奈良市の今朝の最低気温は0.1℃、昼の最高気温は10.4℃、五條市の今朝の最低気温は−0.7℃、昼の最高気温は9.8℃でした。今日は朝のうちは曇っていたのですが、程なく空が明るくなって晴れ間が見えてきました。日差しも出てこれでまた昨日同様暖かくなるかと思っていたのですが、程なく全くもが多くなり、と同時に瞬間最大風速10mを超える西の季節風が強く吹き出して、随分と寒々しい午後になってしまいました。風は夜になっても強いままで、明朝どれだけ冷え込んでくるか、少しばかり期になるところです。
さて、最近また少し夢をよく観るもしくはよく覚えているようになってきているので、記録しておきましょう。
その1
大阪市城東区にある、京阪電車の野江駅に居ます。ここは子供の頃住んでいた町で、野江駅はその時によく利用していた駅です。その駅のホーム中程に立っています。駅は上下2本の線路の真ん中にある島型ホームで、横に鴨川のような浅い川が流れています(実際の野江駅は上下に片側のホームが一つづつあり、隣に川など流れていません)。川の中央に中洲があり、野江駅から幅の狭い小さめの線路が中洲に向けて大きくカーブを切りながら続いています。そう言えば昔、この川の畔にここを走る電車が1両置きっぱなしになっていたなあ、と「思い出しました」。その電車は通常の路線の電車の1/3くらいの大きさのマイクロ車両で、色は阪急電車のマルーンカラーですが、夢の中の自分は、これが近鉄だと思いこんでいます。
その2
香川県の琴平電鉄の平木駅(香川県木田郡三木町)にいます。ここは大学生時代下宿していた町で、3本の線路があり、島型ホーム1つと駅の出入口を兼ねた片側ホームがあります。琴電にしてはなかなか大きな駅です(現実の平木駅は小さな駅です。夢の中の平木駅はちょうど橿原神宮前駅の橿原線のホーム位あります)。
私は、昼間は30分に1本しか無いので、次の電車に確実に乗って、高松市の方に出たいと思っています。これからきっぷを買うのに、電車が今にも来るのではないかと少し焦っています。切符売り場の窓口に並ぼうかと思いましたが、その右横においてある古ぼけた券売機が空いていたので、その前に立って小銭を取り出しました。券売機は緑の公衆電話2台を縦につないだくらいの大きさで、右端に縦型の硬貨投入口のスリットがあります。料金は800円ほど必要ですが、ちょうど100円玉しか無かったので、一枚づつ硬貨投入口のスリットに入れていきました。ところがその口が歪んでいるのか、硬貨がひどく入れにくいし入れても引っかかって券売機の中に落ちていきません。それでも無理やり、口に引っ掛かかった硬貨をもう一枚で押し入れるようにして投入し、都合3枚ほど入れましたが、これ以上は時間ばかりかかってとても8枚も入れられないと観念し、切符は素直に窓口で購入することにしました。ところが今度は入れたお金を取り返す方法がわかりません。どうしたものかと券売機を観てみると、上蓋の背面側が蝶番になっており、手前からパカっと開くようになっています。そこを開けて中をのぞくと、左側に重なったまま微妙に湾曲して立っている千円札が3枚ほど、右側に硬貨がいくつか散らばっているのがみえました。ところが私が投入したはずの100円玉が見当たりません。しょうがないので適当な硬貨を拾い上げ、改めて窓口に向かいました。
窓口は大昔の切符売り場のように、手元に半円の小さな切り抜き、中央のちょうど顔の高さのあたりに直径1センチ位の穴が数十個、直径30センチほどの丸い中に規則正しく開けられた透明な板を挟んで、奥の駅員さんとやり取りする形です。電車の時間が迫ってきているので焦りながら「高松築港まで!」といい、小銭を出すのが面倒なので千円札を出しました。そうこうしているうちに、電車が入線してきました。大昔の阪神電車をそのまま使っている、実に琴電らしい古めかしい小さな電車です。これは急がないと、と焦りましたが、琴電は単線で、ここで下りの電車と待ち合わせするために数分間停車することになっていました。○時○分発です。しばらくお待ち下さい、というアナウンスが流れています。その間にきっぷを買って乗ってしまえばOKということでとりあえずホッとしました。窓口から、小銭で640円のお釣りと厚紙の切符を手渡されました。私が行きたいのは途中の瓦町駅なのですが、駅の名前がとっさに出ず、思わず終点の高松築港駅と言ってしまいました。ひょっとしたら10円か20円高くなったかもしれませんが、高松築港駅は瓦町駅から2駅先なだけでそう料金は変わらないと自分を納得させ、電車に乗り込むべくホームに向かいました。ところが、目の前に止まっている電車が本当に自分が行きたい方面の電車かどうかが判別がつきません。電車の表示には何も書いてないですし、そのうちに向かいのホームにも電車が入ってきました。私は慌てて駅中の踏切を渡って反対側の電車を見ましたが、そちらもどちら行きなのかがわかりません。仕方ないので、反対側のホームの出入り口にある、人気のない妙にだだっ広い切符売り場の窓口で駅員さんに聞くと、向こうのホームの電車だとのこと。改めて大慌てで走り、ようやくその目的の電車に乗り込むことができ、息を荒げながら空いているベンチシートに腰掛けました。
2つの夢どちらも鉄道の駅の話ですが、一体何を暗示しているのやら、今ひとつ判りかねる夢ではあります。吉凶は、卦を立てて見た限りではあんまり関係ないみたいです。随分と詳細に覚えて居るくらい印象深かったようなのですが、一体何だったんでしょうねぇ?