今朝の奈良市の最低気温は28.1℃、昼の最高気温は36℃、五條市の今朝の最低気温は24.5℃、昼の最高気温は34℃でした。今日も暑い一日でしたが、特に夜から朝にかけての暑さが半端ありません。ざっと近畿圏内を見渡したところ、三重県津市で5時48分記録の最低気温が28.8℃でした。もう少しで30℃に届きそうな勢いですが、夜中中もずっと29℃台を保っていたようで、昨夜の蒸し暑さは耐え難いものだったのではないでしょうか? 奈良も北部の奈良市ではこの気温、中南部の五條市はまだしも、それより北の盆地平野部では、奈良市とあまり変わらない気温出会ったと想像され、確かに昨夜の寝苦しさはこの夏の中でも群を抜いていたと自分でも感じました。そのせいで夜あまり寝られていないせいか、どうも夏バテ気味なのが困ったところです。こんなに夜まで暑いのはそうそういつもということはないと信じたいですが、当面は昼の暑さに加えて夜の熱気にも、気をつけねばならないようです。
さて、この夏、和歌山県南部の、海水浴客で賑わっているはずの新宮市と那智勝浦町で、海岸に猛毒のクラゲ「カツオノエボシ」が打ち上がっているのが発見され、遊泳禁止措置がとられているそうです。一時姿が見えなくなったので解禁された際も、遊泳客からクラゲに刺されたかも? という訴えがあって即海水浴場を遊泳禁止措置にしたとか。打ち上がっている青い透明の袋のようなものを見かけても絶対に触れてはならないと注意喚起がなされています。カツオノエボシの触手は、死んでいても刺激で毒針を打ち出す機能があるらしく、知らずに触るとひどい目に会います。1度刺されただけでものたうち回る痛さだというのに、何度も刺されると今度はアナフィラキシーショックを起こして呼吸困難や心臓への影響も懸念されるという、まさに命がけの事態となりかねない危険なやつです。
一方日本海側の石川県では、本来南方に住んでいるはずのヒョウモンダコが七尾沖合いで見つかり、注意が呼びかけられています。ヒョウモンダコはふぐと同じ猛毒をその唾液に持つタコで、噛まれると最悪死ぬこともある毒タコです。
カツオノエボシにせよヒョウモンダコにせよ、普段は観ないはずの猛毒生物が普通に見つかってしまうとは、生き物の消長も随分と変化してきているのかもしれません。