磐梯山初冠雪、そしてそれは同時に裏磐梯の初雪でもあった。積雪およそ2cm。大雪にならなくてよかった。昼近くには青空、初雪は日陰をのぞいてほとんど融けてしまった。儚い。昨年の磐梯山初冠雪は10月30日、今年の冠雪は平年並みといったところか。
裏磐梯の紅葉は最終段階、カラマツの黄葉へ。風が吹く、雪のようにサラサラ音をたててカラマツの落葉が降ってくる。それは吹雪のよう。
その落ち葉を隠すように白い雪が舞い落ちてくる。
雪の便り、もうすぐ・・・
その落ち葉を隠すように白い雪が舞い落ちてくる。
雪の便り、もうすぐ・・・
暇を見て秋元湖に行く。対岸の山の紅葉、だいぶ進んでいるようだ。ウイークデー、人々がさっと引いた人気のない秋元湖の小道を中津川渓谷に向かって辿ってみようと思う。雨が降ったら・・・なおさらいい。雨にぬれた木々の美しさ、水面の美しさ・・・
猪苗代に行った帰り道、久しぶりに天鏡台に行く。秋晴れの気持ちよい午後、天鏡台は穏やかな秋の一日を過ごす人、人。芝生の上で弁当を広げる人、椅子、テーブルを持ち込み、日光浴する人、読書する人、散策する人、それぞれがそれぞれの方法で秋の一日を楽しんでいる。
眼下に渺茫と広がる猪苗代湖、黄色い稲田、空行く飛行船、振り返れば磐梯山、中腹の見事な紅葉・・・・
眼下に渺茫と広がる猪苗代湖、黄色い稲田、空行く飛行船、振り返れば磐梯山、中腹の見事な紅葉・・・・
秘密の沼、甲府沼・・・ウルシはもう・・・
シルバーウイークのバタバタが終わったら吾妻山に登ってみようと思う。
山頂付近のナナカマドはもうすっかり紅葉している事だろう。秋を何度も何度も楽しもうと、欲張ろうと思う。
シルバーウイークのバタバタが終わったら吾妻山に登ってみようと思う。
山頂付近のナナカマドはもうすっかり紅葉している事だろう。秋を何度も何度も楽しもうと、欲張ろうと思う。
秋元湖堰堤下のオオハンゴンソウが花盛り。この風景も美しいと思う。今や特定外来生物に指定されている嫌われ者。その経緯は同じアメリカ大陸からやってきたブラックバスと似ている。強い繁殖力ゆえに在来植物の生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして、外来生物法によって国や自治体が外来生物の防除を必要に応じて行うことを定めている。裏磐梯でもこの夏、オオハンゴンソウの一斉駆除作戦が実行されている。
だが何か釈然としない。果たしてこれらの動植物によって在来種が滅んでしまうのか?彼らは地球外生物ではないのである。オオハンゴンソウは明治時代に園芸植物として日本に持ち込まれている。もう彼らに日本の居場所を与えてもいいのではないだろうか。初秋の風にゆれ、美しく咲くオオハンゴンソウを見ながらそう思う、かわいそうに思う。
だが何か釈然としない。果たしてこれらの動植物によって在来種が滅んでしまうのか?彼らは地球外生物ではないのである。オオハンゴンソウは明治時代に園芸植物として日本に持ち込まれている。もう彼らに日本の居場所を与えてもいいのではないだろうか。初秋の風にゆれ、美しく咲くオオハンゴンソウを見ながらそう思う、かわいそうに思う。
連休最終日、ようやく雨上がり爽やかな晴天。裏磐梯は込み合う。表通りの混雑を避け、裏道を通ってコンビニに買い物。その帰り道、明るい舗装道路をゆったり横切る黒い動物、その動物は熊であった。車を止め、ダッシュボードのカメラを取り出す。その間、熊は道路を横切り、すでに姿はない。車を降り、熊の消えたヤブ付近を覗き込むが、残念ながら揺れる夏草も熊の姿も発見できなかった。物陰に潜んでじっとこちらを見ていたのだろうか?
熊の出てきた方向に磐梯山がすっきり見える。さらば、と磐梯山にカメラを向ける。
熊の出てきた方向に磐梯山がすっきり見える。さらば、と磐梯山にカメラを向ける。
梅雨の晴れ間を期待したが、雲低く、重苦しい天気の週末。
裏磐梯に夏の到来を告げるノリウツギの白い花がが咲き始めた。夏草茂る原にはノリウツギの野性的な香りが漂い、蜜を求める蝶やミツバチが花に集まる・・・
ステージは確実に変わりつつある。
裏磐梯に夏の到来を告げるノリウツギの白い花がが咲き始めた。夏草茂る原にはノリウツギの野性的な香りが漂い、蜜を求める蝶やミツバチが花に集まる・・・
ステージは確実に変わりつつある。
冬芽から葉に成長する過程で、それぞれの木によって様々な微妙な色合いの違いを見せる。裏磐梯の多様な広葉樹林にオオヤマザクラの花色が加わり、特別魅力的森の風景を展開する。大型連休が過ぎると、裏磐梯は静けさを取り戻し、一日一日表情を変える新緑の森を求めて旅する人だけに、極上のステージを用意してくれる。