半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ネビル・シュート著、 『渚にて』 を思い出しました。

2011-03-14 16:00:00 | 
福島の原子力発電所、まだ予断を許さない状況が続いているようですね。今この瞬間も、あの場所で自らの命の危険を顧みずに作業を行っている方々がいることを思うと、私のようないい加減な人間でさえ安易なことを口にする気は起きません。

私も今は不平や不満をいわず、自分がなすべきことをしようと思います。


昨夜、子供達を寝かしつけ、カミさんと二人でネットでその報道を見ながら、私は若い頃に読んだSF小説、 『渚にて』 (ネビルシュート 著、井上勇 訳) のことを思い出していました。私はこの創元推理文庫で原作を読みましたが、1959年にスタンリー・クレイマー監督、グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー主演で映画化されているので、そちらの方をご覧になったという方のほうが多いかもしれませんね。



まだ読んでいないという方のためにストーリーは書きませんが、核戦争後、オーストラリアに残された最後の人類とその終焉に至るまでの日々を淡々と綴ったものです。


私自身、自らがどのような形で最期のときを迎えることになるのかは分かりません。しかし、もし仮にそれが分かっていたとしても、 “日々を生きる” ことしかできないのかもしれません。今日までと同じように……。
コメント (2)
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