かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

食料自給率を上げなければいけない理由を、基本から議論しないといけないのではないかと思います。

2019-06-30 18:48:37 | Weblog
 今朝の最低気温は25.5℃、最高気温は29.3℃、五條市の今朝の最低気温は24.1℃、最高気温は28.2℃でした。夜の間に何度か雨が降りましたが、今日も朝のうちは曇りで時折日差しも差していました。それが変化したのが3時過ぎくらいからで、降り出した雨が徐々に強い降りに変わり、4時過ぎには豪雨と呼ぶにふさわしく、近辺では、4時前後の1時間に30ミリ以上降っていました。その大雨の雲が去った後は一時小康状態になっていますが、次の雨になりそうな雲が九州から四国に流れてきており、今夜半にはこちらでも降り出すのかもしれません。

 さて、農林水産省が、仮に食料輸入がストップしても芋を作って食べることにすれば、昭和20年代後半水準のカロリーは確保できる、というパンフレットを配布しているそうです。2020年までに、食料自給率をカロリーベースで50%に上げよう、という政策課題のためのパンフレットですが、それによると、肉は9日に1回約100g、鶏卵は週に1個、牛乳は6日にコップ一杯(牛乳瓶1本)、毎日の食事はさつまいも4本とじゃがいも1個、ご飯2杯に魚の切り身1つ、野菜がいくらか、というようなものになるのだとか。戦時中〜戦後すぐ位の食生活と思えば大体あっているんではないでしょうか。まあそんな食事が毎日続いたら多分耐えられないと思いますが、そもそも食料だけが輸入されないという事態が空想的と言わざるを得ないと思うので、あまり意味のない想定なのかもしれません。そもそも、何のために食料自給率を上げるのか、上げないといけないのかという話がほとんどありませんから、どうも話が空想的で真剣味に欠けるように見えてしまいます。国民が消費している食料の6割(カロリーベース)を輸入に頼る我が国にとって、世界の食料需給が逼迫して自由に食料を買い集めることができなくなる、ということが本当に近い将来に予測されるのなら、これは農水省だけの問題ではなく国を挙げての大問題になるでしょうし、海外から食料を買えるかどうかは我が国の国力が問われる問題であり、農水省だけでできる話でもありません。そのへんを全部無視して農水省だけで話をしようとするから余計空想的で現実感の乏しい話になってしまうのではないでしょうか? 本当にそんな危機が目の前になるのだとしたら、それは文字通り最優先で議論されるべきで、選挙でも常に1番目の政策課題でなければおかしいでしょう。結局このパンフレットも、将来本当に危機がやってきた時に、ほら自分たちはこうやって以前からちゃんと警鐘を鳴らしていましたよ、と言い訳するための活動でしか無いようにも見えてしまうのが残念です。

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G20無事終了とのことですが、プラスチックに替えて手軽に使える容器やフィルムは果たして現れるでしょうか?

2019-06-29 21:55:45 | Weblog
 今朝の最低気温は23.7℃、最高気温は32.5℃、五條市の今朝の最低気温は22.1℃、最高気温は30.8℃でした。今日は一日雨かと思ってましたが、午前中は晴れて日が差す時間もあって、雨が降る気配はありませんでした。ようやく夕方になって怪しい雲が広がり、夜には降り出してきましたが、想像していたよりは随分と遅い降り始めでした。おかげで降ってきたらしょうがないなと思いつつ干した洗濯物もよく乾き、降り出す前に取り込むことができました。梅雨時期の休日としてはまさに僥倖といえる一日だったと思います。懸念された大雨もどうやらかなり北寄りに進んでいるようです。強い雨の領域が通りそうな能登半島や富山県、新潟県などはこれから朝にかけて警戒が必要でしょうが、こちらの方は恐れるほどの雨は落としてこなさそうです。しかしながら、今日はやたら蒸し暑い一日でした。日差しがほとんど無いのに30℃超えとは、梅雨前線が北に上がって、太平洋側の真夏の空気にさらされているのでしょうね。明後日には7月、いよいよ夏が始まる月になりますが、いきなりのこの蒸し暑さは少々こたえました。

 さて、何かと話題になっていたG20も無事に終わり、大阪には日常が帰ってきたそうです。奈良の方では、通勤で使っている近鉄がG20でどうのこうのと駅や車内で喋っていましたが、大阪に行かなければ何の影響があるわけでもなく、ああそういう催しがあったんだな、とその時に気づくばかりでした。とは言え、世界20カ国の首脳が集まって話をするという一大政治劇ですから、その内容が今後の生活に影響を及ぼしてこないとは考えにくいです。報道されているように、2050年までに海洋投棄されるプラスチックごみをゼロにする、という宣言もなされましたが、スーパーやコンビニで配られているレジ袋も有料化が進み、使われなくなるといったようなことは既に動きが始まっていますが、例えば惣菜のトレイやパックのためのラップ、使い捨てのフォークやスプーン、パンやおにぎりの包装など、当たり前にあった使い捨てのプラスチック製品が、これからどんどん変化していくんじゃないでしょうか。1970年代頃から急速に増えたプラスチック文化が一変する、時代の一大転換期を迎えているのかもしれませんね。

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ついに三重県で豚コレラ発生! 結局全然止められていないんじゃないでしょうか?

