裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

玉切り終わる

2007年10月16日 | 薪ストーブ
5立米の丸太の玉切りが終わった。チェーンソー満タンにし、空になったら一日の作業は終わり、疲れる前にやめる。そんな風にして今年の玉切りは延べ10日ほどかけて切り終えた。こうしてみると一日で切った山のように実に小さく見える。平行して薪割りも進め、薪の山は別の場所にあるのではあるけれど・・・数日前から薪ストーブに火が入った。すでに薪の消費が始まっている・・・もう一息、頑張ろう。
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Tipsy Imperial Concubine

2007年10月15日 | Roses
つぼみのまま終わってしまうのではと思っていたティプシ・インペリアル・コンキュバインがようやく咲いた。このティーローズもため息が出るほど美しい。Tipsy Imperial Concubine直訳すれば ほろ酔いの皇帝のめかけという事になる。イギリスのロザリアンHazel le Rougetelが中国で発見し、1982年にこんな不思議な名前をつけて世に紹介した。中国古来の品種であるとされるが例に漏れず、ヨーロッパから持ち込まれたバラが中国で生き残り、そしてまたヨーロッパへという図式。そうなるとTipsy Imperial Concubineの中国名が紹介されていないのが疑問として残る。Peter Beales Rosesのネットでは直接中国から取り寄せたと紹介している。それだけティプシ・インペリアル・コンキュバインが中国に数多く存在するのであろうしfound tea roseとは考えにくい。ほろ酔いの皇帝のめかけは中国名を直訳したものか?



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ヒメアカタテハ

2007年10月14日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫
秋風そよぎ、暖かい陽光降り注ぐ草原、何頭もの蝶が舞っている。咲き残りのアカツメクサにヒメアカタテハが羽を休めた。美しい蝶だ。間もなく深い霜、木枯らし、そして吹雪。ヒメアカタテハよ、裏磐梯の短い秋を十分楽しむが良い。そして居心地の良い越冬場所を見つけ、生き残り、残雪輝く早春の空を元気に飛び回ってほしい。(秋元湖湖畔にて)
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なんだか尾瀬国立公園

2007年10月13日 | 歩く・登る
40数年ぶりに尾瀬に行く。今年尾瀬は日光国立公園から独立し、29番目の国立公園となったお祝いの年。福島県は尾瀬国立公園の面積のおよそ40パーセントを占め、群馬県と一二を争う広さであり、新潟、栃木はほんのわずか、福島県尾瀬といえそうである。が、この超人気スポットが好きになれず、尾瀬は群馬の物でいい。いつも尾瀬を避け、檜枝岐から奥只見、小出に抜けてしまていた。今回なぜか心境の変化、その尾瀬へ。(長蔵小屋付近より尾瀬沼越しに燧岳山麓湿原歩むハイカーを遠望)
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粉粧楼

2007年10月12日 | Roses
粉粧楼が花全体ピンク色に咲く。季節、環境の変化に応じて花色を変え、楽しませてくれる粉粧楼。このチャーミングな中国生まれの謎に包まれたチャイナローズの素性が残念な事に暴かれてしまった。国籍、ポリアンサ 本名、Clotilde Soupert(クロチルド・スーペール) 父、マダム・ダメイジン 母、ミニョネット 出生地、1890年 Luxembourg BREEDER Soupert and Notting ・・・・
粉粧楼を愛する人はそんな事は忘れてしまおう。中国生まれのチャイナローズ、謎のベールに包まれた粉粧楼・・・この方がずーと素敵に思える。 
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二つの感動

2007年10月11日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン
車で鶴沼を通りかかる。シロヤナギに絡まった紅葉したツタウルシが鶴沼のブルーの水面に映る。思わずその美しさに感動し車を止め、見入てしまう。
感動といえば・・・今日初めて2000年録音の小澤征爾、サイトウ・キネン・オーケストラのBACH ロ短調ミサ曲を聞く。激しく感動する。こういう演奏には批判も多かろうと思う。だが私にとってバッハとの強烈な出会いは一枚のレコード、アンセルメ、スイスロマンドのカンタータBWV130、101、67であった。(アンセルメのバッハなんて考えられない、とお思いだろう)この一枚でその後バッハの宗教音楽にめり込んでゆくことになる。アンセルメのバッハにはヘンデル的明るさがあった。そのアンセルメのバッハを彷彿させる同じ感動、衝撃が小澤のロ短調ミサ曲にあったのだ。
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Coffee Roses

2007年10月10日 | Roses
ジュリアがとても美しい。(Julia's Rose, bred by Wisbech Plant Company, England, 1976 Blue Moon×Dr.AJ.Verhage)ジュリアのような花色のバラを英語ではCoffee Rosesと呼んでいる。Grey Pearl、Lavender Pinocchio、Brownie Fantan、Brown Velvet、Green Sleeves、Teddy Bear、Black Teaなど人気のバラが多い。だがCoffee Rosesの魅力を明確に主張できるのは庭にあるよりもフラワーアレンジメントの世界であろう。あの時代にフラワーアレンジメントの繁栄の基礎を確立したコンスタンス・スプライがGrey Pearlを絶賛し続けたのも今となっては解る気がする。
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秋風そよぎ・・・絶好の薪割り日和

