かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

読書感想文コンクールにAIの不適切使用な作文が応募され始めているそうですが、発覚しているのは本当に氷山の一角ではないでしょうか?

2024-03-31 20:49:00 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は12.9℃、昼の最高気温は24.1℃、五條市の今朝の最低気温は9.1℃、昼の最高気温は25℃でした。予報通りというか予報以上というか、まさか末とはいえまだ3月の奈良で、25℃の最高気温に達するのを目にするとは思いませんでした。朝のうち曇り、その後ようやく晴れて来ましたが昼には薄雲が張り出し、午後は曇りという、昨日の晴れ具合からしたら今一つの空模様だったのですが、こんなに上がってくるとは驚きです。明日は天候回復の模様で次の雨は水曜日とのこと。これからは周期的に天気が替わる、春らしい気候となると期待したいです。そんな天候に合わせ、今年もサボテンの植え替えをやりました。今日午前中で約1/3の鉢を植え替えし、あまり根を詰めてやると腰が持たないですしちょうど培養土と鉢の在庫が切れたので、来週以後、ホームセンターで材料を調達の上、改めて取り掛かる予定です。

 さて、小学生、中学生、高校生が応募する読書感想文全国コンクールにおいて、AIに書かせた内容をそのままコピペしたような文章が少なくとも10以上見つかり、応募事項違反で審査対象から外されたというニュースを読みました。半世紀以上の歴史を誇る読書感想文コンクールですが、今年度は260万以上の作品が集まったのだとか。その中から、学校側が地区選考会に出す前にチェックした段階で、本人の文章とは思えないものが見つかり、問いただしたところAIを使ったと認めたそうですが、多数ある作品を読み込んでぱっと気付けるくらい違和感のある使い方をしていたんでしょうかね? 実際にはもっと多数の作文にAIが「応用」されている気がします。まあ小学生くらいなら、たどたどしい文章の調子が途中いきなり流暢に切り替わるなどといった違和感が見て取れたり出来そうですが、高校生くらいになるとちょっと作文が得意なやつが手掛けたら、うまく内容を切り貼りして全く見分けがつかないように出来るんじゃないでしょうか? 「盗作や不適切な引用等」でなければ問題無しとするようで、「AIの使用が全面的に駄目だというわけではなく、自分のことばで書くという読書感想文の本質を担保したままどのような活用が可能なのか今後は検討していきたい」とコメントしているように、協議会としては、AI活用自体を否定しているわけではなく、アイデア出しの段階や文章の校正など、教育現場でAIを学び使えるようにすることへの期待も持っておられるようです。しかしますます巧妙に見分けがつかなくなってきたらどうなることか。個人的には、これからの時代、しっかり使いこなしているのなら、実社会でも少しずつ使われ始めていることですし、めくじら立てることもないのかなとは思いますが、そのうちAIでAI関与を判定させたりするようになったりするAI警察が教育現場に導入されたりするのかもしれませんね。

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授業料無償化政策で私立高校人気沸騰のあおりを受けて大阪の公立高大ピンチ! でも挽回には相当思い切ったことをしないと

2024-03-30 21:27:23 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は13.7℃、昼の最高気温は22℃、五條市の今朝の最低気温は5.5℃、昼の最高気温は23.5℃でした。予報通り、今日は朝から晩までよく晴れました。お陰で昼の気温は急上昇、日向ではじっとしていても汗ばみを覚える程の陽気になりました。感覚的には、春を通り越していきなり初夏と言った感じでしたが、明日、明後日もこんな感じの一日になるそうです。暖かいのはありがたいですが変化が激しすぎて、という言葉がもはやデフォルトなのが令和の気象状況ということなのかもしれませんね。

 さて、大阪府の公立高校で受験生が激減。定員割れの学校が多数発生しているのだそうな。原因は、4月から始まる高校授業料の段階的無償化政策で私立高校へ行く経済的ハードルが著しく下がったため。府立高校一般選抜の競争率が平均1.05倍、最も高い豊中高校が1.57倍、最低倍率の生野工業では0.35倍、府内公立高145校のうち半数近い70校が定員割れしたとのこと。大阪府では、3年連続定員割れして今後改善の見込みがなければ統廃合されるという独自ルールを決めており、平成26年から令和5年までに18校が統廃合されていますが、今後ますますその動きが加速するかもしれないとの見込みです。私立高校人気の原因の一つに入試時期があるうようで、公立が3月に対して私立は2月なので、早めに進路を決めて楽になり受験生としては、経済的な負担が問題にならないのなら私立を選ぶという子が増えても不思議では無いでしょう。そこで大阪府教育庁では「現行制度の入試では需要に応えられない」と私立並みに早めに入試を行うなどの入試改革が話されているそうですが、制服の華やかさや独自のカリキュラムなど、ただでさえ子供が減っていって経営環境が悪化していく中、安くはない授業料でも来てもらうために努力を積み重ねてきた私立高校に対抗するのは、一朝一夕では無理があるでしょう。維新の高校無償化がいつまで続けられるのか不明ですが、このまま行ったら10年後大阪の公立高校が一体いくつ残るのやら。怖いもの見たさにその時を観てみたい気はします。

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紅麹サプリに含まれる未知物質の同定はできたみたいですが、それがこの紅麹禍の原因かどうかはまだ不明。

