律令制下、山城・大和・河内・摂津・和泉の5国の総称。もともと中国の制で帝都を中心とした一定地域をさす。全国は都の周辺の畿内と七道の行政区に区画された。
●五畿
ベック式暗記法!
山々と川に接する泉あり。
山城 大和 河内 摂津 和泉
2014早大・文化構想
8.下線f摂津・河内・和泉に関する説明として誤っているものはどれか。1つ選びなさい。
ア.これら三国は、畿内にある。(〇)
イ.宮殿が造られたところがある。(〇和泉には都はないが3国を1つとして聞いているので)
ウ.これら三国は、相互にすべて国境を接している。(〇)
エ.和泉国は、大和国から分離独立した。(×757年河内より分離)
オ.河内国と和泉国は、ともに紀伊国に接している。(〇)」〉
2013明大・文
下線部(イ)畿内は、律令制下では五畿内となり、大和国・山背(山城)国・河内国のほかに、二国がある。その二国の名を記せ。
(答:摂津・和泉)
2013早大・文化構想
下線部七道に関連して、古代国家において「七道」と呼ばれる行政区画が敷かれたが、その七道として誤っているものはどれか。2つ選び、マーク解答欄紙の該当する記号をマークしなさい。
ア 東海道 イ 南海道
ウ 北海道 エ 西海道
オ 中山道
(答:ウ、オ)
2005大学入試センター
問5 下線部(d)に関して述べた次の文X・Yについて、その正誤の組合せとして正しいものを、下の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
X 中央と地方を結ぶ幹線道路である七道は、行政区画の名称でもあった。
Y 東海道や東山道などの幹線道路には、一定の間隔ごとに駅家が置かれた。
1.X正、Y正 2.X正、Y誤
3.X誤、Y正 4.X誤、Y誤
(答:1)
2013青山学院・経営
下線部j七道に関連して、七道のうち東山道に入っていない国を下から選び、その番号をマークしなさい。
1飛騨 2上野 3常陸 4下野
(答:3:常陸は東海道)
2009大学入試センター試験
下線部a畿内・七道諸国に関連して、律令国家の地方支配に関して述べた文として正しいものを、次の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
1 大宰府には、西海道諸国を統括する機能があった。
(〇)
2 薩摩国には、防衛のために衛士を配置した。
(×衛士は都の警備)
3 七道諸国には、交易を管理するために東西の市司を設けた。
(×市司は都の役所)
4 東国の入口である近江国は、東海道に編入された。
(×近江国は東山道)」
▼東山道
▼東海道