かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

このまま自民が衰弱死したら、結局民主が自民にすりかわるだけに終わりそうな予感。

2009-08-31 22:13:37 | Weblog
 一夜明けて我が奈良県は4区で自民・田野瀬良太郎が僅差でかろうじて競り勝って、奈良県唯一の自民党小選挙区議員となりました。開票98%まで負けていて、ラスト2%での逆転勝ちというある意味劇的な勝利でしたが、そもそも田舎な4区でここまで接戦になるなんて、まさに今回の選挙を象徴しているような気がいたします。
 まあ何とか4区は死守したものの、残り3区は全滅、比例復活で生き残った方もいらっしゃるものの、もはや見る影も無い有様です。さすがにこうなってはもはや是非無しということか、自民党総裁も辞任を表明しましたが、さて、今後自民はどうなるんでしょうね? 一応2大政党制に移行するための小選挙区制、ということなのでしょうが、どうも私は、社会党が落ちぶれて今の見る影も無い社民党へと成り果ててしまった様子と、今の自民党が重なって見えそうな気がして、危惧しております。考えてみるといわゆる55年体制で2大勢力となったうちの一方が退場してはや幾年、とうとう生き残っていたもう片一方も年貢の納め時が来てしまったのかも、と思えるわけです。こうして自民が内部抗争から分裂、小規模化、そして消滅へと進むようなことになれば、結局民主党が自民党に成り代わっただけで、そもそも民主党自体その大半が元自民なわけですから、もしそうなれば結局何にも変わらないと極論することもできそうです。
 そこでここは、自民党には是非しっかりしていただきたいと思います。マスコミが壊滅的打撃、とか言ってるようですが、激減したとは言え残りの木っ端野党を圧倒する119議席を獲得し、改革派議員の方々も結構多数生き残っており、まだまだ頑張ろうと思えば十分頑張れる戦力はあるように見えます。後は、かつての万年野党よろしく、国会で反対のための反対みたいな無駄な愚行をやらかしたりせず、選挙前に共産党が言ってたみたいに、是々非々で民主党政権に建設的な物言いをつけるような、政治をするための集団に脱皮して欲しいです。特に選挙戦終盤のネガティブキャンペーンは見ていて情けないだけでした。誰がやろうと言い出したのか知りませんが、あんなことは二度とやらない政党になって欲しいと切に願います。



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明日最終結果を確認するのが楽しみです。

2009-08-30 22:33:30 | Weblog
 今日は朝からまず投票に行って、昼からは友人達とカラオケ三昧で遊んでました。午後8時までフリーで歌い続けてファミレスに移動し、遅めの夕食をとりながら携帯でニュースを見ておりましたら、まあ大方の下馬評どおり民主大勝、自民惨敗の速報が。まだ開票10%未満の速報値ですが、もう大勢は決したと考えてよいでしょう。我が奈良県でも、自民王国の名をほしいままにしてきた保守の砦がついに陥落し、民主党大躍進を印象付けてくれています。
 投票率も非常に高かったみたいです。朝、投票所に行ったときも、普段は車がほとんど通らない道に次から次へと車がやってきては投票所の近辺に駐車していき、投票所の中も、大勢の人でごった返しておりました。最近あまり見なかった光景のように感じましたが、カラオケから帰宅して奈良県選管のサイトを見ましたら、推定投票率71.1%と前回の小泉郵政選挙を上回る近年まれに見る高さになっており、朝の印象が裏付けられました。以前から盛り上がりに欠ける、とか言われていましたけど、少なくとも我が奈良県の県民の意識は十分選挙に向かっており、それで盛り上がりに欠けたのだとしたら、全体に割と冷静に選挙を見るように民草の姿勢が変わってきたからなのかもしれません。
 最終結果は明日朝見てみようと思いますが、この結果はいろいろな意味で日本が大きくどっかの方角に舵を切ったということなのかもしれませんね。これからの10年ほどでどういう方向に流れが定着するか、興味が尽きない日々が訪れそうですね。

