これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

久留米絣の羽織もの ・・・・ 義理姉の母様のものから

2016-10-11 | 着物
3年ほど前のことになってしまったけれど、トトの兄嫁のお母さまが亡くなりました

和裁士さんだったので、亡くなったあと、裁ち台をはじめ ヘラ台やへら、鏝、胴裏の使い残り 裁断済みの反物などが 私に回ってきました

その中の一枚が 既製品の久留米絣の羽織もの?を自分用にリメイクした上っ張りでした

今回、切地やら着物やらを片づけていて出てきました

形が面白いので、自分用にさらにリメイクしてみました

身八つが閉じてあったので、それを解きました

袖口にはゴムが入れてあたったので、ゴムを取り除き、衿をはずし、肩当もとってしまいました

背縫いは3.5㎝あったので、縫い代を1cmにして、足りない裄を背中心から出すことにしました

脇は身やつ下から裾まで2cmほど細くなるように 脇線を斜めにしました

後中心で広がった身幅を脇で補正したことになります

襟ぐりを大きく後ろにずらして、衿のつけなおし


衿付けの位置がわかりずらいので、紙テープを張ってあります

そうすると、衿丈が不足するので、外した肩当を利用して、下前の衿先に継ぎを入れました

衿幅は最初から1寸幅でしたので、そのままの幅で衿をつけました

この羽織ものは 道行や羽織と同じように 前中心が欠いてあり、さらに衽がついています

よって三つ衿芯もいつもより長いものを入れてありました

袖丈は8寸足らず、着丈は3尺と少し、

パンツにTシャツの上から羽織るとガウンのようです

衿幅の1寸という寸法のせいなのでしょう

着物の上からはまだ着ていませんが、洋服の上からの羽織もの( ガウン )として 活躍しそうな一枚が出来上がりました

荒田のお母さまを思い出しながら この久留米絣を羽織っていると、とても温かい気持ちになってきます

穏やかで優しい方でした







コメント (3)
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