今朝の奈良市の最低気温は25.2℃、昼の最高気温は26.1℃、五條市の今朝の最低気温は24.1℃、昼の最高気温は25.3℃でした。台風10号を迎えて、今日は1日雨模様の天気でした。とは言うものの、集中豪雨的な降り方はしていませんし、風が強くて横殴りの雨に、というようなこともなく、どちらかというと梅雨空のようなジメジメしとしとといった感じの降り方が終始続いていました。もっとも五條市の方は午前中に時間雨量10ミリを超える雨が1時間あまり降り続いているので、それなりに大雨感はあった様に思います。そんな台風絡みの天気だったので、今日の最高最低気温は時間帯も違い、最低気温は現時点で奈良市五條市とも20:10で奈良市23.9℃、五條市23.3℃、最高気温は奈良市が3:34で26.8℃、五條市が17:32で25.9℃となっています。その台風10号ですが、四国横断後、和歌山県潮岬沖を通過した直後から北上を開始するという予報図になっています。もっとも北上の速度は遅いですし予報円がやたらでかく、明日の15時現在の予報円でいうと、西は和歌山県から東は静岡県の西の端まで円内に入っているので、今後どっちに行くかまるで不明です。それと、いい加減熱帯低気圧になるのかと思っていましたら、しぶとくギリギリ台風の風速を維持しています。再び海に出て少しはエネルギーを得たりしたんでしょうか?
さて、この台風については、伊勢湾台風以来の超大型台風、というふうにその規模や威力が喧伝されていましたが、九州に向けて北上中に、台風の目が鹿児島県屋久島に差し掛かった途端、くっきり明瞭な目が突然曇り、台風の形が崩れて威力が急速に減退していくという様子が観察されたことから、屋久島が守ってくれた! というような言説がSNSで流れていました。屋久島は最高1936mの高さを誇る山がそびえており、さしもの台風も屋久島の防御力には屈しざるを得なかったと言われると、なんとなくなるほどという気にもさせられます。これについて、オンラインニュースのJ−CASTニュースが気象庁のアジア太平洋気象防災センターに取材して専門家に確認したところ、「その影響はなかったとはいえない」としつつも、主要因は「大陸の高気圧の縁にある乾燥した空気が台風の北西側から流れ込んだため」という原因説を紹介されていました。希少専門家は、「いずれこの乾燥域の影響を受けると予測していたが、予想より影響が早かった」と語ったそうで、屋久島上空に目が差し掛かった時たまたま予想より早く乾燥した空気が流れ込んで積乱雲の発達を阻害、台風を弱めた、ということらしいです。でもまあ科学的事実は事実として、守護神・屋久島が当たるを幸い台風を蹴散らしてみせた、と思ったほうが精神的には満足できそうな気が致します。