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12 激戦 その2

2009-08-30 10:56:40 | 麗夢小説『向日葵の姉妹達』
 巨大化したROMを追っていた円光は、目の前に信じがたい相手が現れたのを見て足を止めた。
 夢魔だ。
 だがそれは、聖美神女学園やフランケンシュタイン公国で対峙したものとは全く違う。
 あの時の夢魔は、この世に迷い出た妖気の塊に過ぎなかった。だが、こいつらはまるで肉体を持つかのように獣じみたうなり声を上げ、爛々と狂気の光で目を輝かせながら円光の前に立ちはだかっているのだ。
「これは面妖な……」
 円光は錫杖を手に取り直すと、破邪の真言を口誦さんだ。たちまち体に力が漲り、錫杖がほのかな光に包まれる。その光に怒りを覚えたのか、夢魔が突然円光に飛びかかった。熊のそれを思わせる漆黒の巨体が、その図体からは考えられないほど俊敏に飛び、鋭い鍵爪を生やした丸太のような腕で、円光目がけて殴りかかる。
 円光はその直線的な攻撃を軽くかがんで空振りさせるや、不動明王真言を錫杖の先一点に集中し、夢魔の懐に叩き込んだ。伸びきった夢魔の体が途端に九の字に折れ曲がり、牙を植え並べた大きな口から、泡と共に真っ赤な血を吹き出す。円光渾身の一撃を喰らった夢魔は、そのままどうと横倒しになり、たちまち全身から白い泡を吹いて、地面に溶けていった。
 円光はそのしっかりした手応えに確信した。
 間違いない。
 明らかに、この夢魔は肉体を持っている。
(まさか、ROMの肉体を元に、夢魔が体を手に入れてきているのか……)
 やっかいなことになった、と円光は思った。
 少なくとも妖気のままなら、例えば円光必殺の秘法を使えば、一網打尽に消滅させることが出来る。だが相手が肉体を持つとなれば、直接その体に呪を撃ち込まないと効き目は薄いかも知れない。
 さてどうしたものか、と考えている余裕は円光にはなかった。円光の耳に、絹裂く女の悲鳴が届いたからである。
 大急ぎで駆け付けると、十人ほどの浴衣姿の少女の群が一所にかたまり、その周囲に一目20匹は下らない夢魔達が、うなり声を上げて蟠っている。
「おのれ!」
 円光は新たに真言を口に含むと、一気に跳躍して手近な夢魔の背後を襲った。夢魔が振り返る間もなく錫杖で首筋を突き、退魔滅妖の真言を叩き込む。たちまちその一体が絶叫を上げて倒れ、周りの夢魔が驚く間に、円光は少女達の前へと躍り出た。まっすぐ錫杖を自分の前の地面に突き立て、手に印を結んで念を凝らす。たちまち円光を中心に半円球の結界が生じ、外界と中とを遮断した。そこに夢魔達がしゃにむに取り付いてきたが、円光の結界の力は強く、夢魔達は触れた瞬間感電したようにびくっと手を引き、大きくうなり声を上げて周りを取り囲んだ。
(さて、どうしたものか)
 夢魔達が諦めて去ってくれれば言うことはないが、さすがにそれを望むのは無理だろう。一体一体はさほど恐ろしいとは思わないが、数を束ねてこられてはちとやっかいである。それにこの少女等を守りながらとなると、余程考えないと難しい。何とか少女等の安全を保ちつつ、奴らを倒す法はあるまいか。
 その時、円光の耳に、どこかで聞いたことのある騒音が、きゅるきゅると囁いた。思わずそちらに目をやると、5匹の巨大なカブトムシが、角を振り上げながらこちらに向かって疾走してくる。
(あれはまさか?!)
 円光は咄嗟に相手の意図を読みとると、結界の力を最大限に高めた。その瞬間、カブト虫たちの角の先から真っ赤な閃光が走った。直後に巨大な火が5体の夢魔を同時に包み込み、凄まじい爆風が夢魔達をなぎ倒した。更に次々と浴びせられる火線が、一発も誤ることなく夢魔達を爆砕し、炎に包み込んだ。20体を数えた夢魔はたちどころに掃討され、その死骸が泡立ちながら消えていった。
 円光が久しぶりで見るその戦車は、結界を解いた円光の前でぴたりと停止した。
『君だったのか。久しぶりだな』
 やや生硬な日本語に、円光の記憶が刺激された。
「お助けいただいて忝ない。そのお声、ケンプ将軍とお見受けいたすが」
『ああ。それにしても君は相変わらず大したものだ。こちらのセンサーでも君の力が一番強く反応していたよ』
 スピーカー越しにケンプの弾んだ声が、円光の耳に届く聞く。久々の戦場で血が騒いでいるのだろうか。円光は更にその後ろに連なる残り4両の戦車を見た。かつて円光は、死神によって狂わされたドラコニアンを棒一本で行動停止させた事がある。だが、今目の前にあるそれは、外観上はさほど変わったようには見えないのに、様子が明らかに違って見えた。人で言うオーラに似た雰囲気を、円光はその戦車群に読みとった。
「シェリー殿のこと、全く面目次第もない。拙僧、この身に代えても必ずや救出いたす故、しばしの猶予を頂きたい」
 ケンプは円光が謝る理由が判らなかったが、その悲壮な決意表明に、思わず涙しそうになった。
『また、シェリーを助けてくれるのかね』
 円光が力強く頷いた。
『……ありがとう。では君も一緒に来てくれ給え。共に戦おう』
「承知した」
 円光はひらりとケンプの座乗するドラコニアンIIに飛び乗った。
 脅威の東洋人を味方に付けたケンプは、勇気百倍して新たな命令を下した。
「モーリッツとヨハンはこの市民を後方の安全地帯まで誘導せよ。ハイネマン、シュナイダーは私に続け。では行くぞ!」
『ヤーッ!』
 複数の威勢の良い返事がスピーカーから流れ出る。一拍おいてケンプのドラコニアンが再び前方に動き出し、すぐ後ろの二両が相次いでその後を追った。残された二両のドラコニアンIIから片言の日本語が流れ、少女達を挟んで、ゆっくりと後方へと動き出した。
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ガキの頃は自転車でどこまでも走ったものですが・・・。

2009-08-29 21:35:51 | Weblog
 今日は近所、といっても車で10分くらいのところでとあるイベントごとがあったので、家人を連れて出かけました。天気予報では朝から雨模様、という話でしたが、案外よく晴れていたので自転車で出かけましたら、11時過ぎくらいから妙に黒い雲が西から流れてきたので、これはちとまずい、と家人をせかして一旦帰宅しましたら、程なくどっとばかりに大雨が降ってきました。
 まさに間一髪。
 危うく濡れ鼠状態で自転車をこぐ羽目に陥るところでした。
 イベントはまだ途中だったので、雨の中、今度は車で再乗り込みしました。最初自転車を選択したのは天気のせいもあったのですが、車を止めるところがあるかどうか不安だったからですが、ちゃんと車も止められそうだったので出直したわけです。おかげで一時帰宅のハプニングはあったものの、ほぼ予定通りイベント参加できました。
 それにしても、自転車ってあんなにきつい乗り物だったとは、久しく乗ってないのでほとんど忘れておりました。自転車って、実に当たり前なのですがエンジンブレーキはないし、ギヤダウンしても速度には何ら影響が無いようにできています。バックミラーも付いてないし、頼りになるのはハンドル左右のブレーキのみ。しかも車体が軽い割りに重心が高くなるので、どうにも安定感に乏しく、長年バイクに乗っていた身としては実に頼りなげな乗り物なのです。せめて、左右のブレーキに加えてギヤチェンジしたらそれがブレーキとして機能するように作れないものでしょうか。
 でも、一番頼りにならんのが自分の足だったのですよねぇ。
 日ごろの運動不足を大いに反省させられました。でも多分明日明後日の方がもっと真摯に反省することでしょう。もう既にモモの脂肪に埋まってるなけなしの筋肉が悲鳴上げていて、明日ちゃんと歩けるかどうか、今から不安なのです。とにかく風呂に入ってよくほぐし、寝る前に湿布でもして少しはマシになるよう努力するより今は無いですね。