2019-06-27 19:54:10 | Weblog
 今朝の最低気温は22.7℃、最高気温は27.4℃、五條市の今朝の最低気温は20.1℃、最高気温は26.7℃でした。今日は朝から雨が降る予報通りの生憎の空模様でした。昼に一時上がる時もありましたが、その後また降り始め、夕方には雨脚がかなり強くなってきました。懸念された台風はどうやら進路が南にそれ、明日朝関東方面に向かう模様ですが、台風が行った後も刺激を受けたのか北上した梅雨前線が活発になって、とにかく雨続きの毎日がしばらく続くようです。靴や傘が乾く暇もなさそうなのがやっかいですが、梅雨時期とはそういうものだと思うよりないでしょう。

 さて、なかなか収束する気配が見えない、岐阜県の豚コレラ禍。これまでも隣の愛知県などで発生があり、不気味にも少しずつ広がっている感が否めない様子がありましたが、昨日の報道によると、ついに三重県でも発生が確認された、とのことでした。25日に捕獲され、ウイルスの陽性反応が出ていた野生のイノシシ2頭について、その後の精密検査で感染が確認されたとのことです。まあ三重県と言っても、愛知県との県境にある町、いなべ市での発生で、我が奈良県はまだまだ遠いところにありますが、やっぱり食い止められないでいるどころか、そのまま広がりを見せつつあるというのを目のあたりにするのはなかなかに厳しいものがあります。なにより野生動物にとって県境など関係ない話で、山続きで繋がっていればいずれやってきたとしても不思議ではありません。いなべ市から奈良県境まではほんの数十キロ。もし間に挟まる形の滋賀県南東部でも発生が見られたりしたら、もう奈良県も時間の問題と思うしか無いでしょうね。そうなると近畿圏への侵入を防ぐ術はなく、すでに一度大阪で発生しているように、近畿一円に蔓延して、近畿圏の豚飼育もままならない状況へとなりかねない危機が迫っているのでしょう。イノシシ向けのワクチン餌がどれほどの効果を上げているのか全く判らないですし、万一なし崩しに西日本の豚産業が壊滅したら一体誰がこの責任を取るのか、あの時に豚にワクチンを摂取していればよかった、とあとで振り返っても何の益にもなりません。猖獗極まる災いを本気で防ぐ気があるのなら、早く飼育豚へのワクチン接種を決断すべきではなかろうか、と素人ながら思わざるをえません。

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明日は台風接近! って、この台風一体どこから現れたのかと驚きました。

2019-06-26 20:06:05 | Weblog
 今朝の最低気温は19.1℃、最高気温は29.6℃、五條市の今朝の最低気温は16.4℃、最高気温は30℃でした。今日はやや雲が多めの晴れ空で朝が始まり、午前中は晴れていましたが、午後からはその雲が広がって日差しが途切れました。それでも気温は上がり、夕方は随分と蒸し暑かったです。ただ、夜には雨が降りそうな空模様でしたが、少なくとも帰宅時にはまだ降りませんでした。どうやら雨は今夜半頃からになりそうですね。というわけで明日は1日雨の模様、明後日以降もしばらく降ったり止んだりの梅雨らしい天気になる模様です。ただ気になるのは、どうも台風がやってくるらしいこと。現在沖縄の南にいる熱帯低気圧が、北上しつつ勢力を上げ、明日夜に列島へ接近する頃には小さな台風になる見込みなのだそうです。今のところ、進路はまっすぐこちらに向かってくる模様。最接近は明日から明後日にかけての夜中になりそうですが、小さいからと言って油断していると梅雨前線+台風の雨で痛い目にあいかねませんから、とりあえず警戒は必要です。明日も早めに帰宅して影響の出ないうちに家にたどり着いておかないと、昨年みたいに台風で家に帰るに帰れず、なんてことになるかもしれませんね。

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平重盛卿の邸宅「小松殿」が出土という一報に、少しく心が踊りました。

2019-06-25 21:04:44 | Weblog
 今朝の最低気温は17.2℃、最高気温は31.2℃、五條市の今朝の最低気温は15.1℃、最高気温は30.5℃でした。今日は朝から文字通り雲ひとつ無い快晴の青空が広がりました。午後には雲が出てきて時折日差しが陰りましたが、日が落ちるまでよく晴れ、気温もしっかり上がりました。この晴れの天気は明日朝までは続くようですが、その後は急速に傾き、夜には雨が降り出す模様です。できれば帰宅するまではもって欲しいところですが、多分無理っぽい気がします。