2024-03-29 19:44:36 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は12.2℃、昼の最高気温は21.3℃、五條市の今朝の最低気温は13.6℃、昼の最高気温は22.4℃でした。昨日からの雨は一晩経っても止まず、朝7時過ぎから傘では防ぎきれないほどの豪雨になりました。程なく雨脚は弱まったので通勤に支障は出ませんでしたが、もう少し続いていたら仕事に行くのに随分と手間取ったかもしれません。その後しばらく曇り空でしたが、昼過ぎには雲が切れて日差しが届くようになり、午後はすっかり晴れてお日さまが輝くと気温が急上昇、ついに20℃を軽く超えてきました。明日以降もよく晴れて20℃超えが連日続く見込みで、ここまで抑えめだった桜も一気に花開いて、春爛漫を迎えそうです。本当につい先日まで寒い日もあって、少しばかり灯油を買い増ししないといけないかな? と思っていたのに、ここに来ていきなり春に季節のスイッチが切り替わるのですから驚きです。花粉はまだ続くので油断はなりませんが、暖かい気候自体は過ごしやすくて良いので、このまま寒の戻り無く暖かであって欲しいです。

 さて、小林製薬の紅麹禍ですが、死者・健康被害者の数が更に増大してきており、最終どこまで積み上がってしまうのか、予断を許さない状況になってきています。社長らは、なぜあの時決断できなかったのか、と後悔されているかもしれませんが、もっと早く公表しろと言われたってどうやれと言うんだ? と途方にくれておられるやもしれません。それはともかく、報道によれば紅麹原料に含まれた未知のピークについて、そのピークを示す物質が、主に青カビが生み出す抗生物質「プベルル酸」という物質であることが判明したと厚生労働省が発表しました。プベルル酸は抗菌性はあるものの強い毒性を示すことも知られているそうですが、では現在起こっている腎不全症状をこのプベルル酸がもたらすのかどうかは不明で、これから調べられるとのことです。また、この成分は「大阪工場」で混入した可能性が高いと小林製薬から報じられました。ただ残念ながら、大阪工場は昨年12月に閉鎖され、その施設は和歌山県内の工場に移っており、その混入ルートの探索は難しい物と観られています。まあ結局のところそのプベルル酸が問題なのかどうか不明ですし、元々紅麹サプリが腎不全を起こすシトリニンを産生する可能性があることは以前から知られており、騒ぎの原因はこのシトリニン類似物質である可能性もあります。とりあえず今はプベルル酸の調査結果が出揃うのを待つしかありませんが、ついでに腎不全の癒やし方についても研究を進めてくれたら良いと思います。iPS細胞とかでなんとかならないものですかね?

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引っ越し(仕事)で10年ぶりに古巣に戻りますが、とにかく荷物が多くてなかなか片付きません。

2024-03-28 20:00:15 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は3.4℃、昼の最高気温は19℃、五條市の今朝の最低気温は1.9℃、昼の最高気温は18.1℃でした。昨日の好天気から今日もひょっとしていい天気だったりしないか? と僅かな期待をかけていましたが、いつの間にかくも広がったのか、既に朝から明るい曇り空で青空は全く見えず、昼頃にはその雲の色合いがどんどん暗くなって厚さを増していき、夕方日没前にはとうとうパラパラと降り出してきました。今、ちょうど20時ですが、窓の外でザアザアと音を立てて雨が降っています。いや本当に降ってきましたね。こういう時の天気予報はほぼ外れないのできっと降るのだろうなとは思いましたが、こうして昨日の青空から24時間で雨になるのをみると、少しばかり驚かされます。ただこの雨は明日朝までは続きそうになく、明日は少なくとも午後には晴れてくる模様。気温も今日は日中車内が暑いくらいでしたが、更に輪をかけて暖かくなって、週末から来週にかけて暖気が充満してきそうな模様です。暑さ寒さも彼岸までと言うには少しばかり遅れましたが、いよいよ本格的な春の訪れということになりそうです。

 さて、この4月1日から仕事場所が変わって古巣の五條市の方へ行くことになり、泡を食いながら引っ越し準備に勤しんでいます。以前居たのは2014年3月までだったので、実に10年ぶりの帰還です。しかし一口に10年と言いましても立場が変わりますし色々柵も増えて物や書類もこれまで以上に増えてしまい、必要なものといらないものとの選別や処分、古巣への荷物の持ち込みなどが途方もない量あって、本当にこれ片付けられるのか? と我ながら首を傾げたくなるレベルの荷物が溢れかえっています。それも、やっと片付けたと思ったらその裏側からまた思いもよらぬ荷物が顔を出してきたりして、そういえば面倒になって後で片付けようとこの奥に突っ込んだな、と随分以前の色褪せた記憶が蘇ったりしてテンションが同しようもないほど下がるという。もうどうしても間に合わなければ、えいやあといる物もゴミも一緒くたに段ボール箱にぶち込み、封をして引っ越し完了後片付けよう、と対応を先延ばしにするのですが、それをやると大抵すぐに片付けること無く有耶無耶になってしまうので、今回は特に「断捨離」を強く意識して取り組んでいますが、いるかいらぬか判断するのにちょっと内容を確認していたら思わず読みふけったりしてなかなか進まないのはもうお約束ですね。この調子だと、最終日である明日の夜に、えいやあとやってしまうことになるのかも。日頃から整理整頓を心がけ適切に断舎離していたらこんなことにはならないのですが、それができるくらいならとっくにやってますから、この性格はきっと最後まで治ることはないのでしょう。