 
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田舎の選挙は選択肢が乏しすぎて楽しみがいがなさすぎる気がします。

2009-08-28 22:24:35 | Weblog
 選挙期間中は公職選挙法にご留意いただきますようお願いいたします、との表示がブログ編集画面に出てもう随分になりますが、与野党ともそんな言葉はどこ吹く風とばかりにそれぞれのサイトの更新に余念ないみたいですね。公職選挙法は選挙活動は規制するが政治活動は規制対象ではない、という解釈が成り立つそうで、それぞれの政党のサイト更新も、選挙活動ではなく、通常の政治活動である、という判断なのだそうです。しかしながら、この段階で行われる「政治活動」なるものが選挙と無関係のはずは無く、もっと広く取れば、政治家の普段の活動は押しなべて選挙対策であり、次の選挙のための布石だ、と言う見方もできるわけで、、そもそも政治活動と選挙活動を峻別しようと言う発想自体ばかげていると思うわけです。たとえばブログで、○○さんを応援します! と書けば選挙違反になるのかもしれないですが、自民党が好きですとか民主を応援しますとか共産頑張れ、と言うようなものは、その人の政治的信条をあらわしているだけで選挙活動ではない、と言うことになるのでしょうか? それともそれもアウト? まあこれも明後日までの辛抱で、次の参院選までは見ることも無かろうと思えば多少の我慢もしてみてもとは思うのですが、どこまでが許されてどこからがいけないのかはっきりしないような規制は百害あって一利なし、本当に何とかしてほしいです。
 でも、明後日誰に、どこに自分の1票を使ったものか。都会ほど候補者が多ければ選択肢も広がってもう少し楽しく悩めそうなのですが、田舎なうちの選挙区は、毎度おなじみの自民党候補、民主党候補の二人に、共産党のヒトがたまに絡むくらいで、選択肢が実に乏しいのです。あ、今年は確か幸福実現党なる政党が立候補していたっけ。まあそれはともかく、候補者はどなたも一長一短で、○○さんに入れます! と勢い込むだけの魅力に乏しい。さりとてこれだけしか候補者がいないのですから、棄権するのを除くとすれば、この3人のうちの誰かに入れないとならないということになります。いっそ小選挙区では、選択肢が乏しい地方の人に限り、全国どこの誰に入れても可、と言うくらいのことをしてもらいたいですね。よく地方と都会の一票の格差が話題になる事がありますが、地方にはこういう選択肢の無さ、と言う都会との格差が存在することも、そういった議論の中に加味してもらいたいです。
 と言うわけで小選挙区の票は最後の最後まで消極的に悩むでしょう。最終的には消去法で幾分でもましになりそうな方に入れることになるでしょうが、それも甲乙付けがたい気がするのが困ったものです。
 一方の比例区はというと、これも悩んでいます。ただしこちらは、どちらに入れようか、と言う選択肢がある悩みですので、幾分前向きです。たぶん最終的には、無駄になりにくそうな一票になるよう選択することになるでしょう。
 それにしても今ひとつ盛り上がりにかけますが、投票率、どこまで伸びるでしょうね?

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旅行の荷物は軽い方がいいのは判っていたのですが、これまでなかなかできませんでした。

2009-08-27 21:54:30 | Weblog
 何とか無事帰ってきました。思い切って秋仕様で出かけたためか、結構寒いときが多かったですがさして体調に影響することも無く、大抵仕事で遠出した後は疲労困狽してヘロヘロになって帰ってきた末、何日かは体調いまいちのままで過ごすことになるのですが、この分ですと明日は元気に出勤できそうです。でも、普段ヘロヘロになる原因を考えて見ますと、結構重い荷物を抱えて移動することが多い、というのが大きな一因だと思います。その重さの主犯は、やはり「本」です。たとえば旅行中危険をなるべく避けられるよう易占の道具一式(といってもサイコロ3つですが)を持って行って朝ホテルで必ず卦を立ててから出かけるようにしているのですが、そのとき出た卦を解釈するために易経上下巻を携帯して行きます。もちろん文庫ではありますが、2冊もあるとなかなか馬鹿にならないのです。それに、道中読むための小説。それも、なるべく時間が持つように分厚いのを特に選んで行くようにしています。当然ながらそんな本でも2日と持ちませんから、旅先で1冊、2冊と買い求め、古書店でもあろうものなら、数冊まとめて購入したりもして、これがそのまま荷物として我が肉体を酷使することになるのです。もし仕事が学会や研究会なら、更にこの上に資料とか概要集と称するコミケカタログのような分厚く重たい書類セットが配布され、荷物として持ち歩かねばなりません。夏なら暑さ対策に飲み物を持って歩くこともしばしばありますし、それらを総合すると、帰りはひょっとするとコミケ遠征並の大荷物になるといっても過言ではありません。
 ソレが今回、本は一切持たずに行動しました。いつも肌身離さず持ち歩いていた易経上下巻も、今回は持って行くのをやめ、代わりに、占いのサイトで簡潔に卦の解説をしているところを見つけたので、携帯でそのサイトを呼び出して卦の判断を済ませるようにしました。昔は解説もいちいち本に当たって読み込まないとなかなか判断できかねたのですが、長いことやってきたおかげか、簡単な吉凶判断くらいの占いサイトの記述でも、それを元に判断できるようになったので、旅行中解説本は要らなくなったのです。それから、なんと自分でも信じられないことに、今回旅行中に一冊の本も購入せずに済ませました。多分こんなことは初めてじゃないかと思いますが、全体にハードスケジュールだったこともあって本屋さんに寄る余裕も無かったのが返ってよかったのでしょう。では新幹線とは言え片道3時間弱の乗車時間をどうして過ごしたかというと、カラオケの練習、でした。といってもまさか声を出して歌うわけには行きませんので、歌詞検索サイトから写して印刷した歌詞を手にしながら、携帯プレーヤーでひたすら歌を聴き続ける、と言うなんとも地味な時間つぶしでした。結局それでは最終的には間が持たなくなって、折り紙などして遊んだりもしましたが。
 そんなこんなでかつて無いほど活字とは縁の無い2泊3日を過ごしました。来月再来月はまた南に北に飛び回ることになりますので、新型インフルエンザが繁盛する中少しでも体調を維持するためにも、己の体力にあった荷物で動こうと思います。


