ポルシェ912、やっぱりイイよなぁ・・・

先日のこと、ちょっと野暮用があって谷塚のワイルドシングに行ったら、店頭にこれが駐めてありました。ポルシェ911・・・じゃなくて、912です。以前、お友達のHさんが乗っていたクルマが放出されたんですね。912というのは911のボディに356系の4気筒エンジンを搭載したモデルで、ナローボディの頃の1965～69年に販売されていました。またビッグバンパーになった1976年モデルにも、北米仕様として1年間だけタイプ4系エンジン搭載の912Eというモデルが設定されています。




前述のように、元々は911の廉価版的なポジションであったわけですが、この画像のような4気筒エンジンを搭載するためにハンドリングに関しては911よりも上と評価する意見もあり、現在ではこのクルマ独自のファンも数多く存在しています。その事実は、エンブレムを911に替えているような方が皆無に近いことを見てもよく分かります。その気になればＶW系のエンジンも搭載できるので、今となってはナローでも911よりずっと維持しやすいという点も大きなメリットかな？。



私のような人間にとっても、912は911の廉価版というよりむしろ911と空冷VWのいいとこ取りというイメージ。911から2気筒分をマイナスしたんじゃなくて、正に911＋1（VWタイプ1）＝912という感じです。我が家で911 3.2カレラを買ったとき、もし同じ値段で隣に912が並んでいたとしたら、間違いなく912の方を選んでいたんだろうなぁ・・・