 さて、京都市南区に、800年ちょっと昔、平清盛の長男平重盛の館「小松殿」がありましたが、この程、建物の建設に伴い民間会社の手で発掘調査が行われ、これまで見つからなかった「小松殿」の遺構、庭の池跡が発掘されました。
 場所は、平安京の左京の方、八条二坊五町の一角で、およそ215平米を調査したところ、調査地の東の端から、東西15m、南北10mに渡り池の跡が出土しました。その遺構の遺物として土器や瓦が出土し、その様子から、平安時代末に完成、鎌倉時代初期には埋められたものと推測されます。
 その才能を嘱望されながら平家の栄光を背負う前に父清盛よりも早くに夭折し、資盛、維盛ら息子たちが清盛亡き後一門の棟梁となった宗盛に疎まれて非業の最期を遂げることになるという、平家の栄枯盛衰を体現する悲劇の一族ですが、今までその邸宅が発見されていなかったというのは少しばかり驚かされました。もし早死しなければ平家が傾くことも無かったかも? と思わせるような、完全無欠の王子様として平家物語に描かれた重盛卿ですが、史実では結構乱暴者だったという話もあり、その人間像にはなかなかに興味が尽きません。まあさすがに平家物語に描かれたような完璧人間であっても、もし仮に清盛以後まで長生きしたとしてあの時代の流れを止め、壇ノ浦での滅びを回避できたかというと厳しいと言わざるを得ませんが、それでも、宗盛が采配を振るっていたよりはもしかしたらもう少し何とかなっていたかも? などと期待させるものがあったようにも思えます。まあそれもこれも平家物語の影響が大きいですが、源氏と雌雄を決する前に歴史の舞台から退場してしまったのは残念なことだと思います。
 
 ・・・しかし、「小松殿」が出土して、建物の建設はちゃんと進むのでしょうか? 京都とか奈良は掘ればなにか出てしまう土地柄で、しかも何か建てるときは自費で発掘調査しないといけないと聞きますが、こうしてなにか見つかったりしたら結構面倒なことになるんじゃないかと思います。今度の場合はどうなるのか、報道が続報を出すのならその結末を知りたいものですね。

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頭の外から脳に電気刺激を与えると、記憶力が改善するのだそうです。

2019-06-24 19:58:25 | Weblog
 今朝の最低気温は18.6℃、最高気温は29.2℃、五條市の今朝の最低気温は18.1℃、最高気温は28.2℃でした。今日はよく晴れました。快晴、とはいかず、それなりに雲に日が陰る時も観られた一日でしたが、少なくとも雨が降りそうな、というような時間は全く無く夜を迎えました。天気予報によると、明日はしっかり晴れて気温が上がり、明後日からは梅雨前線が西から持ち上げられるように北上してきて、ぐずついた天気になる模様です。ようやく梅雨本番ですね。

 さて、ロサンゼルス大学のジェシー・リスマン助教授らの研究グループが学術ジャーナルMIT Press Journalsに発表した論文によると、ヒトの脳の左側の前頭前皮質に電気刺激を与えたところ、記憶力がかなりアップすることが明らかになった、とのことでした。その電気刺激も、外科手術的に電極を埋め込んだりしたわけではなく、うつ病などの治療にも利用されている「tDCS(経頭蓋直流刺激)」という外部から電気を流す方法で、ニューロンを電気刺激で興奮させたところ、記憶力の改善が認められたとのことでした。
 頭に孔を開けること無く電気刺激を脳に与えるなんて便利な機械があるものですが、そうやって実際に刺激を与えて記憶力が変化するというのもなかなかに面白い結果です。
 そこでコレが本当に掲載された論文なのか調べてみたのですが、残念ながらブログを書く前の短時間ではその論文は発見できませんでした。ただ、研究したジェシー・リスマン助教授は、確かにUCLAに在籍する脳の記憶関係の研究者であることは確認できました。ロサンゼルス大ではなく、カリフォルニア大ロサンゼルス校でしたが、まあそれくらいはちょっとした誤植という程度の間違いでしょう。業績も載っているので、この論文が本物でしたら、近い内にこちらも更新されることでしょう。
 しかし、簡単に脳に電気刺激を与えられて脳内をコントロールできるのだとしたら、やっぱり夢を見やすくしたりとかもできるようになるんじゃないでしょうか。また、全没入型VRMMOなんて夢のまた夢、実現は無理だろうと思っておりましたが、案外簡単にできたりするのかもしれませんね。そんな世界が早くやってきてくれたらと思います。

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古くから東西の行き来に立ちはだかる大井川が、リニア新幹線にも影響を及ぼすとは。