 
 今回
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世の中もう少し横着に余裕を持てるようになればいいんじゃないかと思います.

2009-08-26 22:43:09 | Weblog
 東京2日目。昨日とほぼ同じく、秋ものスーツで過ごせる涼しい一日でした。明日から少し蒸し暑さが増すそうですが、明日の午後早くに東京を発ち、冷房効き過ぎの新幹線に閉じ込められる予定なので、おそらく暑くて困るというようなことにはならないでしょう。

 さて今日は中央線沿いのとある大学の先生と、現在進行中の共同研究についていろいろと情報交換するために大学を訪れるという、今回の出張の一番の目的をこなしてきました。まあ前々から意気投合して一緒にやっていきましょう! という話をしていたところなので全く隔意無く気楽に話することができました。私も色々な学校の先生方と話をして参りましたが、今日お会いした先生程さばけて何かにつけ気楽に話題にできる方というのはなかなかいません。世の中、こんな先生ばかりになれば実にやりやすいのですが、現実には結構気難しい方もおられますので、なかなかに注意が必要です。そういう点から言っても、この先生は有り難い存在です。

 そうして公式の話の後は当然のごとく「一杯参りましょう」ということになります。ただ、酒が入っての話題の中心はやっぱり仕事のこと、研究のことになりますので、結局実質仕事と何らかわりません。実のところ、より本音の出やすくなる仕事の後のおつきあいの方が遥かに重要だったりするのですが、その辺りの機微は、出張旅費の査定をする事務方の人達にはまず理解されないので、公式の出張計画からはもちろんアフター5の「仕事」に関しては何も記載していないですし、帰ってからの復命書にも、夜そんな話をして来ました、というようなことは全く触れません。それでいて、共同研究のネタとか研究予算獲得のための霞ヶ関情報とかいうようなその後の仕事に一番影響の出てくる話は、こういう場でしか出てこないので、公式の記録には残らないアングラな情報が未来を決定していくのです。
 多分、例えばビジネスとか政治の話などのような他の分野でも、そういう風に「公式」以外の部分で決まってしまうところが多いのでは無いでしょうか。それを「密室」だとか言って批判するのはやさしいことではありますが、ある程度はそういうものも黙認していかないと、世の中上手く回らないのではないか、と思います。どちらかというと「密室」をとやかく言うよりも、一定期間経った後は内容を公開して誰でも見たければ見られるようにする方が重要じゃないでしょうか。そういうのが国民の間で認められるようになれば、核持ち込み合意疑惑とかもはっきりするでしょうし、私たちもいらざる話で総務から面倒くさいことを言われずに済みます。
 今日はとりとめも無く研究や政治の話に花を咲かせながら、そんな風にもう少し世の中横着に余裕を持っても良いのでは無いか、などと、アルコールに浸されていく頭で考えておりました。


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もう秋ですね

2009-08-25 21:11:47 | Weblog
仕事で東京に出て来ています。
一人ではなく、スケジュールも結構タイトなのであまり自由な行動もできませんが、その分仕事そのものを楽しもうと思います。
ところで東京もずいぶん涼しいですね。今回服装をどうしようかかなり悩んだのですが、夏用の麻織り薄手のスーツではなく秋用のやや厚手のウールのスーツを選択して正解でした。新幹線はじめJRはあいかわらずガンガン冷房利かせてますし、日が落ちてからは涼しさも一段と増して来ましたから、夏仕様で来ていたら風邪を引いていたかもしれません。
それにしてもこちらの皆さんは寒さに強いのですね。半袖カッターシャツで平気で電車乗ってるんですから。秋物スーツ着てる自分の方が変なんじゃないか?とかえって疑ってしまいました。
この涼しさは明日も続くそうですから、今回の上京では、暑くてかなわん! というようなことにはならないでしょう。新型インフルエンザが流行っているとのことですし、風邪など土産に持って帰らないよう注意したいです。
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普段は興味の無いことでも時と場合に恵まれればのめりこむこともあるのですね。

2009-08-24 21:38:41 | Weblog
 今日の夏の甲子園決勝戦、いや凄かったですね! 私は高校野球というのはどちらかと言うとあまり好きではないのですが、今日の中京大中京と日本文理の試合の中盤から終盤にかけての展開は、まさにこれ以上ないほどドラマティックで、見ていてはらはらどきどきが止まりませんでした。別にどちらの学校の出身でもないですし、近隣に住んでいたことも無く、知り合いもいないのですが、そういう素朴な地域感情が無くてものめりこめる勝負が見られるとは、正直思っても見ませんでした。均衡を破る6回裏中京の鮮やかな攻撃。途中、投手の気落ちが伝わってくるような不運な一打もあり、やられる時はかくもこてんぱんにのされるものか、とマウンドの投手が痛々しく感じましたが、これで勝負アリ、と思いきや、互いに2点ずつを加えて迎え9回表日本文理の最後の攻撃、2アウト取られてからのまさに執念としか言いようの無い怒涛の追撃戦を、ただただ見守るばかりでした。そして1点差に迫りなお同店、逆転のランナーを置いての決戦の時。別に日本文理を応援する義理も何も無いのですが、あの最後のバッターが倒れる瞬間だけは、真摯に日本文理を応援してしまいました。野球は9回2アウトから、なんていうのは漫画の世界だけのことだろう、と思っておりましたが、現実にこういうのを目の当たりにすると、高校野球も捨てたものじゃないな、と言う気がいたします。まさに、投げも投げたり、打ちも打ったり、ですね。


