裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

エナガ

2018年01月27日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

相変わらず雪、今日も一日音楽を聴いて過ごす事になるだろう。

白鳥の歌、D957、(Fischer-Dieskau, Moore)一体何回聴いたら満足するのだろうか、

我ながら呆れる。特に8から13曲、(ハイネの詩)のやるせない暗さ・・・

13曲目、影法師 添付、お聴きあれ。

 

影法師(ドッペルゲンガー)       ハインリッヒ ハイネ  服部龍太郎 訳

 

夜はひっそりとして、小路はしんとしている。 この家にはぼくの恋人が住んでいたのだ。

その娘はとっくにこの町を立ち去ったが、家はまだ同じ場所にある。

 

そこには、またひとりの男がたって、高いところを見つめ、はげしい苦痛に手をにぎりしめている。

その顔を見たとき、ぼくはぞっとした。月が見せてくれたぼく自身の姿なのだ。

 

その影法師よ、蒼ざめた男よ! なぜお前はぼくの恋の悩みを真似るのか。 

むかしと同じこの場所で、幾夜もぼくが苦しんだあの恋の悩みを。

 

ドイツリート、シューベルトをここしばらく聴き続ける事になるだろう。

ひきこもり自室の窓の外、数羽のエナガがダケカンバの枝先にぶら下がり、なにかついばんでいる。

すぐ近く、2mと離れていない。子猫を見るよう、可愛い。

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急拵えのバードフィーダー

2017年11月12日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

深まりゆく秋、雪に埋もれる生活はすくそこに来ているのに・・・

さっぱり進まぬ冬支度。

長年冬の庭に置かれた餌台がバラバラに分解してしまった。

すっかり葉を落とした見通しの良い森を鳴き交わし飛び交う野鳥たち。

今年の冬もよろしくと、言い交わしているかのよう。

昨日は手始めに餌台の制作。電動ノコ、ドライバー、ペンキ、買ってきた板を使って1時間。

出来上がった急拵えの代物はなんともバランスが悪い。

まずは屋根を一回り大きくせねばならないだろう。

そんな出来の悪い餌台に早くもたくさんのヤマガラがヒマワリの種を食べにやってきている。

さあ始まったぞ。冬の増えた扶養家族、これから春まで養っていかなければならない。

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カーティスクリークのホタル 今年も群れ飛ぶ

2017年07月06日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

10日以上遅れていたカーティスクリークのホタル、今夜は生憎の明るい月の光。

その月光を避けるように暗い木陰の小川の流れに沿って群れ飛んでいる。

出現の遅れた分、今年はこれから長く楽しむことができるだろう。

いとも簡単に捕獲できるホタル、今夜はモデルになっていただこう。

7月4日 BGL総会

雨、楽しみにしていた一年に一度のBGLメンバーの楽しい集い、なのに残念なことだ。

会場、姫木平のアルペンフローラさんに車を向ける。天気が良ければ美ヶ原のドライブ、散策ができたであろうに、残念、残念。

ガーデニングの大好人間の集い、アルペンフローラさんでのそれはそれは楽しい一夜の集いはあっと言う間に過ぎ去ってしまった。

 

 

