裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

大いなる喜びへの賛歌

2007年03月05日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン
朝から暖かい春の雨が降っている。暖かいシャワーを浴び、汚れた残雪は一気に解ける、気持ちよいことである。薪ストーブの炎を見つめながら静かに音楽でも聴くとしよう。久しぶりにマーラー、交響曲4番。マーラーの交響曲の中では作品の規模も編成も一番小さい。だが、マーラーだけが成し得るロマンチックな楽想、比類のない至純な美しさ、色彩感溢れるオーケストレーション・・・ああ、神のごとく晴朗、かつ清らかな美しさと悲しみに満ち溢れる三楽章。天上の生活、透明なソプラノ、今日はキャスリーン・バトル。消え行くような終楽章・・・外は春の雨、マーラーと過ごす至高の時間。
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