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何故か特定記事にだけ「特定」傾向のTBが食いついてきます。

2009-08-23 22:06:10 | Weblog
 うちのブログで奇妙な現象がありまして、ここ最近何故か特定の記事にやたらとトラックバックが食いついてくる、と言うものです。それも、いかにも怪しげだったりする18禁系のが。といってもうちのような辺境でそう頻繁にあるわけでもなく、せいぜい月に一つ程度なのですが、不思議なほど、その記事にだけいやらしげなトラックバックが寄って来ます。うちのブログ記事にも、たとえば麗夢XXの話とか、D.D.ブレイカーのこととか、ちょっとそっち系と親和性のありそうな話があるわけですが、やたらと張られるのは全然関係ない内容のやつで、本文もまるでそんな内容とは関係ありません。その記事とは、今年の5月25日にアップした「核には核、ととりあえず議題にあげて侃々諤々やってみるだけもしてみてはどうかと思います。」というものです。北朝鮮の核実験成功のニュースを聞いて、わが国も核について見ざる聞かざる言わざるはそろそろやめて、話だけでもできるようにしてみたらどうか、という話なのですが、アップしたときもそれほど多くのアクセスがあったわけではないですし、何故これにだけ妙なトラックバックが付いてくるのか、正直不思議でなりません。コメントと違い、トラックバックの方はなかなか気づくことが無いために、一応リンク張られた当初はこちらでは非公開として管理し、時々確認してはその記事の内容を考えて関連がある、と判断したもののみ公開するように調整させてもらっていますので、その種のトラックバックが表に出ることはまず無いのですが、4年半、ほぼ毎日更新して記事総数2000に達する中からどうしてこれだけその筋から特別視されているのか、できれば教えてもらいたいものです。こんな類のが、いちいち人が記事を見ながらトラックバックを張りに来ているとは到底思えませんし、何らかのロボットが自動的に作業を行っているのでしょうが、この記事のどこにその種のロボットが食いついてくるところがあるのか、純粋に興味も沸いてきます。
 まあ教えていただいたからといってトラックバックを公開することはありませんし、今日のものも速攻で削除いたしました。うちのような勝手気ままな無名の辺境はその程度で済んでいますけど、日に何千何万とアクセスのある有名どころだともっと大変なのでしょうね。逆にその種の物を排除するロボットが常駐していたりするんでしょうか? うちには不要ですけど、それはそれで興味深いかも?



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12 激戦 その1

2009-08-23 13:29:12 | 麗夢小説『向日葵の姉妹達』
 大阪府伊丹市にある陸上自衛隊第三師団司令部は、交錯する情報の中で混乱を極めていた。大阪市内に怪獣出現! と言う情報が、あまりに非現実的で理解を絶した内容だったからだ。それでも大阪府知事からの緊急出動要請を受け、また、マスコミ各社の映像がテレビ画面の全てをそれ一色に染め上げる頃には、さすがに事態を傍観するわけには行かなくなった。既に八尾空港からスクランブルさせたヘリが、現場に急行している。また、手元にある第三偵察隊を大阪市内方面に出動させる一方、第三六普通科連隊に出動準備を急がせてもいる。しかし、もっとも頼りになるはずの戦車大隊は、第三、第一〇とも滋賀県今津に位置するため、どんなに急がせてもまだ当分は間に合いそうにない。それに何よりも、自衛隊は怪獣との戦闘を想定して装備も訓練も整えてきてはいない。はたしてこれで怪獣などに立ち向かえるものなのか、誰も言わないだけで幕僚陣の皆がその不安を抱いていた。大体、どのフィクションの世界でも、自分達は怪獣に蹂躙される役回りと相場が決まっているではないか……。
 そんな中、一本の不可解な報告が司令部に届いた。
「所属不明の戦車中隊? 一体なんだそれは?」
 混乱する現場では、早くも今津の部隊の一部が到着したのか、と、喜んで素通りさせたのだという。しかし、その戦車の形状が、日頃慣れ親しんだ九〇式とも七四式とも異なる上、所属も告げずに走り去ったのを不審に思った偵察員がようやく連絡を寄こしたのだ。
 まさか、この機に乗じて某国の侵略が始まったのか、いや、そもそも怪獣その物が某国の新兵器という可能性もある……。
 結局師団長の疑問が口の端に上らぬ内に、謎の五両の戦車は、信じがたいほどの機動力と土地勘を発揮して、瞬く間に大阪の街へと消えていった。
 
