今日の最高気温は18.8℃。朝の最低気温は6.3℃。朝は昨日と同じで昼はわずかに高くなりましたが、同じように穏やかな秋晴れの空でしたし、その差はほぼないと言って差し支えないでしょう。明日は朝のうちに雨が降るそうですが、その後は少しまた気温が下がってきそうな様子です。どうやらとうとう一雨ごとに冷えてくる晩秋への助走が始まったようです。そんな寒い朝未明、トイレに行きたくなって目が覚める前に、少々気がかりな夢を観ました。なんとも尾籠なゆめではありますが、以前の職場のトイレの夢で、体が求めるまま用を足しに入ったトイレがなんとも凄まじく汚れており、便器を汚物が山のように塞いでおります。これでどうやって用を足したものか悩む、という夢です。便器の汚れは体調の悪化を暗示するというのが夢判断でのセオリーのようですが、山のような汚物は金運の象徴だそうで、さてどちらが本命なのか、悩みどころではあります。体調は先日蜘蛛の巣の夢を見たばかりなので気がかりではありますが、とりあえず問題はなさそうですし、と言って金運で望外の入金があるような話はそもそもありませんし、これはいっそ宝くじでも買え、というお告げだったりするのでしょうか?
さて、日経新聞が、最近のデフレ下で育ってきた若者の消費が冴えないのが、今の不況の原因、というような内容の記事を掲載したそうです。収入があっても貯蓄にお金を回しがち、中高年がかつて夢中になった自動車やステレオなどへは見向きもせず、お金を使わない「ゆとり世代」の冷めた物価観や消費行動が、日銀の物価2%目標を妨げている一因かも、という記事なのですが、なるほど、一面を表しているようにも感じる一方で、あまりに皮相的で論評に値しない妄論にも聞こえる話に思えました。そもそも今お金を持っているのは高齢者でしょうし、今の若者がそれこそ借金してでも夢中になるほどのものがそもそもからして存在しないことが問題なのではないかと思うのです。私の父親は、もともと新しもの好きの性格もあって、近所でもいち早くテレビや電気洗濯機やクーラー、ステレオなどに手を出し、百科事典や文学全集を買い求めていましたが、今はそういうものにステイタスや達成感を覚える時代ではないですし、第一年寄りにとってはもうそれらは必要なものではあるけれど欲しいと思うものではない、という状態になってしまい、若者にとっては、当たり前にあるそれらはもはや自分達が渇望するようなキラーコンテンツ足りえず、では代わりは何かというとそれがもうひとつピンと来ない、という様になってしまったんではないでしょうか。ならば改めてキラーコンテンツを生み出せば良いのでしょうが、既に電通などの威光は褪せて久しく、アイドルや課金ゲームなど、ごくごく一部の人間が囲い込まれるだけに留まっているように感じます。
そんな、「足るを知る」人たちでどうやって経済を動かしていくかが問われているようですが、これがまたなかなか難題で、そう簡単に答えが出ることはないでしょう。でも、若者が物を欲しがらないからだ、お金を使わないからだ、などと愚にもつかぬ分析をしている暇があったら、何か出来そうなことがあるような気がしてなりません。例えばこの間観に行った飛燕の復元でも、カワサキの若者のチームが率先して取り組み、成し遂げていった様子が眩しいばかりに紹介されましたが、こういう仕事は今も昔も若者の血を掻き立てる何かがあるんではないでしょうか? それがひょっとしたら現代向けのキラーコンテンツになりはしないか、などと思ったりも致しました。
さて、日経新聞が、最近のデフレ下で育ってきた若者の消費が冴えないのが、今の不況の原因、というような内容の記事を掲載したそうです。収入があっても貯蓄にお金を回しがち、中高年がかつて夢中になった自動車やステレオなどへは見向きもせず、お金を使わない「ゆとり世代」の冷めた物価観や消費行動が、日銀の物価2%目標を妨げている一因かも、という記事なのですが、なるほど、一面を表しているようにも感じる一方で、あまりに皮相的で論評に値しない妄論にも聞こえる話に思えました。そもそも今お金を持っているのは高齢者でしょうし、今の若者がそれこそ借金してでも夢中になるほどのものがそもそもからして存在しないことが問題なのではないかと思うのです。私の父親は、もともと新しもの好きの性格もあって、近所でもいち早くテレビや電気洗濯機やクーラー、ステレオなどに手を出し、百科事典や文学全集を買い求めていましたが、今はそういうものにステイタスや達成感を覚える時代ではないですし、第一年寄りにとってはもうそれらは必要なものではあるけれど欲しいと思うものではない、という状態になってしまい、若者にとっては、当たり前にあるそれらはもはや自分達が渇望するようなキラーコンテンツ足りえず、では代わりは何かというとそれがもうひとつピンと来ない、という様になってしまったんではないでしょうか。ならば改めてキラーコンテンツを生み出せば良いのでしょうが、既に電通などの威光は褪せて久しく、アイドルや課金ゲームなど、ごくごく一部の人間が囲い込まれるだけに留まっているように感じます。
そんな、「足るを知る」人たちでどうやって経済を動かしていくかが問われているようですが、これがまたなかなか難題で、そう簡単に答えが出ることはないでしょう。でも、若者が物を欲しがらないからだ、お金を使わないからだ、などと愚にもつかぬ分析をしている暇があったら、何か出来そうなことがあるような気がしてなりません。例えばこの間観に行った飛燕の復元でも、カワサキの若者のチームが率先して取り組み、成し遂げていった様子が眩しいばかりに紹介されましたが、こういう仕事は今も昔も若者の血を掻き立てる何かがあるんではないでしょうか? それがひょっとしたら現代向けのキラーコンテンツになりはしないか、などと思ったりも致しました。