これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

ハーフサイズのアームカバー … こうやって 作ってみました

2014-03-24 | 身の回りの小物 手作り
一年ちょっと前にハーフサイズのアームカバーを作った事をブログにアップしています

その続きとして 作り方を記録したものが 未投稿の状態であることに一年経って気がつきました 

内容を整理して 今度は公開です 

私の覚え書きでもあります

以下がその記事です


ハーフサイズのアームカバーの作り方をまとめてみました

材料は 防水加工してある布 あるいは 少々厚めの木綿 90センチ幅~110センチ幅で50センチを1枚 平ゴム 40センチ 糸 ポリエステル糸:シャッペスパンミシン糸


 42センチ正方の布を2枚 カットします

 中表(裏が外になる)に裁ち目を揃えて 1センチの縫い代で端から端までミシンで縫います (最初と最後は 返し縫い)

 で筒状になった布の下の端を内側から上にあげて さらに中表になるようにします(ここでも 裁ち目をそろえます)



 袖口部分をミシンで縫いますが、この時表へ返すための返し口(ゴム通し口兼用)を 縫い代の前後で片方は2、5センチ もう一方は3センチ程度残しておきます (最初と最後は返し縫い)

縫い残した返し口の部分です

 の縫い残した空きの部分から 布を引き出していきます

 布を全部引き出し終わったところ( こちらが裏側になります )

 全部引き出したら、ゴム通し口の部分を整えます
  
    で縫ったところは袖口から3cm下がったところになるようにします これは縫い代をゴム通し口より下( 実際は腕の上の方 )にずらすことによって 袖口のゴワつき感をなくすためです
 縫い代を割って 開きの部分も縫い代分を裏に折って 形を整えて まち針で止めます

 

 縫い代は袖口になる部分と反対側に倒します

 ミシンをかける前の状態です

 ゴム通し部分をミシンで縫います ミシンの針が落ちる位置は 輪から3cm下がった袖口をミシンで縫ったところです
  最初と最後が2cmほど重なるように縫って 最後は返し縫いをします



 ゴムを入れたと時に ゴムが安定するように袖口の輪から1cm入ったところをミシンでもう一周します

 ゴムを準備して 安全ピンでゴムの端をすくって止めてから安全ピンをゴム通し口に入れて ゴム入れをします

このゴム入れの時の 一工夫ですが、ゴムの片一方にチャコペンでラインを付けておき、ゴムは袖口周り寸法のところに印を入れておきます

黄色いラインを入れて 袖口周り寸法の印をしたゴム



あともう一点の工夫は、ゴムを入れ始めて 最後の部分がゴム通し口に入ってしまわないように、最後の部分はクリップで止めておきます



ゴムの入れ始めは ↓のように



 ゴムが出てきたら 手首寸法の印のところでゴムをカットして、止めてあったクリップで重ねておきます( こうして両端のゴムがゴム通し口に逃げ込まないようにします

 ゴムの両端を重ねて手縫いで返し縫いしながら縫います
 

 縫い合わせた部分をゴム通し口に押し込んで 完成です

トップのハーフカバーは 残り布利用で内側は綿になるように生地を継いで作ったものです

残り物利用ですが、可愛いものが出来ました


製図と寸法は必要もないほど 簡単ですが ご参考に





 この部分の図で一周してあるミシン線の部分は で説明したように 縫い残します

 



     

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仕立て直しの道中着 ② … 紬の着物から

2014-03-24 | 着物
3月5日にアップした道中着は頼まれたものでしたが、自分用の紬の道中着も欲しくて作りました

衿の形が同じ道中着を 4年ほど前に仕立てています

この道中着の着姿が 下の画像です



トップの画像と違うのは えり合わせの正確さでしょうか

小紋から仕立てた4年前の道中着は 衿に継ぎを入れたくなくて 元の衿を最大限使える寸法にしたために 着丈は2尺3寸です

そして麻の葉柄の道中着は 長めのコートにしたくて 2尺8寸で仕上げました

5寸の違いは 約20センチです

もうひとつの違いは 打ち合わせを結ぶ紐の付け方です

今回仕立てた方の紐付けも もちろん「ひさえ紐」です

上に羽織ったものを体に巻きつける感じの違いが こうして画像を比べるとよくわかります


衿丈が足りないので 継いでありますが、出来る限り柄を合わせるようにしました

継いだ部分は 表衿の下前部分で 着た時に重なって隠れる場所 ( 裾から30cmほど上 )



もう一箇所の継ぎは 裏衿で 下前側肩から20cmほど下がった部分



大きな麻の葉柄のために 柄合わせで少々無駄な生地も出てしまいました

表衿と裏衿を縫った後は、いつもの毛抜合せではなく裏を少々控えました これで継いだ部分は見事にカムフラージュです 


この衿は 「和裁 やさしく作れるふだん着」という本を参考にしています

和裁 やさしく作れるふだん着
滝沢 ヒロ子
生活の絵本社


襟の部分だけ製図してみました

クリックして拡大
 

クリックして拡大
 

クリックして拡大
 

この衿の注意しなければならない点は、衿を図のように衿の形に合わせて切ってあるので、仕立て直してほかのデザインに変更がきかないというところです

もし汚して再び洗い張りして仕立てなおすとすると そっくり同じ寸法か あるいは丈の短い寸法の同じデザインにすることになります












コメント (4)
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