 これは思ったよりも良いものに仕上がっている。ケンプは狭い車内に灯る各種電子兵装の明かりを受けながら、戦車隊の先頭切って大阪の街を走り抜けていた。
 震動、騒音ともこれが戦車かと疑うほどに少ない。
 人間工学的にも洗練されたコクピットは、一日のテストに付き合って体に疲労がたまったケンプでも、楽に操縦できる様に出来ている。各種計器板は見やすい位置にレイアウトされており、外部の状況も、中央の光学系モニターだけでなく、各種センサーを用いて視覚以上のデータが統合的に把握できる。
 中でも今回の目玉は、光学モニターの右脇に設置された、対精神活動体専用のセンサーである。今回は相手が誰が見ても見失うことのない巨大さ故に、このセンサーを使う場面はないかも知れない。だが、機会があれば是非試してみたいシステムであった。何といっても兵器というものは、実戦で使ってみて初めて良い悪いが判断できるものなのだから。
 戦闘シュミレーションが大阪の街を想定して組み上げてあったおかげで、ケンプの部隊は実にスムーズに南港のテスト場から最短距離で「戦場」である大阪城に辿り着こうとしていた。もともとこの戦車のベースになったドラコニアンは、狭隘な山岳地帯や市街地での戦闘を想定して、各種チューニングが施されている。ごちゃごちゃした大阪の街は、そのテストには最適の戦場だ。
 もうすぐだ、シェリー!
 ケンプは、光学モニターを最大望遠にセットして、その中央にシェリーの姿を捉えた。特殊なブレ補正機構が、キャタピラで走行する震動を完璧に捉えて映像をびくともさせない。ケンプはそんな日本の精密技術に溜息をつきつつ、ふとその右の小モニターに赤と緑の点滅する反応を見た。対精神活動体センサーの反応である。赤の点が5、緑の点が1。鬼童指導の元作成されたマニュアルには、赤が妖魔を表す黒の想念、緑は一般的な人の存在を表すという。ケンプは急いでその対象に光学モニターを切り替えた。シェリーの姿が画面の中で小さく縮み、左隅に畳み込まれる。必要になったらその部分を指で触れるだけで、また元通り拡大される仕組みだ。だが、今度はそんなギミックに感心している余裕はなかった。
「あれは?!」
 忘れもしないジュリアン事件の記憶が甦る。
 我々の最新兵器が全く通用しなかった化け物どもの姿。
 一見人のように二本足で歩きながら、毛むくじゃらな体の先端に、狼のそれを思わせる頭を戴いている。大きく裂けた口には鋭い牙がずらりと並び、涎がてらてらと光っているのが全くもっておぞましい。その化け物5体に、一人の女性が取り囲まれている。この国の民族衣装が大きく裂け、煤けた顔が、恐怖に引きつっている。恐らくまだ10代と思われる少女だ。
『閣下! 瘴気レベル3。警戒が必要です!』
 ハイネマンの声がスピーカーに流れる。瘴気とは、センサーの開発者である鬼童海丸によると、魔界に充満するという負のエネルギーの総称だそうである。かつてジュリアン事件の時には、この瘴気に電子兵装や通信機器が狂わされ、ドラコニアン同士の連携が全く取れなくされた。だが、今のところこのドラコニアンIIには微塵の影響も感じられない。
 これはいける。
 ケンプは確かな手応えを感じ、新たな命令を下した。
「目の前の怪物どもを掃討。市民を救出する。市民の安全確保のため、砲撃時の弾道に注意せよ」
『了解!』
 ケンプの指揮戦闘モニターに、一列縦隊で並んでいた小さな三角が、先頭を中心に一斉に左右へ散開するのが映った。ケンプははじめ、自分の乗るもの以外は全て自分で操作する半自動操縦にするつもりであった。ドラコニアンはもともとそう言う運用も可能な設計になっている。だが、さすがに鍛え上げた戦士が乗っていると、動きが鋭く的確で無駄がない。
 設定次第で集中砲火も各個撃破も可能であるが、ケンプは一撃でケリを付けるため、各個撃破を選択した。これで連動した各車のコンピューターがそれぞれ独自に目標をロックし、砲身の方向を微調整する。しかも互いに重複しないように敵を選択、攻撃するのだ。ケンプは、全ての準備が整ったことを確認し、鋭く攻撃命令を下した。
「撃て!」
 同時に無反動砲が咆哮した。市民への安全を担保するため、炸薬量を調整したが、夢魔と言えどもこの剣の力にそう対抗できるものではない。案の定、5体の夢魔全部が、ほとんど同時に上半身を吹き飛ばされた。爆風は見事娘の左右を高速で吹き流れ、その民族衣装の裾を乱したに留まる。魔物は下半身だけでしばらく立っていたが、ドラコニアンIIの接近する震動を受けて、脆くもその場に崩れ落ちた。
 ケンプはドラコニアンIIを停止させると、へたり込んだ女性にマイクを通じて呼びかけた。
「歩けるなら急いでこの場所を離れなさい。我々の来た方に行けば助かる」
 すると娘は、わなわなと震えながらも何か言った。ケンプは音声センサーを女性に指向させ、センサーの感度を上げた。
『む、向こうに友達が取り残されて……』
 娘が震える手で今まさにケンプが行こうとしている方角を指さした。
「わかった。我々が必ず救出する。君は早く逃げたまえ」
『あ、ありがとう』
 娘はよろよろと立ち上がると、瓦礫に躓きながらもしっかりした足取りで歩き出した。
『閣下、2キロ前方に精神体反応探知。巨大です』
 ケンプは即座にセンサーを部下のドラコニアンIIとリンクさせた。なるほど、距離があるためか数の程は不明だが、赤、青、緑の点が入り乱れているのが見える。
「よし、行くぞ」
 ケンプは新たな目標を定めると、改めてモニターを長距離モードにセットした。
「待っててくれシェリー」
 ケンプは画面の中のシェリーに語りかけると、ドラコニアンIIのアクセルを思い切り踏み込んだ。
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政権選択選挙と言うけれど、選択肢ははたしてあるんでしょうか?

2009-08-22 21:53:25 | Weblog
 8月も残り10日を切って、空気の感じもいよいよ夏も終わりか、と言う様相に変わってきた気がします。思えば暑い、という様子がほとんどないままの夏でしたが、このまま暑さが戻ることも無く、季節は一直線に秋に移行してしまうんでしょうか? 昨年の今日は異様に気温が下がって寒いくらいでしたが、そのあとまた暑さが戻って夏ばてを助長してくれたりもしたようです。それと比べて今年はどうか。作物の育ちを考えると遅まきながらでも暑くなってくれた方がよいかもしれないのですが、もしこのまま秋になったら、非常に長い秋になるのか、あるいは冬も早くやってくるのか、年末にかけて、この数ヶ月の天気には目が離せないですね。