2019-06-23 19:01:06 | Weblog
 今朝の最低気温は19.3℃、最高気温は26.4℃、五條市の今朝の最低気温は18.8℃、最高気温は25.2℃でした。今日は雨が降るかと思っていましたが、降りそうで降らないまま夜になりました。空気もややひんやりした感じで、そういう意味では過ごしやすい日曜日でした。明日、明後日は晴れ時々曇り、水曜日からは梅雨らしい空模様になるみたいです。6月も末になってようやく梅雨入りということになるのでしょうか。

 さて、リニア新幹線の建設をめぐり、JRと静岡県の対立が激化し工事がストップしているとのこと。なんでも、南アルプスを貫くトンネル工事が、そのあたりを水源としている大井川の流量に影響が生じるのではないか、という静岡県川の懸念に、JR側がなかなか答えを用意できず互いに焦れている間に、この5月30日、JR東海の社長による記者会見で、「未着工の状態が続けば開業の時期に影響を及ぼしかねない」とした発言に静岡県側が猛反発し、余計話がこじれてしまった模様です。JRの試算では工事による影響で大井川に毎秒2トン減の影響が出る可能性あり、とのことでしたが、実際には工事してみないとわからない話で、静岡県側としてもそれを基にした対策案を聞いてもしょうがない、というところはあるようです。
 大井川は東海道を横切る大河川の一つで、新幹線からもその大河ぶりは見て取れますが、流量は平均で30トン/秒くらいなのだそうです。そのうちの2トン以上となればなかなか無視できない量になります。近年は大井川の水量不足で取水制限される日が増えている様子もあり、流域の住民にとっては死活問題となりうる話で、静岡県としても安易に首を縦にふる訳にはいかない事情もあります。
 こじれにこじれた両者の仲介に国土交通大臣が動くそうですが、どう決着がつくものやら、今後の展開が注目されるところではあります。
 
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弁当を冷たいまま食べる日本人の姿は台湾人には殊の外奇妙に見えるそうです。

2019-06-22 21:33:50 | Weblog
 今朝の最低気温は18.6℃、最高気温は30.8℃、五條市の今朝の最低気温は17℃、最高気温は30℃でした。今日は朝からよく晴れて暑くなりましたが、昼には雲が増え、午後は日差しの強さよりも湿気による蒸し暑さが目立つようになりました。夕方には雨が降ってきましたが、昨日ほどではないにせよ、場所によっては一時かなりの豪雨になったところもあったようです。そんな中、実家の枚方に顔を出しに行ってきましたが、帰りにちょうどその雨と会うこととなり、少しばかり難儀しました。前後どちらでも30分ずれていれば避けられた雨でしたが、当たるときはそういうものなのでしょう。

 さて、6月20日の朝日新聞の大阪版朝刊に掲載された台湾人留学生の投書が、ネット上で話題になっているのだそうです。タイトルは「弁当、冷めたままなぜ食べる」。
 台湾の学校では、蒸気によって弁当を温める装置が教室にあり、学生たちはそれで自分の弁当を温めて昼食を摂っているのだそうです。その習慣があったため、日本人の学生が冷たいままの弁当を食べるのに疑問を持って投書したのだとか。
 学生時代など随分昔になってしまいましたから今の教室の環境はよく知りませんが、さすがに電子レンジを置いているようなところは無いでしょうね。職場だと電子レンジがあってそれを使って昼の弁当を温めているヒトはよくいますし、コンビニでは弁当を温めるサービスが普通に提供されるので疑問にも思いませんでしたが、確かに学生の頃は冷めた弁当を疑問も感じず食べていました。もっとも、高校大学は弁当よりも学食で食べていましたし、小中は給食があったので弁当を食べることはめったにありませんでしたが。ただ、小学生の頃は確か冬に何度かアルミ製の弁当箱を持っていって、教室の前に設置された大型のストーブに置いて弁当を温める、というようなことをした記憶があります。私の通っていた小学校は敷地内に調理施設があり、毎日午前中にその付近を通ると美味しそうな匂いがしていましたから、冬の日のどこかで、何かの都合で給食の提供が無い日があったのでしょう。
 冷めても美味しいごはん、というのもありますが、寿司とかサラダのような物でもない限り、やはり大抵は温かいほうが美味しく感じるものでしょう。そういう意味では台湾の留学生の言うことは間違っていないと思います。ン十年前の小学生でもストーブで弁当を温めていたのですから。まあ簡単に台湾のように蒸気加熱装置を置くようなことはできないにせよ、日本の学生の昼食についてはもう少し環境の改善を図るように考えても良いのではないかと思わないでもないです。

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今でも我が国3位の能力を誇るスパコン京も、よる年波には勝てないのか、8月末には止めて分解されるそうです。

