奈良市の今朝の最低気温は17.4℃、昼の最高気温は19.7℃、五條市の今朝の最低気温は16.4℃、昼の最高気温は17.5℃でした。昨日からの雨は夜中に雨音で目が覚めるくらい、一時かなり強く降りましたが、夜が明けてからもしつこく降り続き、結局完全に上がったのは午後になってからでした。もう少し早く回復していれば洗濯などもしたのですが、今日は結局夕方自治会の役員会に出席した以外はずっと家に引きこもってました。ゴールデンウィーク後半は、この間まで週間予報は雨の連続だったのが少しマシになってきているようなので、少しは休みらしいこともできるかもしれませんね。
さて、テレビ朝日のモーニングショーで、一時の謹慎から再び顔を出している玉川徹氏がまた物議を醸す問題発言を放ったそうな。放送は4月26日のことで、いわく、「農家は米の生産をやめて小麦とかにいってほしい」「食べないもの作ってもしょうがない」などと、米農家の神経を逆なでにしてみせたらしい。「日本人が米を食べないで小麦を食べるようになってきた。要するに食が欧米化してきた」と指摘し、だからこそ日本の農家も、なるべく米から小麦に変えるべきだと持論を展開され、ネットでも総攻撃を食らって炎上中ですが、実際のところ、小麦はともかくとして農水省も米を止めて他のものを作れ、と指導していたりしてますし、米の消費量が年々減っているのはよく知られていることで、米価も低迷し、米を一所懸命作っている農家の方々も苦慮されていたりします。ただ、米は我が国の気候風土にあっていることや、水をためたり抜いたりすることで連作障害を回避できることや、小麦と比べ物にならないほど生産性が高いことなど、我が国で作るメリットは大きいものがあります。第一小麦など政府が補助金で下駄を履かせているからまだ多少なりとも生産が維持されていますが、価格も品質も海外には太刀打ちできませんし、我が国では収穫時期が少しでも遅れて梅雨とかぶると、自然界最強の発がん物質を生み出す赤アビ病が出て食べられなくなる問題があります。そんなこんなで、我が国では米ほど楽にできて収益もそこそこ挙げられる作物などまず存在しないので、他のものを作れと農水省が旗を振っても誰もついていこうとしないという現場の事情を少しでも知っていれば、「小麦とかに行って欲しい」というような発言はできないはずで、そのあたりは勉強不足、認識不足だなと思います。米も小麦みたいに粉食できればまた違うのですが、米ではうどんもラーメンもお好み焼きもたこ焼きもできませんし、パンやケーキも難しいですから、なかなか潰しが効かなくて困るのです。そのあたりを改善できればまた違ってきそうなのですが、なかなか難しいみたいで、結局粒食しか無くて消費低迷を解消できないのがつらいところです。