 

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本当にあったんだ「ファクターX」が。単にマスク手洗い消毒だけではなかった日本人の対コロナ要素が明らかになりました。

2024-03-27 19:46:32 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は4.9℃、昼の最高気温は15.6℃、五條市の今朝の最低気温は3.7℃、昼の最高気温は14.5℃でした。今日は朝ぐっと冷え込んだあと、午前中少し雲が出て陰る時間もありましたが、総じて良いお天気で暖かい1日になりました。夕方もほぼ快晴で、これでどうやって明日雨が降ってくるのだろう? と不思議に思うくらいの上天気でしたが、天気図を観ると西から急速に迫ってくる低気圧があり、これが明日午後から明後日にかけて雨をもたらすようです。足が速いせいか明日明後日は相当荒れた天気になるようで、全国的に春の嵐となるそうです。明日は早めに仕事を片付けて、とっとと帰宅するに限るのかもしれませんね。

 さて、新型コロナウイルスで欧米諸国と比べて妙に感染率や死亡率が低かった日本人。山中教授がいみじくも「ファクターX」と呼んだその原因は、同質性が高く衛生観念が発達した日本人の徹底したマスク着用や手洗い、アルコール消毒が功を奏したのだという話もありますが、どうやらそれだけではないのではない、まさに「ファクターX」と呼ぶにふさわしい特長が、日本人の遺伝子に備わっていた可能性が、佐賀大学の研究グループにより明らかにされました。佐賀大学医学部社会医学講座の客員研究員である高島 賢氏らによる研究で、アジアンフラッシュと呼ばれる、飲むとすぐ赤くなるアルコールに弱い人がもつ遺伝子型が、新型コロナウイルスに対して保護的であったと考えられるとのことでした。アルデヒド脱水素酵素2型酵素の遺伝子多型の一つで、エタノールが酸化されてできたアセトアルデヒドを、更に酢酸に代謝するのが遅い酵素があります。日本人の約半数が持っていて、なかなかアセトアルデヒドを肝臓で分解できないのでいつまでも残り、すぐ顔が赤くなったり少ない酒量で気分が悪くなったりする体質を示します。実はこの遺伝子変異が、縄文ー弥生時代あたりに日本人に広まったそうですが、その頃の感染症に対する適応の結果、お酒に弱くなるかわりに新型コロナにも強くなったのではないか、という仮説を立てられました。詳しくは、佐賀大学医学部の公式サイト原著論文(英文)を読むのが良いと思いますが、大学のサイトにはわかりやすいQ&A集もあるので、こちらを読んでみるのがいいかもしれません。それにしても、どうやら本当にあったようですね「ファクターX」。今のところ、ではなぜその遺伝的変異が感染症に対して強くなる要素であるのかは判らないとのことですが、研究者らは今後そのメカニズムも明らかにしていくとのことなので、ぜひその結果が報告されるのを待ちたいと思います。そんな効果を増強したりすることが出来たら、将来起こりうるかもしれない高病原性鳥インフルエンザ・パンデミックも恐れないですむかもしれませんし。

 

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紅麹菌でついに死者発生が発覚。長らく続いた健康食品ブームもこれで終止符を打たれるのかも?

2024-03-26 19:43:13 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は10.4℃、昼の最高気温は13.7℃、五條市の今朝の最低気温は10.1℃、昼の最高気温は14.6℃でした。昨夜は暖かい夜で毛布を一枚抜いて寝たのですがそれでも過剰装備だったようで、夜中暑さで目が覚め、更に1枚剥いで寝ましたら、辺りがうすぼんやりと明るくなってきた頃、ふと、また目が覚めました。なんだろう、また不眠か? と思いましたらぱっと外が一瞬明るくなり、しばらくして、ゴロゴロゴロ、と結構大きな音が鳴り響きました。春の雷です。どうやらこの轟音と閃光で目が覚めたようです。その後沛然と大雨が降り出し、とても寝ていられなかったので起きましたが、今日は一日この調子で、時々雷が鳴ってはゴウっと雨が降りだすのを繰り返すという、なんとも荒れた一日になりました。夕方日没頃に鳴ってようやく雲が切れて青空が覗いてきましたが、昼の12時をピークに気温が急降下して16時前には朝の最低気温をあっさり抜き、今も絶賛降下中で、明日朝の冷え込みが思いやられる感じです。もっとも上天気も明日だけで明後日明明後日と雨になり、それからようやく春爛漫な陽光がやってくるみたいですね。いきなり季節が春に切り替わるようなので、体調がまたびっくりしないか気をつけて置かねばなりません。

