これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

茶道の研究会で思う事

2022-04-09 | お茶の稽古 覚書



昨日見た とある庭先の藤の花です

私が見た藤の一番花ですが、これからあちこちで藤の花が咲き出しそうな、今日も暑い1日でした

一年ぶりに淡交会研究会があり、出かけてきました

コロナ禍で、昨年は最初の一回が開催されただけで、あとは中止でした

お家元や業躰先生も大変そうです

今日指導いただいた業躰先生は地方の研究会は3年ぶりだそうで、思いの丈を込めてお話されたのでしょう

お話が多くて多くて・・・すっかり疲れてしまいました

最後は貴人清次のお薄のお点前指導

私はこのお点前が苦手で、自分のお稽古でも本気度が低くて悩ましいお点前です

理由はもちろん、現代社会ではまず有り得ないお点前だから

やんごとなきお方とそのお供の方にお茶を差し上げる点前なのですが

例えば明治以前なら、皇族の方やお殿様が対象

現代なら?

ここで笑っちゃいけないけど・・・有り得ない

ただお稽古として、貴人清次のお点前をする理由は理解できます

これに色々注釈をつけられると、もういいかなあと途端に自分の向上心がかくれんぼ😰

例えばお道具は、口に付けるものは全て下ろし立ての新しいものにする

茶杓、茶碗、棗、水指、柄杓、茶巾、干菓子用の菓子器など

清次(お供)の方の役回りなども事細かく、あーだこーだと言われても、普段のお稽古でも知識だけ繰り返し教えられて、お道具も何ら新しいものを使う事もありません

亭主や清次の所作は、ひたすら恐れ多いという気持ちを表して・・・と言われても

私は裏千家のお稽古をしていますが、千家は利休から始まっていて、その利休は茶室に入れば皆平等という茶の湯の精神を打ち出した方です

江戸時代になり大名茶道などさまざまな茶道のスタイルが出来てきて、裏千家も?

今日は貴人清次でのお茶事だったら・・・そんなご指導があったので、茶人でもなく、茶の湯をただ楽しむだけの向上心の低い私としては、お腹いっぱいになってしまったのです

研究会に出るたびに、業躰先生が伝えたい事、日頃指導していただいている先生の目指す事、自分が求めている事の三つを擦り合わせる難しさを痛感しています

もちろん、参加して勉強になったことは色々あります(こちらはiPhoneのメモに記録して、クラウドで保存)

今日は思ったことをblog勝手に書き込んでしまいました
読まれた方にはお目汚しで、失礼しました

お昼も食べ損なって会場を出たのは四時

途中小腹を満たしたくて、明石屋に寄りました

明石屋は鹿児島で一番有名な菓子屋で、店舗が市内に何店かあります

立ち寄ったのは薬師町の明石屋

ここは、店舗内に茶室があり、イートインコーナーも有り、店内で買い求めた菓子でひと息つける嬉しいお店です

持ち帰り用に和菓子を買い求め、イートインは抹茶のモンブラン


セルフサービスで珈琲と麦茶を入れて一服

生き返りました

目の前には箱庭があり、その向こうには茶室



茶室より、洋菓子のケースが写り込んでいます💦

店の入り口の一角


写真の向こうに見える瓦の積み方が面白くて、パチリ

手前の青竹の蓋がしてあるのは井戸?ではなさそう

帰り着いたのは5時過ぎ

ベス🐕‍🦺が夕方の散歩に出ているのに遭遇

車を見て気がついて、ベス🐕‍🦺もすぐUターンしてかけてくるのがミラーに映っていました

さっと着替えて、もう一度一緒に短い散歩

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

そんなバタバタした今日の夕食は、筍のパスタ


筍とツナに今日は三つ葉もたっぷり入れて

今年初の冷奴は、朧豆腐で

食後にお抹茶で一服

今夜は、日持ちしない桜餅で


これで、105kcalだそうです
トトさんはひと口でペロリでした

私の抹茶碗は志野焼ですが、どっしりとしすぎ

抹茶碗は軽くてふっくらした物が好みです






コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 苔玉復活・・・昨年作った苔... | トップ | 庭でエビネランが咲き出した... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ryuu57577 龍)
2022-04-10 07:11:16
おたかさんさま、おはようございます😃
龍です🐉

茶道のお話し、
興味深く読ませていただきました。

全てのお道具を新しくして取り組むとは、
確かに利休の意思とは放れてしまっているように、
素人ながら感じました。

でも、
流派を守るためには、
巧みに権力者の懐に入ることも必要でしたでしょうから、
そのときに生まれたのかな❓️と思ったり。

知らない世界のお話しは何時も楽しいです😊

藤の花、綺麗ですね✨
返信する
Unknown (bolicaminando)
2022-04-10 21:45:38
おたか様
茶道、貴人清次?、悩ましいですねー
形式を重んじるか、現代の社会に合わせるか、
門外漢から見れば、答えは後者に違いないですが、
当事者の方にとっては、変えるっていうことは簡単なことではないのでしょうね。
歌舞伎なんかは伝統を守りながら、新しいものを結構、取り入れていますけどね…
返信する
Unknown (おたかさん)
2022-04-11 19:33:36
龍さん、こんばんは

コメントありがとうございます。コメ返遅くなり、失礼しました

茶の湯は奥深く楽しいものですが、何処かに身を属すと、当然ながら窮屈さもありますね
だからと言って、勝手流でやっていくほど、経験も自信もなく💦

伝統芸術と言われ、お家制度がある世界が幾つも分かれていくのもわかるような気がします
返信する
Unknown (おたかさん)
2022-04-11 19:41:51
bolicaminandoさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
そしてコメ返遅くなり、ごめんなさい

裏千家では、小習い16ケ条というものがあり、最初に習うのが貴人点て、次が貴人清次というお点前です

だから一番大事なお点前なのでしょうが、おっしゃる通り時代に合わないお点前だと、より丁寧に細かく教わるほど、その思いが強くなる・・・困った私です😰

お家元の指導方針に、時代に適した茶道人を目指す、とか
若い茶の湯者の考えに心を向ける
などとかあるのですが、言うはやすく行うは難しな世界のようです
返信する

コメントを投稿