2019-06-21 21:23:34 | Weblog
 今朝の最低気温は20.5℃、最高気温は31.7℃、五條市の今朝の最低気温は16.3℃、最高気温は30.5℃でした。今日は昨日同様朝は薄曇りでしたが、すぐに晴れ間が広がり、日差しがある時間も伸びていきました。おかげで昼間は夏日になりましたが、午後遅くになってにわかに雲が湧き出し、4時半過ぎくらいから猛然と雨が降り出しました。一時窓の外は白く曇り、斜めに突き刺すように降る様子がまるで台風のようで、なかなかにスリリングでした。結局奈良市のアメダスで午後5時の雨量が19.5mmを記録しましたが、強い雨の時間は20分ほどでしたから、まさに夕立と言うにふさわしい降り方をしたと思います。
 うちに帰ってくるとこちらでも相当降ったようで、途中通りかかる日頃チョロチョロとしか流れのない川が、うずまく濁流を押し流して、その雨の強さを物語っていました。でもこれ、雨が止んですでに2時間以上経過しているはずの流れですから、ピーク時は更に凄まじい流れになっていたことでしょう。それを観られなかったのはちょっと残念です。

 さて、スーパーコンピューター京の後継機の名前が富嶽に決まった、というニュースが有りましたが、富嶽は京と同じ場所に設置されるため、京は、分解撤去されるのだそうです。今でも我が国3位の計算速度を誇り、その開発には793億円が投じられたというスパコンがスクラップにされるというのはなんとももったいない気がしますが、移設しようにも水冷の冷却装置や安定した電源などいろいろと物入りなうえ、動かしたら動かしたで年間100億円もの維持費が必要になるのだとか。製造されて7年、経年劣化も進むでしょうし、それらの補修費用まで考えていたらいくらお金がかかるかわからないと言っても過言ではないのかもしれません。
 モジュールを切り売りしても結局冷却装置や電源は別途必要ですし最小単位でも維持費に1億円はかかるとあっては、引き取り手もなかなか現れないでしょう。それならばスクラップにして希少な金属を回収した方がまし、という判断になったらしいです。
 維持費で年間100億、と言われたら流石に鼻白みますが、それでもやっぱりちょっともったいないと思ってしまうのは貧乏性というものなのか。せめて富嶽が安定して動くまでは動かしておけばいいのに、と思ったりもします。まあ同じ場所に組むから邪魔、と言われてはしょうがないのですが。

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プラスチックを食う細菌の話は10年以上前にありましたが、それから研究は進んでいるのかが気になります。

2019-06-20 20:21:07 | Weblog
 今朝の最低気温は19.2℃、最高気温は31.5℃、五條市の今朝の最低気温は16.5℃、最高気温は30.5℃でした。今日は朝から薄曇りが続き、午後になっても時折日が差すくらいで変わらない様子でしたが、午後遅くになって雲が切れ、空が晴れ上がりました。その途端一気に気温が30℃を超えるのですから、6月後半の日差しは相当に強いようです。この天気も明日まで、夕方からところにより雷を伴い激しい雨が降るそうですから、帰り道は気をつけないといけませんね。

 さて、大阪府堺市にあるペットボトルの処理工場で発見され、イデオネラ・サカイエンシスと名付けられた細菌が持つ、ペットボトルの素材ポリエチレンテレフタレートを分解し、最終的に水と炭酸ガスにしてしまうという能力が、今後世界規模のプラスチック汚染問題を解決する救世主になりうるかもしれない、という話題がネットニュースに上がっていました。まあ厚さ0.2ミリのプラスチック片を1ヶ月かけて分解するという、少々気が遠くなるようなのんびり具合ですが、保存性に優れたペットボトルを穏やかな条件で分解するのですから、それなりに意味があるのは確かでしょう。更に能力を高めるとか、能力はそのままでもできるだけでかい環境で大量繁殖させるとか、やり方は色々ありそうで研究も続けられているのだろうと思います。2種類の酵素で分解を進めるそうですから、酵素に関連する遺伝子をもっと繁殖力に優れた菌類に導入して、バイオリアクター化すれば良いのでは? とか思いましたが、そのうち何か新しい話が聞こえてくるかもしれませんね。

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新潟地震、随分揺れたようですが、被害者が少なかったのは、皆地震に慣れたのでしょうか。

2019-06-19 21:11:15 | Weblog
 今朝の最低気温は17.5℃、最高気温は29.8℃、五條市の今朝の最低気温は14.6℃、最高気温は28.3℃でした。今日は朝夕は雲が多めの空模様でしたが、昼間はよく晴れた一日でした。気温もかなり上がり、日が落ちる前後は、なかなかに蒸し暑い夕方になりました。天気も明日明後日はこのまま推移し、土曜日から雨模様となる見込みだそうです。昨日と変わっていませんね。できれば土曜日の天気予報は外れて欲しいものですが、まだ週間予報なら変更されるかもしれませんので、そうなるように祈っておくと致しましょう。