 さて、紅麹サプリ、ついに死者がでてしまったそうですね。その気の毒な方は、3年前からサプリメントを定期購入して死亡された今年2月まで飲み続けられたのだとか。まさか本人も腎臓を破壊する毒を飲んでいるなどとはつゆ知らぬまま飲み続けたのでしょうが、体調が悪化してきたら医者にかかったりはしなかったのでしょうか? それとも体調急変した? もしそうなら紅麹菌が最近突然変異して毒素を産生するようになった可能性も出て来るんじゃないかという気もしますが、極微量で慢性的に少しずつ腎臓を蝕んでいったのか、突如急性毒性に目覚めたのか、もう少し詳しい情報を小林製薬から出てきて欲しいです。ただこれを受けて、消費者庁が届け出のある全健康食品、その数6千超の点検を、緊急に行う方針を明らかにされました。元々国がその安全性と健康機能性を保証する、薬並みに厳格な審査基準がある「特定保健用食品(トクホ)」と違い、紅麹菌などの機能性表示食品はその機能なりを国が保証するわけではなく、メーカーが証明し、その証明結果を国に届けるだけ、国は別に認可するわけでもないですし、正直なんのために届け出しないといけないのか不思議な制度でしたが、2015年度からの機能性表示食品制度始まって以来の初の健康被害発生ですから、国としてもなにか動かないとしめしがつかないのでしょうね。食品の機能性活用、これでまた難しくなるのかもしれませんね。

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紅麹菌ならカビ毒だろうと思ったら違うそうで、だったら一体何が健康被害をもたらしたのやら。

2024-03-25 19:21:12 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は9.8℃、昼の最高気温は13.5℃、五條市の今朝の最低気温は9.3℃、昼の最高気温は13.7℃でした。暖かな朝、そして昼になりましたが、日中は、ほぼ1日弱い雨が降り続きました。とはいえ、西から有力な雲が接近しており、雨の本番はこれからで、明日も一日雨になるという予報です。温度湿度ともに高い状況はいがらっぽい喉にはちょうどよい湿りになりそうですが、あまり続くと身体の毒になりそうなので、早く天候快復して欲しいです。

 さて、小林製薬の機能性表示食品「紅麹サプリメント」で腎臓障害を起こし入院する人が続出、現時点で26人の被害が判明しているそうですが、これからまだまだ増えるのやもしれません。更に、小林製薬から提供された紅麹菌で製造した商品を持つ企業も相次いで回収を表明、小林製薬の株価は売り注文殺到で取引が成立しないなど、結構な社会問題にもなってきている模様です。肝心の被害は既に2月には社長に報告されていたそうですが、結局本格的な対応が今になったことが余計に小林製薬の傷口を広げる結果になってしまったようで、多くのサプリメント、健康食品を製造販売している同社の危機管理体制は一体どうなっているのやらと他人事ながら心配になってきます。
 それにしても、健康被害の原因となった物質というのはなんなんでしょうね? 紅麹菌といえばカビ毒マイコトキシンの一種のシトリニンで、腎臓に障害をもたらす点などからもほぼこれに違いない! と思ってネットニュースを読んでいたら、「シトリニンは検出されていない」と書いてあって、?が頭にちらつきました。まあ紅麹菌自体は昔から食品にも利用されていて、カビ毒を出さない系統が選抜されて来ているはずですし、小林製薬もこの菌を使うからにはカビ毒の可能性は無視せず、商品化の前に十分安全性試験などは行っていたんじゃないかなと思います。なのでシトリニンが検出出来なかったというのはそういう意味では当たり前だろうとなるわけですが、ではニュースにあった「通常ならみられない物質が、ピークの形で検出された」っていうのはなんなんでしょう? 大学などで物質の特定を急いでいるそうですが、これが原因物質ならともかく、そうでないとしたらそれこそ謎が深まってしまいます。菌のことなので、ひょっとしたら使っているうちに変異してちょっと違うカビ毒を作るようになってしまったりしたのかもしれませんし、いずれにしても小林製薬の商品管理が問われる問題ではあります。身体を悪くされた方は早期の回復を祈るとともに、身体に入れるものの安全性評価には一層の注意が払われるよう、業界を挙げて安全性確保に努めて頂きたいと願います。

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夜もそこそこ寝ているはずなのにこのところ昼間やたらと眠くて、花粉症の影響も大きかったりするのかも?

2024-03-24 18:13:53 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は7.5℃、昼の最高気温は12.7℃、五條市の今朝の最低気温は7.9℃、昼の最高気温は11℃でした。今日も朝から日中はずっと雨が降り続いていました。その様子はまさしく梅雨ですが、休日とあればたとえ雨でも洗濯などはしておかないと貯まる一方なので、乾かないのは仕方なしという前提で朝から洗濯をして干しました。これで少し風でもあれば違った結果も期待できるのですが、残念ながら今日は風らしい風が感じられないほぼ無風の一日。どうしても乾かしたいものは取り込んで稼働中のストーブの近くに置いて強制的に乾かしますが、特に今日明日必要としていない分はそのまま戸外で明日まで放置です。明日明後日も残念ながら雨の予報なので、乾燥が済むのは水曜日以降になってしまいそうです。まあしょうがないですね。