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今年も夏鳥やってきた

2017年05月02日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

早朝の庭を窓越しにそっと眺める。

今朝はどんな野鳥がやってきているだろうか。

キビタキ、そしてクロツグミ、来ている、来ている、夏鳥が来ている。今日はメス鳥も一緒だ。

森に夏鳥の歌声が聞こえる季節がやってきた。

窓越しに眺める私に今年もよろしくとキビタキが挨拶している。

夏鳥ベストシンガーズ 三鳥を選定してみよう。

オオルリ、クロツグミ、そして最後にキビタキかアカハラか。

大いに迷うところだが贔屓目でキビタキに軍配を上げる。

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早く自立して欲しいのだが・・・

2017年02月21日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

今日もまた雪。

2日かけ、寝室側の埋まった窓をようやく除雪したのに・・・

玄関のドアの前を餌をねだって数羽のヤマガラが飛び回っている。

ドアにかけられたリースに止まってガラス越しにこちらを覗き込んでいるものもいる。

これではいやでも雪を漕いで餌台に向かわざるを得ない。

この冬もヒマワリの種をホームセンターから既に10袋以上買っていることだろう。

1袋、3kg、@1600円、年々値上がりしている。年金生活者にとって決して安いものでない。

これを酒代に回せたら、などケチな考えをしたりして・・・

春よ早く来い。野鳥達とて同じ思いだろう。

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冬枯れの庭で

2016年11月28日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

初雪もあっという間に融け、また冬枯れの風景に戻った。

寂しいすっかり開けた風景に静かな活気を加えるもの、それはたくさんの野鳥たちの元気な飛翔。

家の中の椅子に座り、窓越しに飛び交うそんな彼らを眺める。

今日はいつものメンバーのカラ類の他に枯葉をほじくるツグミの群れ、そして川辺にこの庭ではとても珍しいセグロセキレイ。

ああ、もうツグミがやってきているのだ・・・

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ノウサギ

2016年05月14日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

庭に動くものがある。

目を凝らせばそれはノウサギ。

本来夜行性の彼らにしてはとても無用心。

しばらく庭のあちこちをカンガルーのように飛び回っている。

くるくるした黒い瞳が愛らしい。

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キビタキそしてジュンベリー

2016年05月01日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

家の中から野鳥をそして花を望遠で眺める。

毎日2羽のオスのキビタキがテリトリー争いで激しく飛び回っている。

争いに勝ったキビタキは悠然とした態度でこちらを見つめる、毎年のことだ。

付近に巣作りをし、ヒナを育てるのだろうが出来上がった巣を見たことがない。

2年目のジュンベリー満開、そして今年のヒメリンゴ、ともに花の数がすごい。真っ赤な実をたくさん実らせることだろう。

楽しみなことだ。

 

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バードウオッチング シーズン開幕

2016年04月01日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

5時半、居間のカーテンをそっと引く。

まだ主役は北国に帰る冬鳥、野鳥たちの森に溢れる素晴らしいモーニング・コーラスはない。

だが、二つの居間の窓から数百羽の野鳥たちの右に左に忙しく飛びまわり、はねまわる姿、

窓辺に懸けてあるビノキュラーを眼に当て、その姿を追う。

残雪の上のカラマツの実をついばむ者、落葉を掘り返すもの、小川に飛び込む者、泳ぐ者、潜るもの、様々。

ツグミ、アトリ、シメ、アカゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、オシドリ、カルガモ・・・の姿、そうそう、枝から枝、飛び回るリスはもう鳥といっていい。

