南アメリカのガイアナの首都ジョージタウンの国際空港で、ボーイング737旅客機がオリカラの豪雨で着陸に失敗、滑走路から外れて草地に突っ込み、胴体の前部が折れて大破した、というニュース、映像も観ましたが、胴体が翼の手前、全体の3分の1くらいのところで、まるであのコンコルドの機首のようにくの字に折れ曲がり、ほとんどちぎれかけているようにも見える壊れ方に目が吸い寄せられました。これで、乗り合わせていた乗員乗客合わせて163人から死者が一人も出ていないなんて、にわかには信じがたいひどい事故っぷりです。もっとも、ほとんど運が良かったとしか言えないような状況だったようで、突っ込んだ草地は少し先に深さ60mの谷があったとのことです。もちろんそこまでオーバーランしていたら全員死亡もありえたわけで、こうしてけが人だけで済んで機体も無事回収できる形で残ったのは僥倖だったと思います。でもどこかの国みたいにひょっとしてとっとと埋めてしまったりしないだろうか、なんて一瞬でも考えてしまうのは、彼の国の高速鉄道事故の影響が頭にこびりついているんだな、と意識しないではありませんが、この国、英国連邦の一員だそうで、そのような非文明的な取り扱いをしないだろうとは信じられそうです。
それにしても、このガイアナという国、不勉強ながら私はこのニュースで初めて知ったのですが、一体どこにある国なのか、とちょっと調べてみましたら、南アメリカ大陸の東北、丁度大きく東に出っ張るところの一番上のところにチョコン、と乗っかっている感じの、人口76万、面積21万5千平方キロほどの小さな国でした。大体本州くらいの大きさの国です。国名は現地の言葉で豊かな水の地、とよばれるそうで、熱帯雨林に覆われた自然豊かな国土とのこと。コナン・ドイルの書いた、アマゾンの奥地に恐竜が残っている未開の土地がある、という話、「失われた世界」を着想した舞台がこの国だそうですから、どんな自然環境か、何となく想像できそうです。
およそ100年前に小説を書いたコナン・ドイルには信じがたい光景かもしれませんが、今やそんな「失われた世界」にもジェット旅客機が飛んでいるんですね。ソレはソレでちょっとした感慨を催します。もちろん上を飛べるようになったからと言って熱帯の原生林が全て赤裸々に解き明かされるわけではけしてありませんし、マヤ・アステカ文明などを含め、多くの謎を秘めた『暗黒大陸』の側面はまだまだ根強いものがあります。恐竜よりもはるかに巨大な『鋼鉄の鳥』が24時間無数に跳び回る時代だからと言って、「失われた世界」がどこかで密かに息づいていたほうが、夢があってよさそうです。
・・・それにしてもB737なら長距離飛ぶ飛行機ではなかったと思うんですが、一体どことどこを結んで飛んでいたんでしょうね。ガイアナを知らなかったと同様に、出発先もまた知らない国や都市である可能性も大きそうですが、ちょっと気になります。
それにしても、このガイアナという国、不勉強ながら私はこのニュースで初めて知ったのですが、一体どこにある国なのか、とちょっと調べてみましたら、南アメリカ大陸の東北、丁度大きく東に出っ張るところの一番上のところにチョコン、と乗っかっている感じの、人口76万、面積21万5千平方キロほどの小さな国でした。大体本州くらいの大きさの国です。国名は現地の言葉で豊かな水の地、とよばれるそうで、熱帯雨林に覆われた自然豊かな国土とのこと。コナン・ドイルの書いた、アマゾンの奥地に恐竜が残っている未開の土地がある、という話、「失われた世界」を着想した舞台がこの国だそうですから、どんな自然環境か、何となく想像できそうです。
およそ100年前に小説を書いたコナン・ドイルには信じがたい光景かもしれませんが、今やそんな「失われた世界」にもジェット旅客機が飛んでいるんですね。ソレはソレでちょっとした感慨を催します。もちろん上を飛べるようになったからと言って熱帯の原生林が全て赤裸々に解き明かされるわけではけしてありませんし、マヤ・アステカ文明などを含め、多くの謎を秘めた『暗黒大陸』の側面はまだまだ根強いものがあります。恐竜よりもはるかに巨大な『鋼鉄の鳥』が24時間無数に跳び回る時代だからと言って、「失われた世界」がどこかで密かに息づいていたほうが、夢があってよさそうです。
・・・それにしてもB737なら長距離飛ぶ飛行機ではなかったと思うんですが、一体どことどこを結んで飛んでいたんでしょうね。ガイアナを知らなかったと同様に、出発先もまた知らない国や都市である可能性も大きそうですが、ちょっと気になります。