 さて、春となると眠たくなってくるものと相場が決まっていますが、どうも最近昼間に耐え難い眠気に襲われる事が増えてきたように感じます。主因はおそらくは花粉症で、私の身体はこんな雨の日でもしっかり感知して鼻水を量産し、くしゃみを誘発し、目のかゆみを強要してきます。一応抗アレルギー薬は飲んでいるんですが、症状が軽くなるのが限界で、無症状とはいきません。そんな花粉のせいで体調もおかしくなっているのか、夜の睡眠にも影響しているのか、とにかく以前から他の季節に増して春直前は疲れやすく眠気が強くなるようにも感じます。先日は寝ている最中に海で溺れて息ができないという様子の夢を観ましたが、ひょっとしたら花粉症で生じた鼻の炎症で呼吸がしにくくなり、無呼吸症候群をもたらしているのかもしれないなと思いました。一方でヤクルト1000も飲み始めて随分になりますが、夜の睡眠はともかく花粉症の症状改善効果は個人的には微妙というかほとんど感じないというか。まあ随分昔から、乳酸菌やオリゴ糖摂取で花粉症の症状改善が無いことは何度も確かめていますから、ここにきてヤクルトだけ効果を発揮した、なんてことは起きないであろうとは思っていましたが、人によっては改善したという話もあったのでわずかながら期待していたのに残念です。その原因はスギ・ヒノキの需要予測を誤り、山を荒廃させて花粉の大量飛散を招いた林業行政の失敗にありますので、何かと問題も多い太陽光発電も、スギ・ヒノキを山から駆逐する事ができるなら支持したくなるというくらい、個人的に深刻な問題です。今はただ早く季節が過ぎ去るのを祈るばかり。毎年ゴールデンウィーク頃にはマスク無しでも問題なくなるので、あと1ヶ月ちょいの忍耐です。

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今回の事件を見るにつけ「賭博」とは実に恐ろしい娯楽だと再認識しましたが、未だかつて勝った試しがなく依存症にならずに済んでいる自分は、幸運なのかもしれません

2024-03-23 20:27:48 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は3.8℃、昼の最高気温は7.8℃、五條市の今朝の最低気温は3.8℃、昼の最高気温は8.5℃でした。今日は朝から本当に降るのかな? と疑問を感じていましたが、ふとまだ辺りが暗い夜明け前に目が覚めてみると、しっかり雨音が響いていました。どうやらこの音で目が覚めたようで早々に二度寝しましたが、その後はまる1日雨が降り続け、20時現在、一旦上がって小康状態ですが、明日にかけて紀伊半島沖合いに梅雨のような停滞前線が出来るようなので、予報通りしばらくはぐずついた天気が火曜日まで続くみたいです。この前線の北側が冬、南側が春、といった感じなのでしょうか。

 さて、アメリカ大リーグのドジャーズの大谷翔平選手の専属通訳水原一平氏がやらかした違法賭博と大谷口座からの7億円近い送金事件、マスコミはこぞってあれやこれやと推測を並べてお祭り騒ぎ状態ですが、真相究明はまだまだこれからで、せめて状況がはっきりするまで少しは落ち着いたらどうかと思わずにはいられません。そもそも御本人が自分がそうだと話したという「ギャンブル依存症」は精神疾患の一つとして位置づけられ、◯ギャンブルにのめり込んでやめようとしても出来ない、◯興奮するために掛け金を増やしていく、◯負けてもそれをギャンブルで取り返すことしか考えられない、◯賭けてないと落ち着かない、◯ギャンブルに関して安易に嘘をついたり借金を重ねたりする、などの症状があるそうです。もしギャンブル依存症が事実なのであれば(状況からしてほぼ事実であろうと思われますが)、どうも内容がブレブレの水原氏本人の発言など最初からなんのあてにもなりませんし、その内容で一喜一憂すること自体バカバカしい話です。わけてもなんの関係もない両親に突撃かますなど「マスゴミ」と揶揄されるのも宜なるかなでしかありませんが、我らがマスコミの醜態は今更なところでもあります。

 それはそれとして、分けても怖いのは「賭博」という娯楽だと改めて感じました。依存症になると、「次こそ取り返す」とばかりに、負けが込んでも最後は勝てると確信したり、負けた事はすぐ忘れて勝った時のことはよく覚えていたり、占いや夢見、ジンクス、神頼みなどで運がコントロールできると信じたりするのだとか。個人的に過去賭博で勝てた試しがなく、次こそ負けを取り返せるなど無邪気に信じられないですし、易で当たりを引けるか大分いろいろ試しましたが、結局占いで事前に勝ち負けはわからないという結論に達し、なぜわからないかについても自分なりに納得の行く仮説を立てられたのでこの種の賭博信仰に嵌まることは私自身はなさそうですが、どこかで一回でもちょっと例を見ない大勝ちをしていたら、依存症になっていたかもしれません。どうやら世の中には、勝ってはいけない時ってのもあるようですね。

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研究者個人の手足を縛って鞭打った所で不正行為は無くならないと思うのですが。

