パソコンを廃棄するというので

使っていないんだから廃棄処分するというので
多分たいしたデータも入っていない内蔵HDDを
情報保護の観点から本体から取り外す。

午後からの仕事だったので、本当は一度電源を入れて動くのを確認して見送りたいと思ったのだが。
ブラウン管モニタからどんな表示が出るのだろう、と。
でも、再びキーボードやマウスや電源ケーブルを接続するのも面倒な気がして。
十数年もほったらかしにしていたので未練も希薄になるのも致し方ないか。

取り外したHDDは、破壊してから普通の燃えないゴミで処分しようと思うのだ。
その前に、このHDDにどんなデータが入っているのか確認したい。
もっとも、プライベートなデータはコピーしてあると思う。

IDEのHDDをUSB経由でパソコンに取り込むインターフェースを備えたケースがある。
価格が気になったのでネットで調べる。
そしたらケースなしでもっと簡易なインターフェース内蔵のケーブルもあるようだ。
既にHDDを取り外したので、いずれこれを買おうかな、と思ったり。
ま、小物までは処分せよとは言われないと思うので、いつになるかは定かでない。

Win95のデスクトップパソコンから取り外したHDD容量は8.4GBとあった。
隔世の感がする代物だ。


夕方仕事場にメールがあり回収依頼していいか？と。
いいよと返事したら「仕事早いね」だって。


褒められて　嬉しくもない　未練かな


多分、就学前の頃。
廃品回収の業者に母が何かないかと出したのが納屋に移されてあった壊れた目覚まし時計。
そばにいた私にこれ出すよ。
無言で目覚まし時計を見る私。

あの頃から捨てることに未練を残す性格だったようだ。
三つ子の魂というものなのかも知れぬ。

モノですらそうなのだから、気持ちと気持ちが交差する人との出会い、交流というものが
長い人生において一時的にでもあれば、それが
時を経て関係が間遠になっても呼びかけがあれば都合がつく限り参加する性分なのが
私なのかなと。