あちこちでノリウツギの白い花が見られる季節になってしまった。
本格的夏がやってきてしまった。
すでに7月も下旬、だが裏磐梯は例年になく静か。
静か過ぎる。
夏のざわざわする賑わいがほしい。夏にふさわしいざわめきがほしい。
あちこちでノリウツギの白い花が見られる季節になってしまった。
本格的夏がやってきてしまった。
すでに7月も下旬、だが裏磐梯は例年になく静か。
静か過ぎる。
夏のざわざわする賑わいがほしい。夏にふさわしいざわめきがほしい。
ニッコウキスゲ咲く雄国沼へ行く。
久しぶりの晴天、雨の心配はまったくない。この梅雨の晴れ間を待っていたハイカーの車で雄子沢の駐車場は満車、路上駐車もやむなし。
いつもながらニッコウキスゲ満開の雄国沼は見事、湿原に敷かれた新設の木道はすばらしく、幅1mはあろう。2人並んでゆったり歩くことができる。
野に咲く花がお好きな人はこの季節、ニッコウキスゲ満開の雄国沼を是非訪れてほしいと思います。
湿原にはヒオウギアヤメ、トキソウも・・・・見逃さないでほしいと思う。
初夏の山を今日も楽しむ。
昨年から一切経の火山活動が活発化している。浄土平に立てば噴火口から音が轟々と聞こえ、吹き出る噴煙は予想していた以上に激しい。
噴火口付近を通過する岩だらけの尾根は登山禁止、一切経山へは釜沼経由の登山道になる。
釜沼の誰もいない静かな佇まい、咲き出したチングルマ、コイワカガミ、ワタスゲ、一切経山直下の魔女の瞳の青、初夏の小さな山旅のすべてに満足する。
調子に乗って初めて桶沼を一周して山を後にする。
妻、はじめて万歩計を持参、15、427歩、11.1キロメートル、195キロカロリー、11.3g 数字を見て一日の成果、たったこれだけか・・・と
いつもは雄子沢から登っていた雄国沼、今回初めて八方台から雄国沼に入る。
少々なめてかかった行程、往復6時間は運動不足の我々には苦戦、大いに疲れる。
八方台、猫魔ガ岳、雄国沼、雄子沢に降るのが順当なコースだろう。だがそのためには2台の車が必要になってしまう。
尾根沿いの道、猫魔ガ岳、猫石から眺める360度の眺望は左に天を映す天鏡湖、猪苗代湖、右に裏磐梯の三湖、振り返れば磐梯山、正面には白きたおやかな峰、飯豊山・・・
雄国沼の湿原に降ればレンゲツツジ満開、今年はコバイケイソウの当たり年、白い花穂が見事にレンゲツツジのオレンジに色を添えている。
今日はそんな雄国沼はやめにして、初めての猫魔ガ岳に敬意を表し、尾根から眺めたシャクナゲと渺茫と広がる猪苗代湖を・・・
夕方何気なく庭から森に続く道を歩む。
あ、暗い森にベニバナイチヤクソウが咲いている。知らぬ間にそんな季節になっていた・・・こんなにこの花に、野に咲く花に無関心だったことがあっただろうか。
いつ咲くかこの花が咲くのを心待ちにしていたはず・・・
庭にへばりついているばかり、関心は自分で支配しているしていると思われるものばかり、知らず知らずにあまりに狭くなっている視野・・・
明日天気がよかったら雄国沼のレンゲツツジをブナ太郎を見に行こう、もうそんな季節になっているのだ・・・
オオヤマザクラはすでに葉桜、裏磐梯ではカスミザクラが花盛り、季節の移ろいは早い。
庭にはオオヤマザクラ、カスミザクラが10本ほどある。
すべて植えたもの。
10数年前、夢中になって狭い庭にやたら木を植えた。
その苗木はほとんどが森の中に自生する下生え、鳥の落し物から芽生えたサクラ、風で飛んできた種が芽生えたカエデ類、1m足らずの幼木だった。
その数、数百本、いまや屋根を越える高さまで成長した。このカスミザクラもその中の一本。
無計画に植えたサクラ、カエデは大きくなるにつれ障害になる、移植できないものは伐採するしかない。自分で育て、自分で切り倒す、強い自責の念・・・
もうそんなことはしたくないのだけれど・・・
雪に押さえつけられたダケカンバの枝が窓を開ければ手の届くところまで下がってしまった。
このダケカンバは遠いところから風に飛ばされやってきた種が庭に落ち、芽吹き10数年、いまや6,7m、2階の屋根を越える大木にまで成長した。
付近にダケカンバはない。おそらく磐梯山から飛んできたのであろうか?
そのダケカンバの小枝の冬芽が日に日に大きくなるように見える。
この冬芽が萌えるのは5月上旬、ずっと先、だが毎日窓越しに見ていると・・・そう思えてしまう。
もうすぐ若葉が萌える・・・そう思えてしまう。