2024-03-22 19:48:52 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は−0.6℃、昼の最高気温は11.2℃、五條市の今朝の最低気温は−0.1℃、昼の最高気温は11.7℃でした。今朝も結構冷えましたが、昼間はよく晴れて時折雲に遮られる以外は大体の時間帯において日差しがよく届きました。ただ空気は相変わらず冷たく冷えていて、陰では寒かったですし日が落ちてからは結構強く冷えてきます。夕方日没後も空は快晴に近く、飛行機雲が少しできるのでそれなりに湿気は入ってきてそうな感じですが、明日朝から雨になりそうな空模様には見えません。しかしながら天気予報は明日未明から、気象庁は降水確率50%、日本気象協会は同80%を予報していて、見るからに雨必至、という感じです。雨雲レーダーではまだめぼしい雲が西の方に観測されていないようですが、これからよほど素早く雨雲が近づいてくるのでしょうね。明後日日曜日も雨模様らしいですし、この週末はあまり動けずじっと家にこもるよりなさそうです。

 さて、昨日の読売新聞の記事で、「STAP細胞騒動から10年、研究不正は倍増…「査読偽装」「捕食学術誌」温床に」という題の記事があったようで、ネットニュースにもアップされていました。内容は、ちょうど10年前の「STAP細胞」真贋騒動から書き起こし、その後日本の研究現場で不正行為の発覚相次ぎ「研究不正大国」と呼ばれる、とまで我が国の科学界をこき下ろす筆致に終始しますが、問題を繰り返さず汚名返上するのはどうしたら良いのか、と問うて識者らしいヒトにインタビューしています。確かに研究不正行為が発覚する例が増えていますし、それらがマスコミネタになって喧伝される事もママあるようですが、それはそれとしてもいつ我が国の学術界が「研究不正大国」などと呼ばれるまでに落ちぶれたのやら、一応その隅っこに棲息する私などにはさっぱりわからないのですが、時にマスゴミと揶揄される新聞屋以外誰が言っているんでしょうね? その識者曰く、「研究不正をするのは、その方が楽で得だからだ。コツコツと研究しても画期的な研究成果はなかなか得られない。不正をしてでも研究成果を挙げ、地位、名声、金銭を得たい。大学院生は博士号を得たい――。こうした思いが根底にある」とされます。一面の真理ではあり、誰しもそんな欲望は多少なりとあることは否めないと思いますが、だからこそ色々工夫してより効率的な実験手法を試みるなどの知恵を絞るところもあり、その手の欲望を完全否定するのはおかしいような気がしますが、個人的には、「研究不正」はそんな時に前向きにもなりうる個人的欲求に基づくものではなく、そんな風に追い込んだ政治家や文部科学省らによるいわゆる科学行政の欠陥の露呈であろうと考えています。国立大学を法人化して国の組織から切り離し、運営交付金を合理化の名のもとに減らし続ける一方で科学関係予算も絞って研究現場へ過度の競争状態を無理やり作り出し、不安定な生活を強いるポスドク制度を推し進めて大量の働き口のない若手研究者を路頭に迷わせ、不正が発覚するたび制度を改悪して圧倒的多数の善良な研究者に無理を強いてきたつけが、そんな歪な形で吹き出しているだけなんじゃないでしょうか。問題の根本を無視ないし軽視してただ表出する研究者個人の問題に矮小化するのは、あまりに「科学的」ではないと私には思えますが、読売新聞はこんな記事で研究不正を無くせると本気で考えているんでしょうかね?

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実家の母が退院後の初診察で経過順調との診断を受け、一安心しました。

2024-03-21 20:04:12 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は−0.7℃、昼の最高気温は7.7℃、五條市の今朝の最低気温は−1.5℃、昼の最高気温は7.3℃でした。今日は曇時々晴れ、雲が多くて日が陰りやすい1日でした。日差しが届くとそこそこ暖かく感じますが、陰るとたちまち北西の冬の風が冷たいというあまりで歩きたくない厄介な天気です。まあ昨日のように雨にならなかっただけマシではありました。明日は天候更にもう少し回復しそうですが寒さは相変わらずのようです。この寒気が抜けきるまで、もう少しかかりそうです。

 そんな天気ではありましたが、母が退院後1回目の診察をうけるというので、主治医の話を聞くため休んで枚方市の病院まで朝からでかけてきました。既に80歳を超えており、前の退院では4日で病院に逆戻りしたこともあり、本当に大丈夫かかと警戒していたのですが、今日の主治医の話では順調に回復していて、レントゲン写真でも以前は水が溜まって真っ白になっていた肺がクリアに抜けた画像となり、心電図も正常で不整脈の兆候は見られず、足のむくみも随分改善されているとのこと。母も前回の救急車を呼んでの緊急再入院にはよほど懲りたのか、今は塩気を極力断つ方向で食事内容を変えていました。この調子なら、どうやらこちらの懸念は払拭できそうな塩梅です。当面は、これから1年ほどを目処に、月1回病院で心電図などの検査と診察を受け、また、週1回病院に設置されたリハビリセンターで運動指導を受けていく予定です。その後は、病院と連携が取れる循環器系の開業医を紹介してもらってホームドクターとして日常の健康管理の相談をしていくことになるでしょう。また、今日の経過が想定よりずっと良かったので、母も少しやる気が出てきたのかシルバー人材センターで軽度の作業仕事を受託するなども再開していくつもりのようです。これから暖かくもなりますし、体力づくりや気晴らしにもなるでしょうから、無理のない範囲でやってくれたら良いと思います。

 一時はどうなることかと思い、しばらく枚方の実家に引っ越して仕事は奈良に通う事ができるか考えてみようとか思っていましたが、どうやらなんとかなりそうで一安心した一日でした。