 さて、そんなこんなで今年は米も野菜も果物も大方不作、場所によっては大凶作、といってよいレベルまで収穫が落ち込みそうな様子ですが、そんなわが国の農業の行く末を明るくしてくれなければならないはずの農業政策は、各党ともまともに考えているとは到底思えないものが並んでいます。
 農業問題には、後継者がおらず、高齢化が急速に進んでいる、という担い手の問題と、やる気があっても農地法の制限で企業では農業に参入できず、といってやる気のある専業農家にも農地が集まらず、非効率な小規模兼業農家が農地の大半を占めているという構造の問題とがあり、それに減反やら中山間地対策やらのオプションがまとわり付いて、やたらとコスト高で身動き取れないようになってきているのがあると私は解釈しています。それを解決するには、減反政策や農地法に代表される農業現場に対する政府の介入をやめ、非効率な中山間地や小規模の2種兼業農家はばっさりと切り捨て、効率よく農業を展開できる土地で、意欲と資本力と生産能力とを豊富に持つ実力ある専業農家や企業に農地を集積して仕事してもらう、に尽きると思います。それだけ政策を変化させれば当然色々な軋轢が生じるでしょうからそれは政策的に緩和方法を別途考えればよく、多分それも後10年くらいで大方の現役農家は鬼籍に入るか体力が続かなくなってリタイヤするでしょうから、それまでの間のことだけ考えて、政策を実施するように仕向けて行けばよいのです。
 しかし、そんな話よりもまずは、この国の食料自給率をどう考えるのか、国民が食べるものは国産で大方まかなおうと言うことにするのか、もう世界中と自由貿易協定を結んで地球規模でまかなえばいいじゃないか、ということにするのか、と言うような話について決めておかないと、今の危機的状況というのが本当に危機的なのかどうか、判断も付かないのではないのでしょうか? 民主党の方は当初FTA締結! と大きくぶち上げていたので、その是非はともかくある程度はちゃんと考えているのかな? と思っておりましたら、選挙間近になってトーンダウンしてしまいましたし、自民党は言わずもがなで今ひとつ何も考えていなさそうだし、将来のわが国の食糧事情はこういう政策で安定的に確保します!という大上段の話をしないまま小手先の対処療法に終始しているものですから、なんとも選びようが無いのです。一方でマスコミでは、農業の現場を知らずに政策を弄んでいる、というような批判の声を目にしますが、国家の大綱を定めるに当たっては、極端な言い方をすれば現場などとりあえず無視してもいいんじゃないでしょうか。それよりも、わが国の国民を飢えさせないためには、年間どれだけの食料を用意する必要があるのか、そしてその食料をどう調達するのかを、将来の国のあり方を想定しつつ語っていただきたいのです。その上で現場の声に耳を傾け、その問題点を洗い出し、必要なセ策を具体的に語るべきでしょう。政権選択選挙だ、と大きく構えるなら、農業のみならず、あらゆる話でまずは基本的な将来像を語っていただかないと、政権を選択するような話はできないのではないか、と思います。

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うるさい! ということだけで公職選挙法違反になるのはどういうものなのでしょうか?

2009-08-21 22:59:28 | Weblog
 ブログを編集しようと編集画面に入りましたら、上の方にある赤字の注意事項が一行増えていました。何かと思いましたら、
『※選挙期間中は公職選挙法にご留意いただきますようお願いいたします。』だそうな。
 辺境の弱小ブログくらい好きにやらせろ、と言いたいところですが、万が一にもつまんないことで当局の目を引いて痛くもない腹を探られるのも業腹です。そこでなるべく差しさわりのない話をと思うのですが、やはり今の時期気になるのは選挙! ですので、なるべく注意を払いつつ、ブログをつけるといたしましょう。でも注意書きにそう書くからには、「ご留意」すべき内容について、もっとちゃんと情報を出すべきではなかろうか、と思います。ただでさえ公職選挙法は複雑怪奇にして素人の理解するところにあらず、プロでさえ全容を把握している者は少なし、という天下の難法。gooブログほどの大手さんなら、せめてブログで避けておいた方がよい話題などについて、もう少し情報開示してくれてもいいんじゃないかと思います。それとも、そういうことをすること自体、ひょっとして公職選挙法に引っかかったりしかねないことなのでしょうか? 素人には全然わかりかねます。

 さて、その公職選挙法違反容疑で、候補者側ではなく、有権者の側が逮捕される例が相次いでいるようです。候補者にバケツの水をかけるとか、マイクを奪い取って邪魔をする、とか。どちらも理由は「うるさい!」だそうです。
 また、駅前でビラを差し出されたのが邪魔だとして運動員につばを吐きかけた67歳の男性も逮捕されました。
 まあビラくらい、欲しくなければ無視して通るとか、丁寧に行くならいらない、と手の一つも振って意思表示すれば無理強いはされないと思うのですが、選挙カーでがなりたてたり、街角で勝手に演説を始めたりされるのは、無視するわけにも行かないのでうるさいというのは容易に理解できます。やりすぎて暴力沙汰に及んではさすがにどうかとは思いますが、水をかけたくらいで逮捕というのはいかがなものか、と感じずにはいられません。ヒトに一票の命運を託そうという決意と覚悟を持って選挙に出るのですから、候補者には、相容れないヒトからの些細な悪意くらい甘んじて受けて立ち、度量の程を示してしかるべきではないか、と言うのはあまりに身勝手な要求でしょうか? でも海外では水ではすまずに銃弾やら爆弾やらで文字通り命がけになる選挙もあるわけで、それに比べればのどかな選挙戦だと思ったりもするのです。
 ところで、中には「赤ちゃんが寝てるからもっと静かにしてくれ」と要求したら、平謝りに謝って道一筋向こうの辻に演説場所を変えてくれた候補者も昔いました。道一つ変えたくらいでそううるささは変わらないのですが、ともかくもこちらの言い分を理解してそれなりに対応してくれたと言う、たとえ選挙向けのええカッコしだとしてもそういう態度は素直にうれしく感じますから、主義主張は全く相容れない政治志向の団体の方だったにもかかわらず、たまには一票入れてやるか、と言う気にもさせられたりして、実際に一票入れたりもしました。候補者の皆さんも、自分の売り込みに必死になってヒトの都合などお構い無しというような醜態をさらすよりは、好感度を上げるにはどうしたらよいか、なんてことに少しは頭をひねられてはいかがかと思います。

