アバルト1300クーペ、ジネッタG15Sを乗り継ぎ、すっかりRRのスポーツカーにはまってしまった私が、次の目標として狙いを定めたのがアルピーヌのA110でした。まぁ当然の成り行きですね。そして1994年の1月29日、ある建築家の方が所有していたこのクルマがやってくることになりました。このA110は、リアサスがダブルウイッシュボーンになって以降の1600SC。シャーシ・ナンバーは20282で、まだサイドモールが省略される以前の74年モデルでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/35/c648ebdfecd04a552cbd8d13204a744a.jpg)
ボディカラーは “ブランガーデニア” = “梔子(クチナシ)の白” で、パッと見では綺麗なクルマではなかったものの、エンジン下のアンダーカバーやスモークのサンバイザーといったオリジナルパーツまでちゃんと残っていて、磨けは光る原石であることはすぐに分かりました。さらに……実は購入時には気付かなかったのですが・・・・・・ボディは希少なノーマル形状のライトウェイト仕様!。ルーフ等は指一本で軽く押しただけでペコペコと凹みました。
当時は情報が少なかったこともあり、「アルピーヌA110はオーバーヒートが酷くて、夏場は全然乗れない」という説をまことしやかに唱えている方もいました。しかし、購入時にエンジンをO/Hを実施したこともあってか、実際には真夏の首都高の渋滞でさえも、危険なほど水温が上昇したことは一度もありませんでした。また、低回転からトルクがあって運転し易く、燃費も良好で、乗り心地も良くて快適だったため、雨の日を除いては日常的に使用していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/27/017d0879136d25bb05a2f9dde065d478.jpg)
メカがシンプルで分かり易かったこともあって、基本的なメンテナンスは自分でやってました。この写真は自宅の庭でスタータモータの交換をしているところ。でも、ライトウェイトボディであることを忘れていて、リアのフロアを踏み抜いちゃったり、色々失敗もしましたけどね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e9/0cd40b28d330207702ce40433653c7fa.jpg)
カミさんも結構お気に入りだったみたいで、夏休みに自分でタミヤのプラモデルを買ってきて作ってました。このプラモは今でも残ってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e0/3e6b65757ecf506799d5cbb1e51d3927.jpg)
悲劇は1998年10月2日に起こりました。その日、私はこのクルマを埼玉のBISさんへ車検に持ち込むつもりだったのですが、常磐自動車道の三郷付近を走行中、車両火災が発生してしまったのです。FRPボディのアルピーヌは、車両火災が発生すると消すのが困難という話を聞いていたので、このクルマには小型の消火器を4本!積んでいました。しかし、それでも消すことは出来ませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c9/8b02b086cefc9bdbccdb0a732b95b904.jpg)
もちろん常磐道は通行止め。消防車が駆けつけてくれたときには、すでに原形を止めていない状況でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/47/b4473687266895ad0cff3626867c96a0.jpg)
結局、鎮火したときはこんな状態になってました。原因を調べていただいたところ、スターターの裏側の奥の方にある配線からの出火であることが判明しました。車両火災にならないように、インパネの裏側などの配線も含めて一通りチェックしていたつもりでしたが、結局は見落としがあったということですね。私が未熟だったとしかいいようがありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ab/20723380765bc0e7c407391527037f5e.jpg)
このクルマを失ってから、すぐに同じ仕様のアルピーヌA110、つまりサイドモールがあった頃の1600SC、ノーマル形状のライトウェイトボディという仕様を探したのですが、結局、世界中どこを探しても見付ける事は出来ませんでした。その7年後、私にとって 2台目のアルピーヌ・ルノーA110がやって来ることになるのですが・・・・・・その話はまた別の機会に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/35/c648ebdfecd04a552cbd8d13204a744a.jpg)
ボディカラーは “ブランガーデニア” = “梔子(クチナシ)の白” で、パッと見では綺麗なクルマではなかったものの、エンジン下のアンダーカバーやスモークのサンバイザーといったオリジナルパーツまでちゃんと残っていて、磨けは光る原石であることはすぐに分かりました。さらに……実は購入時には気付かなかったのですが・・・・・・ボディは希少なノーマル形状のライトウェイト仕様!。ルーフ等は指一本で軽く押しただけでペコペコと凹みました。
当時は情報が少なかったこともあり、「アルピーヌA110はオーバーヒートが酷くて、夏場は全然乗れない」という説をまことしやかに唱えている方もいました。しかし、購入時にエンジンをO/Hを実施したこともあってか、実際には真夏の首都高の渋滞でさえも、危険なほど水温が上昇したことは一度もありませんでした。また、低回転からトルクがあって運転し易く、燃費も良好で、乗り心地も良くて快適だったため、雨の日を除いては日常的に使用していました。
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メカがシンプルで分かり易かったこともあって、基本的なメンテナンスは自分でやってました。この写真は自宅の庭でスタータモータの交換をしているところ。でも、ライトウェイトボディであることを忘れていて、リアのフロアを踏み抜いちゃったり、色々失敗もしましたけどね。
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カミさんも結構お気に入りだったみたいで、夏休みに自分でタミヤのプラモデルを買ってきて作ってました。このプラモは今でも残ってます。
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悲劇は1998年10月2日に起こりました。その日、私はこのクルマを埼玉のBISさんへ車検に持ち込むつもりだったのですが、常磐自動車道の三郷付近を走行中、車両火災が発生してしまったのです。FRPボディのアルピーヌは、車両火災が発生すると消すのが困難という話を聞いていたので、このクルマには小型の消火器を4本!積んでいました。しかし、それでも消すことは出来ませんでした。
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もちろん常磐道は通行止め。消防車が駆けつけてくれたときには、すでに原形を止めていない状況でした。
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結局、鎮火したときはこんな状態になってました。原因を調べていただいたところ、スターターの裏側の奥の方にある配線からの出火であることが判明しました。車両火災にならないように、インパネの裏側などの配線も含めて一通りチェックしていたつもりでしたが、結局は見落としがあったということですね。私が未熟だったとしかいいようがありません。
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このクルマを失ってから、すぐに同じ仕様のアルピーヌA110、つまりサイドモールがあった頃の1600SC、ノーマル形状のライトウェイトボディという仕様を探したのですが、結局、世界中どこを探しても見付ける事は出来ませんでした。その7年後、私にとって 2台目のアルピーヌ・ルノーA110がやって来ることになるのですが・・・・・・その話はまた別の機会に。
懐かしい思い出です。
あとはルマンにジャンクロード キリー名前はあやふやです、たしかアルペンスキーの王者、ルマンに
特別仕様のアルピーヌで出場、あえなくコースアウト、俺は二度とレースには出ない云々、そんなことより
アルピーヌのモデファイに心惹かれたことも思い出しました。