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裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

パイナップルセージ・・・庭の片隅 ある日突然

2005年10月16日 | Weblog
森に続く野草の茂った草原の側、すっかり存在を忘れていたパイナップルセージが咲き出した。温室で冬を越し、一年後の苗は野草と見違えるほどまでに成長している。見れば数え切れないほどの花穂をつけている。霜の季節まで咲き続ける事だろう。メキシコ生まれのパイナップルセージ、地植のまま寒さ厳しい裏磐梯の冬を越すことができるであろうか。(庭にて)
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クロモジ・・・楊枝の代名詞 今は死語になりつつ

2005年10月15日 | Weblog
茶道で、菓子に添えて出す楊枝はクロモジの香りのよい樹皮を残した木を削って作る。通常の爪楊枝でさえ、クロモジが代名詞となった時代もあったが、いまやクロモジといって楊枝が出てくる事はないだろう。裏磐梯の森の道沿いにクロモジが多く自生する。見つけたら香りを楽しむのも楽しい。(曽原湖遊歩道にて)
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ハマナス、ハマナシ、? ? 色々説あり

2005年10月14日 | Weblog
知床の岬に はまなすの咲くころ・・・知床旅情、この歌で多くの人がハマナスを知る事となったが、これが美しい野生バラだと知る人は少ない。さてハマナスかハマナシか?牧野富太郎博士はハマナシがなまってハマナスとなり、これを誤称とした。東北ではトマトをアカナスという。したがって浜のナス、ハマナス。実を見れば明らか、どう見てもナシよりトマト。私はハマナス説を推す。ハマナスの学名はRosa rugosa。このバラからどれだけ多くのすばらしいバラが生まれたか、バラの好きな人はよく知っている。(曾原湖湖畔にて)
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ムラサキシキブ・・・藪の中 はっとするほど美しい

2005年10月13日 | Weblog
日本名、ムラサキシキブは果実の美しさを紫式部にたとえたという。学名のCallicarpa japonicaは日本の美しい果実という意味である。いずれも紫の果実の美しさをたたえたものだ。園芸店でムラサキシキブと称して売られているほとんどが同属のコムラサキであるという。売らんがためのごまかしはよくないと思うのですが。(曾原湖遊歩道にて)
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アキノキリンソウ・・・別名を聞くと混乱が

2005年10月12日 | Weblog
秋の野原の黄色い美しい花の代表といえる。花の姿も名前もとてもよい。別名はアワダチソウ。北米からやってきた同属の悪名高きセイタカアワダチソウ(すごい繁殖力と2メートルを超える成長力、それと花粉症を引き起こすというデマも重なる)と混同する人がいるので、アワダチソウという名は使わないほうがよいだろう。(諸橋近代美術館前にて)
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ヤマボウシ・・・美味しそうな実 美しい紅葉はこれから

2005年10月11日 | Weblog
初夏の白い花、秋には赤い美味しい実、そして見事な紅葉。近年、そんなヤマボウシが人気を呼び、庭木や街路樹としてヤマボウシを見ることが多い。人気が高まるにつれ、山野で出会っても植栽させたような不自然さを感じてしまう。いまやアメリカハナミズキと同列にまで身を落としてしまったヤマボウシ。これはとても不幸な事のように思える。(毘沙門沼にて)
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ヤドリギ・・・葉の落ちた木に異様な姿が目立つ

2005年10月10日 | Weblog
自らも光合成を行うが宿主の木から水分やミネラルを奪う寄生常緑植物。寄生植物と聞くと気分のよいものではないが、ヨーロッパでは聖なる木と崇められ、幸せをもたらす木、クリスマスのデコレーションとし玄関に飾られたりしてるのである。文化の違う我々には理解できないところだ。(秋元湖湖畔のヤマナラシの木を見上げて)
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ナラタケ・・・毎年同じところに

