囲をかけ終わったらはさ木上で移動して、
稲かけの作業を継続した。それを下のはさ木から徐々に上のはさ木へと
移動し繰り返すのだ。
その意味では、この写真と文がぴったりである。
「稲かけ」
作業を手伝う子供の心情も同じである。
ただ、母ははさ木に登ることは滅多になく、父や兄と日が沈むまでやった。
文にあるとおり子供は貴重な労働力であったのだ。

そして、今はぐうたらなオヤジであるが、私の子供時代はまさにこのような
時代を経験してきた。

だからどうなの? には敢えて答えない・・・
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4 コメント

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Unknown (な!)
2005-10-12 11:18:07
田んぼの少ない沖縄ではほとんど見ることの無い風景です。

ほんとに教科書とかでしか見かけた事がありません。

にもかかわらず、なんとなくなつかしいとかおだやかな感覚に包まれるのはここにいたるまでの労働の厳しさを知らないからでしょうか。
返信する
ところ変われば、ですね (クロタマ)
2005-10-12 19:18:43
な!さん 感想ありがとうございます。

私は裏日本と言われる新潟育ちでしたので、

子供の頃の教科書にあった「正月には凧揚げをして

あそびます」という挿絵には違和感を覚えました。

返信する
小田掛け (Cyu)
2005-10-14 22:16:41
千葉の方では写真のような感じで何列にも連なって干していました。(昭和50年頃まで)

http://borsohnk.exblog.jp/214385/

(写真のはオーナー制の棚田で観光地化している)

稲を刈り取り小田掛けして、乾燥したら脱穀機まで持っていってと手間がかかります。

小田掛け中に台風が来ると竿が倒れて、稲がびしょびしょになったりと天候に左右されやすいです。そんな関係で10日から時によって1ヶ月近く乾燥することもあります。
返信する
田ごとのはさ木ですね (クロタマ)
2005-10-15 07:32:45
Cyuさん こんにちは

山間地の田は、猫の額のように狭く、段々状に

なっています。

「小田掛け」という形容にぴったりな写真ですね。

稲作は手間がかかり大変な作業なのは、こういう

山間地にまで耕作しているからなのですよね。
返信する

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