 さて、昨夜新潟県を襲った地震。発生は22時22分頃、震源の深さは約10キロ、地震の規模は推定マグニチュード6.8、最大震度は新潟県で震度6強となりました。人によっては寝入り鼻の凶行といった感じでしょうね。少なくともこちらで起こっていたら、私はもうちょっとで眠りに落ちるところを叩き起こされていたことでしょう。海岸際の震源とて津波が危険視されましたが、その後特に報告らしいものがなさそうなのをみると、とりあえず津波は無かったか、あっても大したことはなかったのでしょう。
 しかし、これだけの地震を受けて、結局誰一人死に至る犠牲者は無く、負傷者29人で済むというのは、日本人も随分と地震に強くなったものだと感心しました。まあ阪神大震災からこっち、列島の東西南北あちこちでとんでもない揺れが何度も観測され、東日本大震災では原発事故のおまけも付いて、災害の尽きない暴れん坊な地面に多くのヒトが戦々恐々としているのですから、心構えが違うのかもしれません。今日職場に来た保険外交員の女性も、いつ南海地震が起きるのか、不安でしょうがない、というようなことを話していました。まあ心配してもしなくても起きるときには起きるのが地震というものですから、不安感に囚われるだけ心配するのは損だと思いたくもなりますが、あまり安穏としていてもいざという時に動けなくなりそうですし、油断はしないよう、と言いつつ疲れないよう適度に力を抜いて、そのうちいつか来るに違いない南海地震や東海地震などに備えることになります。予知は当分の間できそうにありませんし、残念ながらやっぱり起きるときは突然なんでしょうね。

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奈良県が関空まで20分で行くリニア新線の計画を始めたのだそうな。

2019-06-18 21:24:43 | Weblog
 今朝の最低気温は16℃、最高気温は26.7℃、五條市の今朝の最低気温は13.5℃、最高気温は25.5℃でした。今日はかなり雲の多い一日でした。時折日差しが届き、その時はさぁっと気温が上がるのですが、すぐに陰ってしまうのを繰り返して午前が過ぎ、午後はあらかた曇り空でほとんど日が差しませんでした。そんな天気も明日までかと思いましたら、週間天気予報がまた少し変わって、次の雨は土日となっていました。梅雨前線は太平洋上にしっかり形成されていますが、こちらからははるか遠い南方海上にあり、なかなか北上してこないようです。6月も中旬を過ぎようとしていますが、梅雨入りはいつになるんでしょうか。

 さて、我らが奈良県の荒井知事が、県内北部に設置予定のリニア新幹線新駅と関西国際空港を結ぶ「リニア新支線」構想をぶち上げ、この6月の補正予算で2500万円の調査費を計上しました。「難しいチャレンジだが、需要や工事費を検討し実現可能性を探っていきたい」と知事は思いの外意欲的です。狙いは、関空で降りる外国人観光客をまっすぐ奈良県内に誘い込む動線としての新線だそうです。4月の知事選の公約の一つ、「常電導リニア新幹線を建設し、関空と新駅を20分超で接続する」の構想を実現するための第1歩で、リニア新奈良駅から、大和高田市、御所市、五條市、和歌山県橋本市と駅をつないで、関空まで届かせる想定なのだとか。更に将来は、京都府京田辺市のあたりで北陸新幹線にもつなげ、奈良を通る一大動脈を構築せんという野心的試みです。
 常電動リニアなる乗り物で果たしてこの距離を20ー30分程度で結ぶことが可能なのかどうか、個人的には疑問もありますが、そういう線路が出来たならそれはそれで面白かろうとは思います。ただ県内から関空に結ぶだけなら、JRが和歌山線で王寺から大和高田市や御所市、五條市、橋本市を通り、和歌山市まで結んでいますから、コレにテコ入れして今の単線を改めて高速移動可能なようにした方が、新たに常電導リニアなるものを引くよりもよほど現実的で確実に出来上がるのではなかろうか、という気もいたします。なにか遺恨でもあってJRが気に入らないなら、近鉄の御所駅と南海の橋本駅をつなぐ線路を作ってみるとか、橋本からでは大回りすぎるので関空に向かう線路を新たに構築するとか、いずれにしても全て新調するより既存の施設を使った方が安上がりにできそうな気がします。まあ常電導リニアがこの区間を20分超で走破するほどの高速性を発揮できるのならそれはそれで価値がありそうですが、本当にできるものなのでしょうか。まだ真空チューブ内を走るハイパーループとかのほうがうまくいきそうな気がしますが、いずれにしてもはるか先のリニア奈良新駅が実現してからの話です。私が生きている間にできるかどうか微妙なほど先の話なので、あまり期待せずに時々でもニュースに出てきたら楽しませてもらうことにいたしましょう。


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グリシンの睡眠改善効果、効いたような効いてないような?