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地元自治会の顔ぶれに、町の先行きはそう長くなさそうだとひしひしと感じさせられました。

2024-03-20 20:11:36 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は5℃、昼の最高気温は10.5℃、五條市の今朝の最低気温は3.1℃、昼の最高気温は7.8℃でした。今日は朝から結構激しめの雨が降って、強い風もあってちょっとした嵐のような状態になりましたが、その後9時前には止んで晴れ間と日差しもチラ見せするくらいになり、このまま回復かと思いきや、午後からまた降ってきて、風向きも真西から北へと変わって猛烈に吹き荒れ、奈良市で18.5m、五條市で16.9mの瞬間最大風速を記録するなど、一日騒然とした荒れた空模様でした。この荒れようは明日もまだ続くようで、強い雨風に警戒が必要な一日になる模様です。

 そんな天候を縫って、たまたま雨が止んだタイミングで、町内自治会の年次総会が開かれ、この1年役員を務めていた私も朝から出席してきました。全部で50軒ほどの小さな自治会ですが、多分住民の8割がたはお年寄り、半分以上は後期高齢者で、若い人の姿がほとんど見られず私が若手の方という高齢自治会です。昭和40年代のベビーブームに応えるべく建設されたニュータウンの一隅ですが、数千人の人口を抱えるニュータウン全体の縮図でもあります。こうしてみると、ここは多分その役目を終えたということなのでしょうね。ちょうど今日、ニュータウン内に2校あった小学校が統廃合されて1つになりましたし、近々1つあった中学校も廃止され、近隣の中学校に吸収合併されることになります。まだ銀行や郵便局、スーパーマーケット、医療機関がニュータウン内にあり、駅まで繋ぐバスも走っていますが、バスは既に本数がぐっと減らされて半分以下になりました。このまま更に人口が減って他のインフラも維持できなくなってきたら、そう遠くないうちには立派なゴーストタウンの完成となるやもしれません。なんとなく私の寿命が先か町の寿命が先かというような気がしますが、身体と頭が働いているうちにもっと人が集まっているところ、例えば実家の枚方市などへ引っ越したりしたほうがいいのだろうか? などと考えたりもします。数年後、仕事を完全にリタイヤするときには、少々本気で考えないといけないかもしれませんね。

 

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これだけ日本全国ソメイヨシノ一色になってしまっては、気象庁の観測する樹も寿命の短いソメイヨシノにせざるをえないのでしょうね。

2024-03-19 19:47:30 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は1.4℃、昼の最高気温は12.9℃、五條市の今朝の最低気温は−1℃、昼の最高気温は12.6℃でした。今日は午前中晴れ間もありましたが、午後は曇り、冷えた空気は数字よりも寒々しく感じられました。明日明後日は一段と冷えて、週末からは雨が続く予報が出ています。春になる前の最後の試練というところでしょうか?

 さて、ここに来て少し春が足踏み状態ですが、そんな春を告げる桜について、気象庁が全国で開花状況を観測している「標本木」58本のうち、この10年で4割を代替わりさせて更新しているそうです。更新には、これまで記録を積み上げてきた桜と同じように咲くかを3年以上かけてチェックした後バトンタッチされるそうですが、それら標本の桜は北海道と沖縄を除いてソメイヨシノが使われており、樹の寿命が60ー80年程度と比較的短いために、老木化して生育状態が悪化したり、台風で大きく損傷したりすると、更新をかけて行く必要があります。それにしても、ソメイヨシノがこれほど日本各地に広がらなければ、もう少し寿命の長そうな樹種や品種が選べたようにも思います。とはいえ、今や我が国の春の風物詩として欠かせない樹がソメイヨシノですから、他の桜を選んでソメイヨシノの開花日とズレたりしては、かえって文句も出るでしょう。寿命の短さというくらいの欠点は、目を瞑らざるをえないでしょうね。我が家のあるニュータウンにも、基点のバス停近くに結構大きなソメイヨシノの樹があって毎年華麗に咲き乱れていましたが、数年前に高齢化により太い枝や幹が脆くなって倒伏の危険が増したため、市役所の手で伐採されました。周りがアスファルトで固められて土地の条件が悪いせいもあるのでしょうが、ソメイヨシノは一度弱りだすと瞬く間にあっさり枯死したりします。町中の鑑賞樹なら枯れたら残念で済みますが、標本木のような樹の維持管理は並大抵ではなく、こうした慎重で手間のかかる更新作業を積み重ねていくことで信頼性の高い記録が後世に残されていくことに繋がり、温暖化などの気象変動の傍証としても利用されたりしていくのですから、関係者の不断の努力には深甚なる敬意を覚えます。

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いのまたむつみ逝去の報に、嘘だろうと文字通り絶句いたしました(泣)。

2024-03-18 18:50:43 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は5.6℃、昼の最高気温は10.9℃、五條市の今朝の最低気温は3.3℃、昼の最高気温は9.7℃でした。今朝はどんよりと曇り、寒々しい空模様でしたが、午後になって空が拓け、青空が広がりました。先月に比べればかなり強めの日射が届いていましたが、一方でびゅうびゅうと鳴り響く北風が肌に冷たく刺さり、空模様と体感気温が全く一致しない異例の寒さを覚えさせられる1日になりました。明日も冷たい一日となり、明後日など現時点で雨か雪と予報されています。お彼岸に雪! 未曾有の暖冬と思いきや、その最終盤でやらかしてくれるとは、なんとも面倒くさい天気です。早く冬を振り切って暖かくなってくれたらいいのですが。

