Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

蘇る中世の山城 足助城

2014-03-14 22:28:26 | 山歩き

今世間はちょっとした城ブーム
それでもたぶんこの城はあまり脚光を浴びていないような・・・・

中世の山城足助城   白壁の美しい城は沢山見ていますが この城はそんな城が出来る前の形です。

Asukejyou本格的な発掘調査に基づいて再現された山城は全国初だそうです。

竹下内閣の時のふるさと創生基金を利用して何かを残したいと作られました。

本当は先程行ってきた飯森山に作りたかったようですが 飯盛山はすでに県の史跡指定を受けていることなどがあって隣の真弓山に決まったようです。
飯盛山よりも高い真弓山が本城かと思ったら飯盛山が本城だと言う事ですが

Map足助七城と呼ばれる城がありました。
飯盛山城 真弓山城(足助城) 黍生城 成瀬城 城山城 大観音城 臼木ヶ峰城・・・・ あれ?鶏足城は真弓山のすぐ隣にあるけれど違うのかな?

この七城は鈴木氏の時代と戦国期とで少し違うらしいけれど

ともかく 山間の集落にしてはお城が七つもあった・・・・ちょっと驚きです。
足助が以下に大事な場所であったかを表しているような気がします。

Mon  

城門をくぐります。

中世の山城っぽいでしょ?
前はここをくぐると 陣太鼓のようなお触れの音が出ていました。

ど~~ん ど~~ん 殿のおなり~~

見たいな
これが結構気恥ずかしかったのですが 今回聞こえなかった。 気付かなかっただけかもしれません。
あの音は上にいるボランティアのガイドさんへの合図のようにも思えるからです。

Nawabari縄張り地図がありました。

あろう事か英語版を撮ってしまったのでちょっとわかりにくいですが

真ん中の点線で囲んである部分が再現された場所のようです。

Map2こんな感じです。

何年か前に来たときと比べると 随分わかりやすく整備されている気がします。

このプレートを見ながら順路に従って歩きます。

Ido井戸跡です。

よくあるつるべ井戸を想像していたので何処だよ?と探しましたが あの石組みの下のようです。
丸い土盛りがあります。

池のような物だったようです。それは別の井戸跡で確認出来ましたので

Ido2これがそうです。
山の斜面からのわき水をためた池のような井戸です。 大きなひしゃくで汲んで使っていたようです。

Minamimagekuruwa南の曲げ曲輪跡です。
ちょっとわかりにくい画像ですね。石組みの向こうに削った丸い土地があります。 

この曲げ曲輪 上下二段になっています。

Minminomaru南の丸が見えます。

案外高いです。 ここは台所になっているようです。

先に西の丸に行きます。 腰曲輪の上に西の丸
Nisinomaru_2馬防柵のような仕切りで野趣満点ですが これで守れるのでしょうか?

この右側には物見台があります。

Kibyuu西の丸からは 足助七城の一つ黍生城跡が見えます。

Monomidai西の物見台です。

柵が素朴なのに比べると しっかりした建物です。 人も住めそうな・・・・・

この中は見ることができませんでした 

物見台を右に降りて先程の南の丸に行きます。

Kosimagewa先程通り越した南の腰曲輪が見えます。
したから見上げていたときよりも高い事を感じます。

Mimaminomaru2南の丸へ登ります。 左に見える給水塔見たいのは南の物見台です。
西と比べると簡易物見台ですね

Haneagedoこれ凄く良い

跳ね上げ戸  こんな簡単な作りで城を守っている素朴さがなんだか良い。
中世の山城を強く感じます。

城である事を忘れそうです。 中から子供たちの声も聞こえてきそうで・・・・

Daidokoro台所と思われる棟が二軒建っていました。

中に炉が切られていました。詳しい事は後で

Minamimonomidai物見台の場所に立つと すぐ目の前に鶏足城があった山が見えます。
声が届きそうなぐらい近いです。

Minaminomaru3物見小屋から渡り廊下を通って本丸へ移動です。

すぐしたには先程の南の丸

Honmaruいよいよ本丸です。
ここで暮らしていたわけでは無いので小さな天守ですが やはり野趣あふれていてわくわくします。

Sionomiti飯田街道(塩の道)が 谷に沿ってずっと山の向こうまで繋がっていることが見えます。

山里で閉鎖された土地と思っていましたが全然違っていました。
回りを山に囲まれているのだから外の世界は見えないのだと思い込んでいましたが 恵那山も 御嶽山も見えます。

Tensyu

Tensyu2

Tensyu3戦国時代に あるいはもっと前にタイムスリップしたかのような山城を再現されて 実に興味深い場所なのですが まだ宣伝が行き届いていないので沢山の人に見てもらえないのが残念。

この城すばらしいので同じ愛知の田峯城を再現するときに勉強にいらしたそうです。

田峯城も馬防柵のような柵が張り巡らされた城でした。

次は足助城の秘密に迫ります。

 

 

 

 

コメント
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