2019-06-17 20:20:50 | Weblog
 今朝の最低気温は15.7℃、最高気温は25.5℃、五條市の今朝の最低気温は12.9℃、最高気温は25.2℃でした。今日は朝から上天気で久々に眩しい日差しの下を歩いて仕事にでかけました。このまま今日は暑くなるかも、と思っていたのですが、思いの外朝が冷えていたことと、午後から雲が多くなり日が陰り勝ちになったせいもあって、気温はあまり上がりませんでした。明日はよく晴れて気温がそこそこ上がってきそうです。梅雨入り直前の貴重な日差しになりそうですね。

 さて、先週から睡眠安定のためグリシンを摂取していますが、効果についてはあるような無いような? はっきりしない状況が続いています。一応飲み始めてからは昼間の眠気がほとんど無く、その点では効果があるような気もするのですが、夜の睡眠が深くなっているのかと言うと、1、2度そんな気がする夜もあったのですが、相変わらず夜中から明け方に目が覚めますし、眠りが深くなっているという感じが今ひとつ感じられません。それどころか、今日は一日眠いというのでもないのですが、なんとなく気分が悪くて集中力を欠いてしまい、ミスを連発するという事態に遭遇し、まさかグリシンの副作用なのか? と疑ったりもしています。ただ、今日の状態を鑑みるに、飲み方にも問題があるのかも、とも思いました。一応寝る前に飲めとあるのでこれまで律儀にそれを守っていたのですが、よくよく考えてみると、グリシンは小腸でしか吸収されません。そして、空腹時ならものの30分ほどで水とともにグリシンは胃を通過して小腸の入り口まで行くでしょうが、夕食を食べると、早くて2時間、遅いと3時間はしないと胃の食物が小腸に向けて移動しませんから、いつものように午後8時ころ食べ始めていたら、動き出すのは午後10時11時になってしまいます。これでは寝る前にグリシンを飲んでも、実際にグリシンが小腸に届き、血中のグリシン濃度が上がってその効果が発揮されるまでに、夕食がつかえているので随分夜遅くまでかかってしまうことになります。寝入り直後が一番睡眠が深くなるのにその時グリシンが効いていないとなると、何のために飲んでいるのかわかりません。と言って夕食前に飲んでは早く効きすぎてしまいますし、どうしたものかと考えた末、今日は小腸に食事と同時に届くようにと、夕食を初めて間もなくにグリシンを同時摂取してみました。これなら夕食の早目の分が胃から小腸へと移動する時間帯が、ちょうど睡眠初期位に当たり、血中グリシン濃度が程よく上がってくれるかもしれません。せっかく珍しくもそこそこのエビデンスのある機能性食品ですから、もうちょっと効き目の程を体感出来ないものかと思います。まあ流石にあと1週間続けて駄目そうなら諦めますが、初日はそこそこうまく行った気がしたためになかなか諦めがつかないのも残念な感じです。

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踏切事故の大半は踏切内でコケて動けなくなったところを電車にはねられるせいなのだそうな。

2019-06-16 19:21:38 | Weblog
 今朝の最低気温は19.1℃、最高気温は24.6℃、五條市の今朝の最低気温は16.8℃、最高気温は24.9℃でした。
 今日は曇り空ながら風が強く吹いた一日で、何とか洗濯物も乾いてくれました。夕方には雨が降ってきたので慌てて回収しましたが、雨がなければもう少し湿り気感の無い乾燥になっていたんではないかと思います。明日明後日は晴れそうですが、水曜くらいからぐずついた梅雨らしい天気になる模様です。ようやく梅雨入りということになりそうですね。

 さて、通勤で使う近鉄電車も踏切の人身事故で不通になったり電車が遅れたりすることが時折ありますが、2016年から18年の3年間で、東京都内の踏切での人身事故で亡くなった17人のうち、9人が踏切内で転倒して起きられず、そのまま電車に引かれるという状況だったという話が報道されていました。残りは、渡りきれず踏切内に閉じ込められたのが3人、遮断器が下りているのにわざわざ立ち入ってはねられたヒトが2人だそうですから、転倒による事故が圧倒的に多いようです。亡くなった9人のうち、7人は65歳以上の高齢者とのことです。
 大抵の踏切は、ヒトや車が遮断器が下りた踏切内に立ち入ると警報が鳴り電車にも信号が伝わって未然に事故を防ぐようになっていますが、そのセンサーが配置されている高さが地上75センチなのだそうで、人が転倒した場合、センサーのカバーする範囲よりも高さが低くなってしまうため、センサーが作動せず電車に危機を伝えることが出来ないのだそうです。と言ってセンサーの高さを下げたりすると、今度は鋭敏になりすぎたセンサーが誤作動を起こしやすくなり、別に問題のない状態でも、頻繁に電車を止めたり徐行運転することになったりして、速度が上がらず定時運行に大いに差し障りがあるのだとか。地上30センチ位にでも何らかのセンサーが配置できれば随分変わるんじゃないかと思いますが、誤作動を防ぐ方法も同時に用意しないと警報装置がオオカミ少年化して帰って重大な事故を誘発する状況になりかねません。
 これからお年寄りがどんどん増える時代のことです。地上30センチ以下でも確実に動作して間違いなく警告を発することができるセンサーや装置の開発が急務だと思います。技術的に地表付近を探るのは難しいものなのでしょうか?

