Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

夜桜と姫路城 しばしのお別れ

2010-04-20 00:33:40 | 旅行記

竹田城址のツアーはそれだけでは無く 盛りだくさんの企画が盛り込まれていた。 その一つが姫路城。 11日から4年もかけて改装工事をするとかで 今年は特にたくさんのツアーが組まれてた。

Himejijyou

姫路城は好きだけれど 桜の頃は混むからと避けていたけれど 期せずして 桜と姫路城を楽しむことになる。

姫路城には特別な思いがある。 って言っても私自身の事では無いのでちょっと・・・なんだけれど

父がとても親しくしていたS先生にまつわる話しだ。

かつて姫路城は 戦火に焼失するかもしれないと言う危機があった。 天守閣に刺さった焼夷弾 不発弾に終わったようだけれど もしあれが爆発していたら・・・・今世界遺産としてみんなに美しい姿を見せることは出来なかった。

Himejijyou2 戦争が終わって 不発弾処理班にいたS先生は 部下を連れて 不発弾を胸に抱き 降りてきたと言う話し。 S先生は自慢げに語る人では無いので 父を通しての話し 少し違っているかもしれないけれど もしもの時に部下の命を考え 自分の使命感に燃えて爆発するかもしれない爆弾を処理するのは とても勇気のいることだっただろうな。

S先生は 父と全く違う思想の持ち主で みんなが不思議がる。「どうしてそんなに仲が良いのかと。」 困った人を見ると放っておけなくて 自分の事を顧みずに動いてしまうS先生。父の自慢だった。

父の葬儀の時の弔辞はとても心温まるもので 後からあの弔辞のコピーを もらえないだろうか? と言う話しがいくつかあったぐらい。

そんな大好きなS先生が 姫路城を救った そんなふうに感じていたんだろうな。 だから我が家にとっては 姫路城は特別な城だった。

Himejijyou3 Sakasahimejijyou

段々に日が落ちて 白壁に夕日が落ち やがて ライトアップされた天守と 桜は 妖しげに浮かんでいる。

Yozakura 今回は中に入れなかったけれど 旅行会社の計らいで 人出もあまりないなかで美しい姫路城に出会えた。 ちなみに娘が私に会えるかと昼間に来たらしい。 天守閣に入るに2時間待ちだったと。。。

4年は長いか? 大事な世界遺産を守るために しばしのお別れ

コメント (4)
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