道東の旅
2011年09月09日 | 旅
あわただしい北海道の旅から帰る。
台風12号上陸のさなか、何とか欠航することなく千歳に飛び立つことができた。
追うように北上する台風の影響下、釧路湿原、霧多布湿原、納沙布岬、知床、野付半島、阿寒湖を巡る旅は毎日小雨降る霧深い中の旅となった。
それでも暗い原生林の中で草を食むエゾシカ、湿原にじっと佇むタンチョウに何度も出会えた。
霧の流れる知床の湖、見え隠れする羅臼岳、鉛色の海の向こう、見えぬものの霧の向こうたった20数キロ先の国後島の存在、領土問題の重さ、
うねうねと連なる牧草地、美瑛の美しさ、それら道東のさまざまな風景を深く心の底に焼き付けることができた旅でもあった。
中でも野付半島の散策中、原生花園で出会った風景、花々の盛りはとうに過ぎていたが霧に濡れ、風に震えて咲いていたエゾフウロの美しさは特別であった。
旅行の目的、孫たちと過ごした札幌の2日間も特別楽しい時間、幸せな時間であった・・・