2005年10月09日 | Weblog
オニグルミの切り株に今年もナラタケが顔を出す。ボリボリ、モダシ、ナラブサ、オリミキなどたくさんの地方名があり、昔から多くの人に食べたれてきた有名なキノコである。一方、木の根を侵し、森を枯らすキノコ、食べ過ぎると中毒を引き起こすキノコ、など恐ろしい面も持っている。(庭にて)
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オオヤマザクラ・・・ウルシの次に

2005年10月08日 | Weblog
ベニヤマザクラとも呼ばれ、ヤマザクラよりピンクが濃く、5月の山肌を美しいく染め上げる北国になくてはならない桜である。それにひきかえ、秋の紅葉の美しさが話題にならないのはさびしい。(秋元村道にて)
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ソバ・・・収穫、いよいよ新そばの季節

2005年10月07日 | Weblog
稲の刈り入れ、そしてソバ。9月初旬に満開だったソバ畑はすで実を結び、収穫期を迎えようとしている。早いものだ。ソバは種まきから2,3ヶ月後に収穫できる。寒冷な気候の磐梯高原はすぐれた品質のソバがとれる。国内消費の80パーセントは輸入。そんな現状の中、磐梯高原の美味しいソバをしっかりと味わっていただきたい。(猪苗代にて)
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アスパラガス・・・北海道、長野、福島が三大生産地

2005年10月06日 | Weblog
秋の日を浴びてアスパラガスがとても美しい。日本では葉の美しいアスパラガスは江戸後期、観賞用としてオランダ(長崎 出島)からやってきた。磐梯高原周辺では寒冷な気候が適し、グリーンアスパラガスがたくさん生産されている。磐梯高原お越しの節は美味しいアスパラガス、たくさん召し上がれ。(猪苗代にて)
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ノイバラ(ロサ ムルティフローラ)・・・ローズヒップの薬効はいかに

2005年10月05日 | Weblog
近年、日本でもローズヒップに含まれるビタミン、ミネラル類の驚異的な多さに注目が集まっている。ヨーロッパでは古くからドッグローズ(ロサ カニナ)のローズヒップをハーブティーとして用いてきた。じつは日本でもノイバラ(ロサ ムルティフローラ)のローズヒップを利尿、下剤の薬草として用いてきたのだ。急激な薬効があるという。いずれにせよ、もっと日本のノイバラにも注目してよい気がするのだが。(庭にて)
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ヤマウルシ・・・いよいよ幕開け、紅葉の序曲

2005年10月04日 | Weblog
ヤマウルシの紅葉が山を彩り始めた。秋、真っ先に紅葉するのがヤマウルシ。緑の森の中でとても目立ち、美しい。秋にはたくさんの実を結ぶ。米沢の名藩主、鷹山は破綻していた藩の財政建て直しのための諸政策を行ったが、その中に製ロウ用として漆を百万本植える政策もあった。いまや漆の実から蝋が取れるなど知る人もいない。(庭にて)
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ミヤマアカネ・・・秋深まり、いよいよ赤く染まり

2005年10月03日 | Weblog
秋の日差しいっぱいの野原をたくさんの赤とんぼが飛び回っている。中でも一段と赤さを増したミヤマアカネが目立つ。夏は白かった偽縁紋(各羽の前部の小さな紋)までが赤く染まり一段と美しい。8月21日撮影と比べて見るとよくわかる。(秋元湖付近の草原にて)
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The Dark Lady・・・雨の中、うつむいて美しく

2005年10月02日 | Weblog
David Austin 、このイギリス人によって生み出されたバラ、イングリッシュローズ。300種に満たないその品種群がバラを愛する人々に与えた衝撃は計り知れないほど大きい。初期のバラの多くにオースチンはシェイクスピアの作品の登場人物の名前を与えている。Tamora、Juliet、Othello、Perdita 等等。 Dark Lady もそのひとつだ。オースチンのシェイクスピア作品への造詣の深さが想像される。ところで日本で生み出されたバラの名前の多くはいったい。(庭先にて)
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