朝食後は一日裏庭で過ごす。だいぶ庭仕事が進む。

カラッとした晴天、カラマツの梢でずっと美しいイカルの囀り、とても気分がいい。

何処か遠くでウグイスの初音を聞いた気がずる。

4月も中旬を過ぎれば華やかな素晴らしいシンガー、夏鳥たちがやってくる。オオルリ、キビタキ、アカハラ、クロツグミ、ツツドリ・・・

もう少しだ。

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餌台にサル

2015年11月29日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

小雪の降る庭、サルの鳴き声が騒がしい。

窓を開けると室内の人間をすぐに見つけ、群れは甲府沼の方に消える。

しばらくして何気なしに外を眺めると野鳥の餌台にサル。

盛んにヒマワリの種をむさぼっている。

近年裏磐梯でもサルの群れを身近で見かけることがとても多くなった。

山の実りが特別少ないとは思えないのだが・・・

サルと人間の過度の接近は双方にとっていいことではない、困ったことだ。

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今年も ブッドレアに蝶舞う

2015年09月12日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

やっと雨上がり、久しぶりに青空。

長雨の中咲き続けていたブッドレア、すでに花盛りは過ぎてしまった。

そんなブッドレアにたくさんのヒョウモンチョウが舞っている。

蝶にとってもこの長雨は辛かったであろう。貴重な晴れ間、夢中で蜜を吸引している。

長雨にも珍しくボールディングせず、傷つきもせず花開いたSouvenir de la Malmaison、

その美しさば格別・・・

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ヤマドリの死

2015年09月08日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

庭に出た妻が驚きの声を上げて家に飛び込んで来る。

エントランスの横に大きな鳥が落ちている、と。

確かに芝生の上に鳥が横たわっている。よく見ればその鳥はメスのヤマドリであった。

野鳥が透明なガラス窓に衝突することがある。よく衝突するシメ、そしてヤブサメ、カワセミ・・・

今までで死んでしまった鳥はシメだけであった。多くは一時的に気を失うことはあっても死に至ることは少ない。

つい最近も窓に小さな衝突音、バラの小枝に小さな野鳥がぶら下がって動かない。

だが幸運なことに外そうと触れた指を嘴で突き、元気よく飛び立っていった。

思いもよらずその鳥はメジロ、裏磐梯にメジロがいるとは・・・あの庭に静かに営巣し、巣立った鳥はメジロだったのだ。

死んだヤマドリの体に外傷はない。猛禽類その他の動物に襲われた形跡は認められず、死因不明。

まだ死後硬直の始まっていない、首を垂らしたヤマドリの遺体を暗い気持ちで庭の片隅に埋葬する。

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野鳥巣立つ

2015年06月24日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

茂りすぎたハウチワカエデを梯子をかけ大きく剪定したのは10日以上前だろうか、切り落とした枝を処理していて気が付く。

落下した衝撃にも耐え、枝に作られた野鳥の巣、大きくなったヒナがその中に3羽・・・

ヒナ、親鳥ともにほとんど鳴き声を立てない。通常こんな場合親鳥が猛烈に騒ぐはずなのに。

デッキのすぐそば、野鳥の存在にまったく気づかなかった。

野鳥の名前は不明、おそらく声を立てないことがこの野鳥の危険を避ける手段なのであろう。

すぐさま巣の付いた枝をカエデの枝にガッチリシュロ縄で固定する。

傍でやっと聞き取れるほど小さなヒナの鳴き声、親鳥がすばやくやってきたが、どんな野鳥かついに確認できなかった。

空になった巣、無事に巣立った。木からはずして観察する。コケ、そしてプラスチックの紐など、実に巧みに作られているのに驚く。

ワインの空き箱で作られた巣箱、そこで無事に巣立ったヤマガラはどんな巣作りをしているのだろうか、巣箱の中を掃除してみよう。

おそらくシジュウカラと同じコケを主体としているのだろう。ゴジュウカラの巣は木の皮だけで作られていたが・・・

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キビタキ

2015年05月11日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

今日も朝からキビタキとオオルリの歌声で森はいっぱい。

例年通りすぐ近くにキビタキが今年もよろしくと挨拶に来る。

(ずっと動かずこちらを見ている、毎年そんな気がする)

青空、乾燥した大気、庭で過ごす時間がこの上なく楽しい。

先週8日金曜日、往復500kmの長距離ドライブも苦にせず、太田市のポタニック・ガーデンへ行った。

本格的イングリッシュガーデン、毎回新たな刺激と感動がある。

我が庭からプラスチック製品を排斥しよう、なんともみっともないイボ竹の支柱を抜き捨てよう。

日本には素敵な素材の竹があるではないか、枝木があるではないか、そんなことをこのイングリッシュガーデンは教えてくれる。

明日からまず実践。

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快晴の一日

2015年03月27日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

青空、気温7℃この上なく気持ち良い一日。

雪融けの進んだ庭でクロッカス、クリスマスローズの芽吹きを発見。

といってもそこは常に除雪を行っていた場所、除雪しなかったところは未だ2メートルを越える雪の壁が残る。

このままでは今年の雪融けは大分遅れることになるだろう。

だが我慢できない、昨日も那須の園芸店に遠出し、車にやっと積める根巻きしたジューンベリーを買ってきてしまった。

温室にはすでにたくさんの植え付けを待つ草花の苗、いつ植え込むことが出来るやら・・・

毎年のこと、ただただ心逸る季節。

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