今朝の奈良市の最低気温は6.3℃、昼の最高気温は12.3℃、五條市の朝の最低気温は4.1℃、昼の最高気温は11.8℃でした。今朝はかなり暖かく感じましたが、昼間はどんより曇って日差しが届かず、更に雨まで降ってきて、ぬくもりが感じられないまま夜になりました。天気予報としては外れた感が拭えない一日でしたが、それでも冷蔵庫並の気温にしかならなかった寒波の間と比べると、遥かに過ごしやすい気候にはなっています。それに雨が降れば少々気温が高くても花粉の心配がぐっと少なくなりますからありがたいです。
さて、JR中央線・総武線で、少し前に「中電病」と称される不思議な現象が多発したそうな。2021年から2024年にかけて、運転士が突発的な体調不良に襲われ、途中駅での運転士交代や、居眠り、オーバーランなどの問題が40件以上も発生したとのこと。症状は、意識が朦朧としたり、視界がぼやける、速度感低下などの外部環境を認知する機能に障害が発生する一方で、本人には体調不良の自覚がなかったり、後日聞き取りをしても記憶が欠落していたり酷く曖昧になっていたりするのだと言います。「中電病」に罹った運転士が、「目が虚ろ」、「会話はできるがどこか噛み合わない」といった周囲の観察情報もあるようで、まるで寝落ち寸前のように意識があやふやになるのが特徴のようです。
電車自体に安全装置が完備しているため、よほどの状況でない限り事故になることは無さそうですが、これが更にミステリーなのは、2024年10月を境に患者が現れなくなり、以降再発していないという点。原因も不明なら改善した理由も不明という、実に厄介な話でとりあえずJR東日本としては、「終わった話」になっているのだとか。運転中に意識喪失などされては乗客としてはおちおち安心して乗っていられませんが、未だに原因が不明というのも実に不安感を煽られる話です。「患者」は運転歴20年以上のベテランから1,2年程度の若手まで様々で、年齢、性別、発生区間、発生時間等に共通する点はなく、病歴やワクチン接種歴、組合員かどうかなども調べた末、結局共通点が見つからずといいますから、本当に謎めいています。ひょっとしたら何らかの薬品などを用いて、首都圏のJR運転手を狙って交通機関の麻痺や事故を狙ったテロ行為だったりするのかな? と思いましたが、そんなピンポイントでどれほど効果があるかもしれないものを狙うというのも変な話ですし、そもそもそれならそれで「何を使ってどうやった?」という疑問が出てきます。
どうも今となっては真相を明らかにはできそうにないだけに、あとはフィクションとして面白おかしく消化するより無いのかもしれません。