奈良市の今朝の最低気温は8.2℃、昼の最高気温は14.2℃、五條市の今朝の最低気温は6.7℃、昼の最高気温は12.4℃でした。今日は明け方に一雨あって、朝は比較的高めの気温で夜が明けました。ただ天気は相変わらずで、午前中はまだしも日差しもありましたが午後はすっかり曇り、肌寒い一日になりました。どうもこのところスッキリしない天気が続いていますが、ずっとこんな天気なのでしょうか?
さて、国民民主党の前原誠司代表代行が、このほど離党届を提出、3人の離党組と無所属から一人を加え、計5人で、新党「教育無償化を実現する会」を結成すると発表しました。前原氏以外の4人は、参議院の嘉田由紀子、衆議院の斉藤アレックス、鈴木敦に、衆院無所属の徳永久志です。代表は前原氏、幹事長は徳永氏が務めるとのことです。国民民主党の代表戦にも出馬した前原氏がなぜ新党を結成して離党したのかについては、前原氏は現在の国民民主党が岸田政権と協力を模索しているからということのようです。「トリガー条項の凍結解除に体重をかけ、岸田政権との協力を模索している。ガソリン代を下げることも大事だが、それが全てではない」と述べています。その上で新党では「日本の失われた30年を取り戻す」、そのために「教育予算の倍増や少子化対策などに取り組む」と述べられました。
ただでさえ少数野党の国民民主党から更に分離独立して極小勢力に甘んじるというのは正直よく判らない心理ですが、鶏口となるも牛後となるなかれという言葉もありますし、極小でもトップであることに意義と満足を覚えておられるのやもしれません。しかし、国民民主党でさえつい最近まで全く政権へは影響力が見られませんでしたし、その上更に小さい政党で一体何ができるのか、しかも今どきワン・イシューで挑もうというのは、流石に無謀すぎやしないかと思わずにはいられません。そのワン・イシューがよりによって「教育無償化」とは、一体国民のどれだけにその主張が届くのやら、と疑問を覚えてしまいます。かつては政権交代を可能にした民主党の党首も務められた政治家が今や5人の小所帯とはまさに隔世の感がありますが、ここから伸びて政策実現が叶うかどうか。松下政経塾出身で国交大臣や外務大臣も務めながら、脇と詰めの甘さで代表辞任に追い込まれたこともある、前原氏の未来やいかに? って、前原氏って若いと思っていましたけど、もう61歳なんですね! 自分が年を取るわけです。