裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

おのぼりさん トーキョー日記 ③ 9月2日(火)晴れ 

2008年09月06日 | 
東京の顔、東京タワーは今や埋まりつつある。新参の汐留超高層ビル街を眺めながらゆったり朝食。昨夜の超高層階の部屋から眺めるウオーターフロントの夜景もよかった・・・さて今日は下町トレッキングでもしよう。築地から汐留、そして築地市場を彷徨う。海外でも市場があれば立ち寄る。市場、あの賑わい、人類共通の生活感がたまらなく好きだ。汐留から浜離宮へ。水上バスで日の出桟橋、隅田川を浅草に向かって遡上。乗客はほとんど外国人、ここは日本であって日本でない。海上から眺める東京の無際限に拡大するダイナミズムに改めて圧倒される。移転後の築地市場跡にはまたまた超高層ビル群が立ち並ぶ事になろう。浅草寺でおみくじ、私、連れ共に凶、オソロシヤ・・・早くも昼、東京蕎麦が食べたい。東京蕎麦と言えば並木町・・・その超名店で蕎麦。ぬき(天ぬき)がほしかったがメユーにないので遠慮、天ざる、そして菊正樽。暖かいツユ、察したかのようにすぐにそば湯が出てくる。思わず昼から酒追加。きめこまかい気配り、目配り、名店たる所以。浅草から広小路へ。不忍池の蓮の花を見ながら根津、千駄木、谷中、下町散策は続く。残念ながらすでに戦災を逃れた下町谷中は消えた。建て替えられ、新興住宅の平凡な町並みに変わってしまった。また一つ貴重な下町の風景が消えた。ガッカリ、疲れ果てホテルに戻る。
夕暮れ、元気回復。夕飯は何にしよう?私、連れともに中華料理で一致。ぶらぶら歩いてにぎわう銀座へ。たまには豪華にやろう。コース料理に挑戦。まずはシェフ特選のオードブル。もはやこれは中華でない、フレンチ、懐石、中華の合体。美しい、そして美味。よしきりざめのフカヒレ姿煮雪菜風味、これまた結構。トリュフたっぷり、香りいっぱいの海鮮の一皿、探ればマツタケもたっぷり。これは文句なしに旨い。マツタケはトリュフの香りに完全に負けている。北京ダック、もうお腹がきつい。さらに干しアワビ、ナマコの煮物、もういい。お腹いっぱい。味わうどころでない。ヒスイ麺パス。デザートでホッと。当分中華料理は・・・
きついお腹を抱えてホテルに帰着。明日は新宿に行ってみようか、昼は麹町のうなぎ、勢いに乗ったら東京の森、明治神宮か御苑でも歩いてみよう。最終日の東京の夜、豪華な夜景を眺めながら、そしてウイスキーをすすりながらぼんやり考えている。
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