民主党前原党首が辞任致しましたが、このところ体調悪化などでテレビ新聞から遠ざかっていたせいか、どうも唐突な感が否めません。まるで国民福祉税構想が潰えた細川首相が内閣を放り出すようにして退場したのとだぶって見えてしまいました。民主党を変えられる人かも? とちょっと期待していただけに、この辞任にはやや残念な感じもいたします。折から例の偽メール問題で民主党の調査報告書が出ていますけど、これを見る限り、前原党首が辞任までしなければならないとも思えないのですが、永田議員が辞任しない以上、民主党から国民の信頼を失わせた責任をとって辞めるんだとか。でも、永田議員がそのまま残っていたら結局国民の信頼は取り戻せないようにも思えます。永田議員を党から除名した上で、自分も責任をとって辞める、というのならまだわかる気もするのですが、どうしても、いつまで経っても回復の見込みのない民主党の退勢に、責任をとるという形で党首の座を逃げ出したような感じがしてならないのです。はたしてこの後誰がその席に着くのか。その人で民主党は挽回を期すことができるのでしょうか。民主党が力を失いすぎて結局自民党の一人勝ちという構図は見たくないので、なんとしても挽回できる人に舵取りをしてもらいたいのですが。
建築士や建設会社への罰則が強化される建築基準法改正案が閣議決定したとのことですが、これで施工主やデザイナー、構造計算担当の建築士等の間の力関係が適切になるのか、疑問が多い気が致します。いくら罰則が強化されても、今回のように施工主が安さを求めて建築士に有形無形の圧力をかけたりしたら、ぐらっとくる人も出てくるでしょう。個々の罰則を強化するよりも、いかにこの理不尽な力関係を適切な形に持っていくかを考えた方がより安全な建築物の建設に寄与するように思うのですが、それは難しいことなのでしょうか?
建築士や建設会社への罰則が強化される建築基準法改正案が閣議決定したとのことですが、これで施工主やデザイナー、構造計算担当の建築士等の間の力関係が適切になるのか、疑問が多い気が致します。いくら罰則が強化されても、今回のように施工主が安さを求めて建築士に有形無形の圧力をかけたりしたら、ぐらっとくる人も出てくるでしょう。個々の罰則を強化するよりも、いかにこの理不尽な力関係を適切な形に持っていくかを考えた方がより安全な建築物の建設に寄与するように思うのですが、それは難しいことなのでしょうか?