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さて、国民民主党の玉木代表がしつこいくらいに発言され、それに立憲民主党らが乗ってきたような気がするガソリン値下げ策「トリガー条項」ですが、時の財務大臣鈴木俊一氏が29日に、「発動終了時に大幅な価格変動が生じて、発動前の買い控えや、終了前の駆け込み、流通や販売の現場に与える影響が大き」く、「こうした課題は、いまも解決されていない」と説明して、減税策の「トリガー条項」の「発動は見送る」と発言しました。これまでにもよく言われていた減税への反対論ですが、個人的には全く理解に苦しむ内容です。まず発動前の買い控えが問題と言いますが、それに一体何が問題なのか、買い控えが発生して何が困るのかがわかりません。買い控えできるくらい国民に余裕があるのならそれはそれで良い話ですし、仮に混乱したとしてもそれで国体がどうこうなるような危ないことにもならないでしょう。終了前の駆け込みとかはあるでしょうが、そもそも発動終了などよほど原油価格が安くなるか円高になって安く輸入できるようにならない限りは終了しなければよく、どちらもそうそう急に起きることではないでしょうから、発動開始時にしっかり考えればよいでしょう。消費税だって経済冷え込みを決定づけたりしても激変緩和などという姑息な言い訳でやり遂げたのですし、トリガー条項に関してもザイム真理教総本山たる財務省が無駄に知恵を絞ればなにかひねり出せるでしょう。結局国民が今苦心惨憺して日々ギリギリの生活をしていることなどどうでもよいし、補助金で税金を無駄遣いするのも構わないという、自らのテリトリーを守ることしか頭にないような発言に見えてしまいます。ザイム真理教面目躍如という感じですが、総理大臣も「増税メガネ」なる令名を奉られたことですし、このまま突っ走って行くところまで行けばよろしいのではないでしょうか。