 さて、まさかそんな天気だからというわけではないのでしょうが、イラストレーターのいのまたむつみ氏がこの10日に逝去され、今日その発表がなされました。享年63歳、死因は不明ですが、本当にまだまだお若くて仕事も精力的にこなされていたというのに急にいなくなってしまうという、最近そんな事例があまりに多いような感じがしてなりませんが、何はともあれ、まずはそのご冥福をお祈りいたしましょう。合掌。

 いのまたむつみ作品といえば、我ら同志の間なら「幻夢戦記レダ」を筆頭に挙げるのは当然として、それ以外においても過去から現在に至るまで大変多くの作品に関わりを持たれ、その影響力をいかんなく発揮されてきたことに今更ながら驚かされます。そのように好きだった多くの作品にその血が伝えられ、濃くまた鮮やかにその色を残されてきたことに加え、デジタル全盛の今日においても主としてアナログ・手作業で仕事しておられたそうで、そういう意味でもかけがえのない貴重なヒトをまた一人旅立たせてしまったことに、抗いがたい喪失感に苛まれる気持ちです。あの世の人材がまた豊富になってしまいましたが、あまりに早く次々とヒトを無理やり移籍させられては、現世の才能が枯渇しかねないと危惧したくなります。あの世で先人たちと交わり遺憾なくその才を発揮して楽しまれて居て欲しいと願いつつ、この世の才人たちがこれ以上足早に現世を卒業してしまわないように、心から祈りを捧げたいと思います。

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たかが中華タブにどんな幻想をいだいているのやら。酷使して3年保ったなら凄いというものでしょうに

2024-03-17 20:03:09 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は8.2℃、昼の最高気温は15.5℃、五條市の今朝の最低気温は4.8℃、昼の最高気温は18.5℃でした。今日は朝一瞬だけ日差しが届いた気がしましたが、後は午前中ずっと曇りで、9時頃には早くもポツポツと微小な雨粒が車のフロントガラスを濡らしてきました。それでも大きく崩れること無く昼を迎えようという所でバラバラバラっと大粒の雨が降り出してきて、少々慌てました。その雨も程なく止みましたが、やがて午後になった所でしとしとと本格的な雨が降り出し、雨脚が弱りつつも午後8時現在まだ雨が降り続いています。天候はゆっくり回復してくる見込みですが明日から多分最後の真冬並の寒さをもたらす寒気が下りてきて、21日木曜日に寒さのピークを迎えるようです。明日から数日寒い日が続くので、意識して暖かく過ごさねばなりません。

 さて、徳島県の県立高で生徒に「1人1台」配備するため導入された中華タブレットが、半数以上故障するという事態に見舞われ、県教育委員会や県知事も巻き込んで一騒動起きているとのことです。タブレットは中国「ツーウェイ」社製。2020年度に徳島県教育委員会が、学校のデジタル化推進を目的とした文科省の「GIGAスクール構想」事業で8億円の交付金を受け、1台49,850円で1万6500台を調達。タブレットを調達、県下の全県立高校など30校に配布し21年4月から使用を開始しましたが、昨年7月、バッテリーが膨張する故障が各校で続出、故障の際の交換用に確保していた予備機約850台で対応していましたが到底間に合わず、1台の端末を複数の生徒で共有するなどで対処せざるを得なくなりました。その後も故障台数は増え続けて11月27日には6301台を計上。そこで代替機6500台をリースする費用7200万円を盛り込んだ補正予算案を県議会で11月30日に可決し、今年度3月末までに7千台を調達、新年度が始まる4月にはまた1人1台が配備できるはずだったのが、今度は充電後1時間も持たないタブが発生、充電器に接続しながらなら動くので外付けバッテリーで対応できないか、と教育委員会で検討。これらの事態に対し、2月29日の県議会で「3年ももたないのは異常事態。一般常識では損害賠償請求をする」「3年で6割くらいがダメになると言われたら買わない。感覚的にはリコールだ」と製造業者らを避難する議員の発言が続出したのだとか。

 素人ながら中華タブをいくつか触ってきた感覚からすると、高校生の蛮用に3年も耐えられたのはなかなか凄い事だと思いますし、3年目で内臓のリチウムイオンバッテリーが寿命を迎えるのは、当たり前で妥当な現象なのではないかと思います。しかも、バッテリーの持ちが悪くなったからといって充電しながら使おうなどとはまさに言語道断で、そんな事をした日にはあっという間にバッテリーが劣化、乏しい寿命を使い切って膨張するか、下手をすれば文字通り火を吹く危険に晒されます。徳島県議会銀の先生も教育委員会の人たちも、知識経験が足りなすぎて何をか言わんやですが、文科省も「GIGAスクール構想」を実現したいなら、自分たちの配下たる教育委員会委員の頭の中を十分デジタル対応できるレベルにしておかねば、結局絵に描いた餅にしかならないことを、理解しないといけないんじゃないでしょうか。

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