朝小雨、今日も天気がはっきりしない。
昼過ぎ、雨やみ、手近な五色沼遊歩道を歩く。吹く風に近づく秋を感じる。
黄色く色づいたナナカマドの実、9月の涸沢の見事なナナカマドの紅葉を想像する。
7月に登った涸沢を思い出しながら歩いている。
上高地、徳澤から新村橋、歩きながらずっと考えていたのは井上靖の「氷壁」
この小説からどれほど影響を受けたか計り知れない。
涸沢から見る前穂は舞台の東壁と反対、見ることはできない。
窓外のガスに見え隠れする前穂を前にして「氷壁」を読んでみようかと小屋の図書棚を探したが、見つけることができなかった。
奥穂高登頂を諦め、夜明け前に小屋を出発し、休みなし、早足、なんの感激もなく上高地に下った。
糸魚川に出、北陸道、磐越道を休みなしでぶっ飛ばし、そして夕方帰着、いつもの時間に妻と夕食。
なぜ?行きの感動が激しすぎたか、年老い、先なきためか。
今日の五色沼の遊歩道、何故かまた早足で歩いている。
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