初めてこの山に来たときは一人
夏の初め シライトソウの季節だった。
ひどく草ぼうぼうで 蛇がでそうでどきどき歩いたものだった。
その後 隣町のお花博士に付き合ってもらって秋の花を見に来てから 毎年この山にやってくるようになった。
今年は お花博士には連絡しないで久しぶりに一人
最近時間が思うようにならなくて ひょいと時間が出来たら 出かけていく。
立派な駐車場があるのに ここへ上がる坂道がきついからか 駐めてある車は私を除いて一台限り
しかし この時期そんな少ないはず無いな。
上の方でも賑やかな声がしている。
登ってすぐにセンブリ
千回振り出しても薬効があると言う事からついた名前らしい。
美しい花です。ちょっと赤みがかっているけれど たぶん白いセンブリ
この山にはムラサキセンブリもあるのです。このムラサキが珍しいとのことで沢山の人が花を見に来ます。
高野山ではこの植物で作った箒が使われていたと言うことからついた名前だそうだけれど これで綺麗になるのかなぁ?
ハグマだね?クルマバでないことは解るけれど キッコウとか遠州とか このハグマの仲間も色々あるんだよね。
たぶんこれはエンシュウハグマ
とても背丈が小さいです。 縮れた毛糸のような花びらが面白いです。
これならわかりやすい。
ハグマって兜や槍に付ける白いふわふわの毛 本来はヤクの尾毛で作るらしいですが それに似ているからって・・・・・
相変わらず菊の仲間は解りません。
この山には ちょっと面白い菊があるんですけれどね。
また後から出て来るでしょう。
5センチほどの丈か無かったけれど 思わず足を止めてしまうほどの美しさ。
良いね! これ
コウヤボウキの群生。
これだけあれば テーブルの上ぐらいは掃けるかも・・・・です。
樹間に里の景色が見えます。
まだほとんど登っていません。それでも花 花 花で足が止まる山なのです。
このあたりから東屋の方向へ登っていきます。
昔この山に来たときは「花を盗むな」「通報するぞ」 等のとても厳しい口調で書かれた立て看板がいっぱい立っていました。
違和感を感じながら歩いたことを覚えています。
今は緩やかな口調になったようです。
この山は中宇利の地元の人が管理運営しているようです。
葉っぱの様子から見るとミカワマツムシソウにも見えるのですが 花がちょっとちがいます。
大好きなリュウノウギクが出てきました。
葉っぱを一枚戴いて(許可はもらってませんが・・・(_ _))揉んでにおいを嗅ぎます。
良い匂いです。
花の様子もまるまるッとして可愛い。
リュウノウギクはこの先いっぱいありました。
鮮やかな黄色が良いですね?
ムラサキセンブリが出てきました。
優しいムラサキに線が入っています。
白いセンブリにも線はあるのですが 目立ちません。
白いセンブリはあまり大きな株は無いのですが ムラサキセンブリは花一杯大サービスの大きさです。
茎が黒っぽいのも特徴です。
本当はもっと綺麗な色だったのになぁ
沢じゃ無いけれど咲いてます。
白くないけれど白ギクです。 この花初めは白いのですが終わりかけになるとピンクになります。
はなびらがまばらですが 私は好きです。可愛いと思います。
静岡 愛知 高地の蛇紋岩砂礫地にしか咲かない菊だそうです。
案外背丈があって 風にひらひらなびいたり 倒れたり・・・・
絶滅区具種だそうですが ここではいっぱいゆらゆらしてます。
東屋から里を眺めます。
先程の景色と一緒ですが少しは高くなっていますか?
吉祥山と 本宮山を眺めます。
本宮山の中腹には新東名の工事による穴が空いているのが解ります。
さて ここから比丘尼城址を回って 反対側の蛇紋岩砂礫地に行き そこから今日は里の畑の中を歩いて駐車場に戻ってみようと思います。