2007年10月09日 | 薪ストーブ
今年初めて斧を振るう。爽やかな乾燥した秋風の中では激しい肉体労働、薪割りも汗をかかない。剣豪になったつもり、姿勢を正し、一気に上段の剣、いや斧を振りおろす。飛び散る薪、薪割りはいいと思うものの、背後には玉切りさえ終わってない丸太の山、焦らずゆっくり時間をかけ、楽しみながら雪のやってくる前までに作業を終わらせばいい・・・ということにしよう。
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静かな雨に濡れて

2007年10月08日 | Weblog
朝から雨。一日中どこも出かけず、動かず、静かに音もなく降る雨にぬれ、一段と美しさを増したヤマウルシの紅葉の庭を窓越しに眺め暮らす。
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アケビ

2007年10月07日 | Weblog
林の中のミツバアケビの実が目立つ季節になった。紫色に色付いた実を見つけるとなぜか嬉しい。採って食べるつもりはないのだけれど。どういうわけかきれいに色付くアケビは少ない。
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Prosperity  Hybrid Musksそして Pemberton  Trier

2007年10月06日 | Weblog
庭の片隅にひそやかにプロスぺリティーが咲いている。この庭になん種類のHybrid Musk roseがあるのだろうか。この魅力的なクラスのバラが知らぬ間に増えてしまった。Prosperity、Penelope 、Cornelia 、Robin Hood、Felicia、Ballerina 、Buff Beauty・・・Joseph Hardwick PenbertonとTrierぬきではこの魅力的なクラス、Hybrid Muskは語れない。ペンバートンはTrier(Peter Lambert, 独、1904年作出(R. multiflora X 'Rêve d'Or' ) X unknown)とハイブリットティーを掛け合わせ、誰もが知っている歴史的名花を次から次生み出す事になる。ハイブリットムスクには日本のノイバラ、R. multifloraとノアゼット、レーブドールの血が入っているのを知った・・・これは意外であった。
Danae    1913  Trier x Gloire de Chedane-Guinosseau
Moonlight 1913 Trier x Sulphurea
Clytemnestra 1915 Trier x Liberty
Daybreak   1918  Trier x Liberty
Pax    1918  Trier x Sunburst
Prosperity  1919 Marie-Jeanne x Perle des Jardins
Vanity 1920 Chateau de Clos Vougeot x Seedling
Nur Mahal 1923 Chateau de Clos Vougeot x seedling
Penelope   1924 Ophelia x?
Cornelia   1925  ?
Robin Hood 1927 Seedling x Mrs Edith Cavell
Felicia   1928 Trier x Ophelia
Francesca 1928 Danae x Sunburst
Ballerina   1937 Bentall  Robin Hood x ?
Buff Beauty  1939 Bentall  William Allen Richardson x seedlin





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ツタウルシが・・・

2007年10月05日 | Weblog
夕暮れの庭を眺める。シロヤナギに絡みついたツタウルシが色付き始めているのに気付く。吾妻山、磐梯山の山頂付近の紅葉は真っ盛りであろうか?紅葉前線は山頂から麓に向かって一気に下り始めていることだろう。来週はそんな紅葉探しに山に登ろう。吾妻山にしようか、それとも安達太良山か。
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今日は キャー・・・ マムシ

2007年10月04日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫
日本最強毒蛇、マムシに路上で出会う。裏磐梯に来て初めての事だ。車から降り、堂々として動かないマムシをゆっくり観察する。いかにも毒蛇、オドロオドロしい風体、毒液は少ないものの、毒性はハブを凌ぐという。マムシ咬傷被害は年間約3,000人、死者は10名程度。スズメバチなどの被害より少ないものの、十分注意しなければならない。不幸にも咬まれてしまった場合は一刻も早く医療機関で血清を投与してもらう事が必要。自然豊かなところにマムシ有り。改めて注意しなければ、と思う。
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ドクツルタケ

2007年10月03日 | Weblog
暗い潅木の茂った山道に沿ってたくさんのドクツルタケが生えている。最強の毒キノコと言っていい。一本、およそ8グラム食べると適切の処置をしなければ確実に死に至るという猛毒菌。激しい下痢、数日後に肝臓や腎臓がスポンジ状に破壊されるというから恐ろしい。ごく普通に生えており、誤食される危険性が高く、毒キノコによる死亡事故の半数近くはドクツルタケだという。(御霊櫃峠付近にて10月2日撮影)
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御霊櫃峠

2007年10月02日 | Weblog
三森峠手前の御霊櫃峠に行く。峠は明治半ばまで会津と安積平野を結ぶ要路、戊辰戦争では会津藩と仙台藩が交戦、今でも峠付近には保塁が残る古戦場。峠に車を置き、いつも車に積んであるトレッキングシューズに履き替え、額取山を目指す。この山脈は左に猪苗代湖、右には色づく安積平野の稲田の広がる分水嶺。広大な眺め、足元にはアザミ、トリカブト、マツムシソウ、秋の花々が咲く。6月の山ツツジ咲くこの峠にまた来て見よう。すばらしい峠だ。
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