右手人差し指のさかむけ状態は相変わらずですが、一日二日で治るものでもなし、ここは残る指たちを動員して人差し指一本分の仕事をカバーすることにしました。とは言え、やっぱりミスタイプが増えますし、スピードもがた落ち。ほんと一刻も早く治ってもらいたいものです。
さて、那覇空港で炎上したジェット旅客機、その後の緊急検査で、今度は当該部品を付け忘れたと思われる不具合が発見され、更に、アメリカでも幾つか問題が出てきて、今の時点で合計6機になったそうです。しかも、まだ緊急点検は始めたばかりで、今後同種の部品脱落が生じている機体が増える可能性もあるのだとか。こういう飛行機の部品点数は数百万点に及び、すべて全くミスなく仕上げるのは至難の業だそうですが、大勢の命を預かる機械なのですから、そのあたりはしっかりやっていただきたいと切に願います。一方で、そのような部品が仮に外れたり、あるいは付け忘れていたりしても、通常の飛行には影響ないように設計段階から作りこんでおくのが安全な乗り物の作り方、というものではないかと思います。高々ボルト一本で数百人の命が左右されるような事態を防げなかった設計というのは、やっぱりどこか安全確保に抜け落ちがあったとしか思えません。この際不具合のあった部品だけじゃなくて、他にも可能性のある危険箇所を洗い出しして、製造メーカーに改善要望を出すくらいはしても良いのではないか、と思うのですが、そこまで日本の事故調に期待するのは無理があるのでしょうか。
一方JR福知山線はまるで呪われているみたいに不具合が続出しているようです。一昨日から信号機が故障して運転再開に18時間かかる事故が生じたと思ったら、今朝は車掌がおなかをこわして車内で粗相してしまい、その掃除で当該電車を含めて4本が運休する羽目になってしまいました。電車に乗っているうちにおなかの具合が悪くなるのは割りと経験することで、目的地まで我慢できずに途中下車して駅のトイレに飛び込む、なんていうこともあったりするのですが、それすら間に合わなかったということですから、その車掌さんはよほど切迫した状態に陥っていたのでしょう。乗員の健康管理に問題があった、ということなのかもしれませんが、兎に角JR西日本にとってはツキがない、という感じではあります。
きくところによるとメンテナンスは外注しているそうですが、先日の信号機故障にしても、原因解明がなかなかできずにいたところからしても、メンテナンスを請け負う会社も、想定マニュアルどおりのことは無難にこなせても、想定外のトラブルには対処できないレベルのスキルしかなかったということなのでしょう。国鉄時代には、信号機なら隅々まで知り尽くして、トラブルの原因を洗い出したり、それを修理したりできるベテランの熟練工を、国鉄として多数抱えていらっしゃったんでしょうが、そういう経験が物を言う仕事をする人が、JRに限らず、どんどん減っているような気がいたします。うちの職場でも、パソコンのトラブル一つとってもまともに対処できる人はほとんどおりません。大抵はコンセントが抜けていました、レベルのたわいないトラブルが多いのですが、たとえばコンセントはちゃんと入っている、としたときに、ケーブルが断線しているのか、スイッチ周りなどPCそのものに不具合があるのか、判断して対処することができる人間がほとんどいないのです。こんなことは、形を変えて社会のあらゆる現場で起こっていることなんじゃないかと思います。本当に、一体いつどこで我々は、そんなスキルを磨くことをやめてしまったんでしょう?
さて、那覇空港で炎上したジェット旅客機、その後の緊急検査で、今度は当該部品を付け忘れたと思われる不具合が発見され、更に、アメリカでも幾つか問題が出てきて、今の時点で合計6機になったそうです。しかも、まだ緊急点検は始めたばかりで、今後同種の部品脱落が生じている機体が増える可能性もあるのだとか。こういう飛行機の部品点数は数百万点に及び、すべて全くミスなく仕上げるのは至難の業だそうですが、大勢の命を預かる機械なのですから、そのあたりはしっかりやっていただきたいと切に願います。一方で、そのような部品が仮に外れたり、あるいは付け忘れていたりしても、通常の飛行には影響ないように設計段階から作りこんでおくのが安全な乗り物の作り方、というものではないかと思います。高々ボルト一本で数百人の命が左右されるような事態を防げなかった設計というのは、やっぱりどこか安全確保に抜け落ちがあったとしか思えません。この際不具合のあった部品だけじゃなくて、他にも可能性のある危険箇所を洗い出しして、製造メーカーに改善要望を出すくらいはしても良いのではないか、と思うのですが、そこまで日本の事故調に期待するのは無理があるのでしょうか。
一方JR福知山線はまるで呪われているみたいに不具合が続出しているようです。一昨日から信号機が故障して運転再開に18時間かかる事故が生じたと思ったら、今朝は車掌がおなかをこわして車内で粗相してしまい、その掃除で当該電車を含めて4本が運休する羽目になってしまいました。電車に乗っているうちにおなかの具合が悪くなるのは割りと経験することで、目的地まで我慢できずに途中下車して駅のトイレに飛び込む、なんていうこともあったりするのですが、それすら間に合わなかったということですから、その車掌さんはよほど切迫した状態に陥っていたのでしょう。乗員の健康管理に問題があった、ということなのかもしれませんが、兎に角JR西日本にとってはツキがない、という感じではあります。
きくところによるとメンテナンスは外注しているそうですが、先日の信号機故障にしても、原因解明がなかなかできずにいたところからしても、メンテナンスを請け負う会社も、想定マニュアルどおりのことは無難にこなせても、想定外のトラブルには対処できないレベルのスキルしかなかったということなのでしょう。国鉄時代には、信号機なら隅々まで知り尽くして、トラブルの原因を洗い出したり、それを修理したりできるベテランの熟練工を、国鉄として多数抱えていらっしゃったんでしょうが、そういう経験が物を言う仕事をする人が、JRに限らず、どんどん減っているような気がいたします。うちの職場でも、パソコンのトラブル一つとってもまともに対処できる人はほとんどおりません。大抵はコンセントが抜けていました、レベルのたわいないトラブルが多いのですが、たとえばコンセントはちゃんと入っている、としたときに、ケーブルが断線しているのか、スイッチ周りなどPCそのものに不具合があるのか、判断して対処することができる人間がほとんどいないのです。こんなことは、形を変えて社会のあらゆる現場で起こっていることなんじゃないかと思います。本当に、一体いつどこで我々は、そんなスキルを磨くことをやめてしまったんでしょう?