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ゴジラ キング・オブ・モンスターズの感想です。

2019-06-15 20:59:53 | アニメ特撮
 昨日の朝の奈良市の最低気温21.4℃、最高気温は25.4℃、今朝の最低気温は18℃、最高気温は25℃、五條市の昨日朝の最低気温は16℃、最高気温は27℃、今朝の最低気温17.6℃、最高気温は27℃でした。
 昨日は1日中曇りで、夜遅くには雨が降り出しました。今日は大雨という話もありましたし、昨日からの続きで一日雨になるのかと思っておりましたら、豈図らんや、午前中はよく晴れ、これから雨が降るのが信じられないような好天気に恵まれました。その後、夕方になって、雷とともに激しい雨が30分弱続き、一旦上がって、夜になってまた本降りの雨がやってきました。この雨も今夜中には止む見込みですが、天気の回復は遅れそうで、明日お日様が拝めるかどうかは、天気予報を観る限りでは少し厳しそうです。
 
 さて、昨夜レイトショーで見に行った、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の感想を改めてしたためておきましょう。132分という長丁場の映画でしたが、とりあえず途中で飽きるとか、時間が長く感じるというようなことはなく、娯楽として大いに楽しめたのは確かです。まあ取って付けたような人間ドラマはいらんわな、とか思いましたが、最初から最後までひたすら怪獣プロレスでは飽きるし疲れるしでしょうから、箸休め的なエピソードはあってもいいんじゃないかとは思います。かつての昭和ゴジラシリーズですと、その箸休めに人間側の新兵器開発とか様々な新戦術を試みる自衛隊他の奮闘とかあって、ゴジラ対怪獣、と言う燃える展開があったものですが、それに比べると主人公親子の人間ドラマはちょっと違うな、という感が否めません。
 肝心の怪獣プロレスの方は、コレはもう迫力満点、素晴らしいの一言に尽きます。ゴジラ、キングギドラ、ラドン、モスラは文句なし! それ以外の諸怪獣はちょっと残念な感じでした。どうせならアンギラスとかバラゴンとかバランとかヘドラとか出してくれても良かったのに。アトランティス文明かムーみたいなシーンもあったんですから、マンダでも良かったのに。大体ムートーは前作で思い切り敵対していたのにラストで足元にひれ伏すとかそれでいいのでしょうか? ならば前作のときもキングを敬えや! とちょっと思ってしまいました。
 
 それと、怪獣の足元で人間がチョロチョロしすぎです。そもそも身長100m超、体重10万トンを超える巨大生物が全力で殴り合いをしている現場の状況たるや、きっと立っていることすら難しいほど大地は激震を繰り返していることでしょう。そんなところにヒトが何人も無事でいられるはずがなく、せっかくの重量感や迫力が、そのチョロチョロする人間たちのせいで随分削がれる気分がしました。その人間たちが主人公グループのみやたらとタフですし。
 身長100mを超えるキングギドラがヒトを餌として食らったり狙って追いかけたりのも違和感バリバリです。シラスをガバっと口に入れるような感覚ならいざしらず、あんなちっこいもん一体一体追いかけて食らってどうするの? お腹一杯になるの? と、せっかくの巨大なスケールがなんだかとても矮小化されてしまうように感じました。
 あと、昔の伊福部昭や古関裕而の音楽を使いすぎに感じました。60年代ゴジラシリーズを観ていた世代としては、嬉しいというよりここでコレ使ったら嬉しいだろ? な? と制作側に言われているような気がして、個人的にはあまり好きになれません。
 そんなこんなで、ゴジラおたくが作ったちょっと思い入れ過剰な同人誌みたいな映画、という感じがしました。そのノリについていけるヒトは心ゆくまで楽しめるのでしょうが、どうも私はいまいちノリが悪いところがあるのか、かえって引いてしまう事になったのが、今回の微妙な気持ちにつながったようです。
 しかし、例によって続編も有りうる終わり方ですね。次はメカゴジラか、はたまた腐った頭を使ってヘドラとか? 本作の収益次第ではひょっとしたら無いかもしれないですが、出来れば次も観たいものです。何とかマッチョなゴジラにも慣れてきましたし。


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