カミさんと二人で浜離宮恩賜庭園に行きました。
庭園内ではコスモスを始めとしとした秋の植物や一部の植物の紅葉なども楽しむことが出来たのですが・・・
私達のもう一つの目的は “ある植物” が、どの程度侵入しているのか?を確認すること。その植物とはコレ。そうです、シュロです。私が子供の頃にはシュロはヤシ科で寒さに弱いので関東圏では自然に繁殖することはないと聞いていたのですが、先日、国立科学博物館付属 自然教育園を訪問した際に近年都内の森林や庭園でシュロが異常繁殖しているという事実を知り、大変興味を持ったのです。
自然教育園のシュロ、1965年にはわずか3本だったのに、1997年には855本、2010年には2324本に異常繁殖。今から7年前の2015年の段階で、自然教育園内の樹木の2割を占めていたというので、恐らく現在はさらに深刻な状況になっているはず。今でもネットでは “シュロは成長が非常に遅く、1mの高さになるまで30年掛かる” などどいう情報を目にしますが、もしそれが事実だとしたら、まぁ恩賜庭園内にもこの位のヤツがあったことはギリギリ理解できるにしても・・・
・・・さすがにこんなジャングルみたいな場所があるということはちょっと説明が付きにくいんじゃないでしょうか?。ヤシ科の植物というイメージに反してシュロは日陰を好む植物なので、他の樹木に隠れて知らぬ間に高く育ってしまったのでしょうが、やはり気候の変化によって以前より成長速度が加速されいるような気がしてなりません。
別にシュロ自体は嫌いな植物じゃないんですけど、さすがに和風の庭園に茂っているとちょっと違和感がありますね。浜離宮恩賜庭園の状況を確認した私達は、もう一か所別の場所の状況を確認するために、入ったのとは別の子の中の御門を出て徒歩でそちらに向かったのですが・・・
・・・その話はまた明日。