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車のタイヤを交換しました。

2009-08-20 22:03:48 | Weblog
 体調は相変わらず、悪くはないものの妙なだるさが抜けないと言う状況が続きますが、少しだけましになったかな? と思わないでもない感じがしてきました。今が底でこれから少しずつでも上昇傾向になってくれればありがたいのですが。

 さて、今日は同じく調子が悪化していた愛車のプレオにちょっと手を入れました。最近、どうも走っていると妙に車がぶれて前輪が流れるような感じになる事がありました。なんとなく気になって前輪を見てみると、溝がかなり浅くなり、溝の上から指を当てて少し力を入れて押すと、指の腹に溝の底が触れるくらいになっていました。バイクのときは簡単に見られたタイヤの様子ですが、どうも車はボディがかぶさっているせいかスリップサインもよく判らず、なんとなく、まだ行けるような気がしていたのです。とは言え、さすがにこれだけつるつるに近くなると山道でかなり強引にハンドルを切り返したりしていたらグリップが効かなくなることもあるだろう、と納得しました。第一、このままですといつパンクするか判りませんし、いくらスペアタイヤがあるからといっても、通勤途上でいちいち不慣れなタイヤ交換作業を頼りないおまけの車載工具でやるのはぞっとしません。そこで、気が付いたのを幸い、近所のガソリンスタンドに行ってとっととタイヤ交換をしました。以前ガソリン入れていたときに店員さんが寄ってきてタイヤ交換キャンペーンをしている、と言うチラシをくれていたことを覚えていたのです。そのときは、まだまだ大丈夫、とさして気にも留めておりませんでしたが、こうしてみるとああいう宣伝も捨てたものではないのだな、と妙な関心をしてしまいました。
 残念ながらサイズの合うタイヤは在庫がなかったのですが、店員さんは即どこかに電話をして取り寄せ、2時間ばかりで届いたので、今日中に交換してもらうことができました。バイクのときは発注して早くて2,3日はかかっていたことを思うと、異様に対応がすばやいのに驚かされました。それに、バイクのときに比べてタイヤも安いですね。バイクの駆動輪は1本1万円少々かかり、それで約半年走ることができましたが、このKカーであるプレオは、2本で1万円でお釣りがあり、およそ1年走ることができます。まあバイクと違ってタイヤ1本だけ交換する、なんていうことはありえないわけですが、それでもほぼ同じお金で2倍長持ちしますし、一本あたりにしたら4倍の差が生じているわけです。もっとも車は保険も高いですし、車検と言う、バイクにはなかった巨額のお金のかかる作業が2年に一回やってきます。燃費もいくらいいといってもバイクの比ではありませんし、そんなこんなをひっくるめると、やっぱり車の方がお金がかかる乗り物であることは間違い無さそうです。
 まあ何はともあれ、これで明日からはパンクとかスリップとかの心配はしなくてすむことでしょう。タイヤがなじむまではかえってスリップしやすいそうですから、明日の通勤の行きだけはいつもよりも慎重に運転しなければなりませんね。

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なにはともあれ、公職選挙法を何とかして欲しいですね。

2009-08-19 22:21:27 | Weblog
 どうも今週は身体からだるさがなかなか抜けませんね。目立つのは朝目覚めたときのだるさで、ちゃんと熟睡もしていると思われるのに身体にこびりついたように残るけだるさが起きぬけに自覚されると、思わずこのままずる休みして二度寝してしまおうか、という誘惑に駆られます。まあさすがにそんなこともできないので、しばらくうだうだ布団の上で転がった後に起きています。でも、普通、水曜日ともなれば大方回復してきてそのまま週末まで行くのですが、この分だと今週一杯この調子が続きそうで、それがまた憂鬱感を増幅してくれます。

 という具合にグダグダ言ってる間に選挙戦が始まったのですが、幸か不幸か、田舎町であるこちらにはまだうるさいだけの選挙カーが乗り込んできてはいないようです。職場となるとこれは町からも遠く離れた山の中にあり、人工の音よりも蝉の声のほうがよほどよく響く環境のため、これまでもあまり選挙騒音に悩まされることはありませんでした。多分今度の土日くらいに少し悩まされるくらいで、後はそれほど腹立たしい思いをせずにすむのではないか、と期待しています。
 ただ、公職選挙法についてちょっと聞きかじったところによりますと、選挙カーというものは、候補者の名前を連呼する以上のことをしてはいけないのだそうですね。前々から、何故あんな無駄でうるさいだけの代物が許されるのか、と不思議でしょうがなかったのですが、公職選挙法というのはそれこそ箸の上げ下ろしまで規定しているかのような重箱の隅つつきな法律であり、選挙という民主主義の根幹を成す制度がこの悪法にがんじがらめに絡め取られ、身動き取れなくなっているのだそうです。ならば一番その被害を受けていそうな候補者たる政治家の皆さんが、立法府、というまさにそんな悪法を変えるに足る存在としてもっと早くから動いていてしかるべきなのでしょうが、そもそも複雑怪奇すぎてその全容を認識している人があまりいないそうですし、また、その縛り具合が絶妙に現職には有利で新人には不利に働く、という側面があり、現役の政治家の方々がそれに安住しているから政治の方でこれを改革しよう、という意欲はなかなか起こらないのだそうです。結局は政治家もまたこの悪法の既得権益者で改革の抵抗勢力、ということになるのでしょうか。いっそ公約に「公職選挙法廃止、ないし全面改訂」とでも書いてくれるところがあったら、比例の一票はそこに使用と思うのですけれど。
 
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