半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

アルピーヌ・ルノーA110 1300 過去の所有車 その12

2011-06-29 10:00:00 | アルピーヌ・ルノーA110
私にとって2台目のアルピーヌ・ルノーA110がやってきたのは2004年の2月のことでした。以前と同じ74年モデルでしたが、今度は最もベーシックな1300VCでした。1600SCと比べてパワーは4割引?だったものの、BMW M1やポルシェ911に加えて増車する形だったので別に気にはなりませんでした。厨子にお住まいの前オーナーは色々な意味でお手本にしたい素晴らしい “趣味人”。クルマ以外にも射撃やオモチャ等々など数多くの共通点があり、すっかり意気投合してしまいました。




購入の翌年には、シミズテクニカルファクトリーにてエンジンのO/Hを実施しました。ご覧のように、ブロック、ヘッド、クランクといった大物以外は全て新品に交換し、WPC処理を施しました。1300VCの場合、O/Hを機にチューニングをする方が多いけれど、完全にノーマルで、キャブも純正の新品、純正のエアクリーナーつきという仕様にしました。その結果、真夏でも安心して出撃することができ、燃費も14.0km/ℓ を超えるという大変フレンドリーなクルマに仕上がりました。






その後も、入手困難なスモークのサンバイザーを探してきて装着(リプロではなく、当時物の純正)したり・・・・・・






ワイパーブレードを本物の “カラベル33” に交換したり……




ミラーを本物(ビタローニに非ず!)の金属シェルのエンゲルマン・セブリング・マッハ1にしたり・・・・・・




マスターを22mmにして、フロントのキャリパーをウィルウッドの4ポットにしたり・・・・・・




清水さんにお願いして、ワンオフで油圧式のパーキングブレーキを作ってもらったり・・・・・・とにかく、凄く気に入って大切にしていました。




もちろん、ガレージにしまっておくんじゃなくて、雪を求めて走りに行ったりもしましたけどね(笑)。




ところが、2008年になって駐車スペースなどの問題などが発生。何かクルマを一台手放さなければならなくなってしまいました。そこで、最初は一番使用頻度の少ないBMW M1を手放すつもりで交渉を進めていたものの、中々話が決まらず時間切れ。泣く泣くアルピーヌを手放すことにしました。2008年5月のことでした。預かってくださる方がいないわけではなかったのですが、SZのときのように、手元にないと乗らないことは分かっていたので、潔く諦めることにしました。



しかし、このアルピーヌとの別れが、やがて次のプロジェクトを思いつく契機となるのでした(続く?)。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 憎きクズも食べれば美味しい? | トップ | 庭の野菜、収穫開始です。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アルピーヌ (カズノン)
2011-06-29 20:22:50
僕もアルピーヌを買わないかという話は何度もあったのですが、スペイン製?はダメだとか、1300G?は初めて乗るには難しいなど言われ、本やネットで調べてみてもいまいちよくわからなかったので、結局どれにしていいかわからず買えませんでした。

簡単な指標でもあれば手を出しやすいのですがアルピーヌは素人には難解すぎます。


返信する
どれも魅力がありますよ。 (半谷)
2011-06-30 09:09:41
カズノン様

アルピーヌ、趣味性が高いクルマなので、何を求めるかで回答はまったく異なると思います。素の1300、1300G、1300S、1600S、1600SC・・・それぞれに違った魅力があると思います。

私だったら、走りでは1600SC(VD)、気軽に雰囲気を楽しむなら “素” の1300(VC)かな。

確かにフランス製の方が作りが良いという説には説得力があり、私も普通の方にはそれをお奨めしています。

しかし、最初からモディファイするためのベース車として購入するのでしたら、スペイン製でもメキシコ製でも全然かまわないと思っています。

半谷
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アルピーヌ・ルノーA110」カテゴリの最新記事