小泉から 大久保 下板並までの花ロードでは見られない春の妖精
土質が違うんでしょうね?
下見会で最初に見に行った上平寺館跡で見つけたのは コセリバオウレン
何が違うって?
見た目全く一緒に見えますが 草丈の小さいこと
雪の下から見たからかもしれませんが 5センチほどしかありません。 とても儚げに見えます。
雌花 なかなか見つかりません。
雄花は 花火の様に蘂をいっぱい出しているのでわかりやすいですけれどね。
手前の株がひょっとしたら・・・・と思いましたがあまり違いが解らないので(色もちょっと黄色っぽいとか赤っぽいとか違うらしいので)違うかもしれません。
とにかく雄花がダントツに多いです。
んじゃ 円興寺へ行ってみよう。
先週ジオンさんが個体数が減っているみたいとレポを挙げていらっしゃったのでちょっと心配です。 それにオウレンはセツブンソウよりはちょっと早いような気がしています。
あそびをせんとや うまれけむ・・・
NHKの大河ドラマで今様を舞う遊女の里として紹介されていました。
また 源朝長の菩提寺でもあります。 父義朝とここまで逃げてきて落ち武者狩りによる怪我が元で亡くなったそうですが 反対側の山に お墓があって お参りに行ったことがあります。
とても歴史のある場所なのです。
話がそれましたが お寺の山域にセリバオウレンはあります。 有名らしく 駐車場に車を止めて山に向っていると カメラだけを持って上がっていらした女の人にも会いました。
先程のコセリバオウレンと比べるととても草丈が高いです。
10センチ以上あるようです。
さっきとても小さな株ばかりを見ていたので 巨大に感じます。
やっぱり雄花が多いですね。
緑の蘂の回りにやっぱり白く少しだけ短めの蘂がでています。
オウレンの葉っぱは下の方に広がっているので目立ちませんが 手で下がってみると確かにせりの葉っぱのようです。
こんなのもありました。
それでも両性花のように見えます。 黄色い玉のような物は何が変化した物でしょうか?
これだと葉っぱがよくわかります。
初めてここへ来たとき山を下りてくる斜面がまっ白だったのでびっくりしたことを思い出します。
ジオンさんは時期が早かったのでしょうか? やっぱり辺り一面花火でまっ白です。
もっとセリバオウレンの咲くところがあるよ
と言われて向ったところは岐阜薬科大学の薬草園
絨毯のように咲いているよ
オウレンは確かに 薬草です。
詳しくは解らないけれど根っこの方から取り出すオウレンというのが生薬だそうです。
おなかの薬の成分として聞いたことがあります。
抗菌作用 炎症作用があるベルベリンというアルカロイドが含まれているとか
でもこの株数は研究のためと言うよりはもともとこの山に群生していたのだと思われます。
他の沢山の薬草は畑で栽培されていましたから
凄いですね
いろんな表情のオウレンがありましたが オウレンの雌花にはおしべが全く無いとのことなので 雄花と両性花しか見つからなかったような・・・・
円興寺見つけた物
栗・・・・とても大きな栗がいっぱい落ちていました。 ところが取りだしてみると ポロぽろっと崩れる。
栗って野では春まで置けないのですね。許されることなら秋に採りに来たいです。
薬大のセリバオウレンの斜面にまるで万人のように目を光らせていましたよ。
ん? 視線の先はこれかぁ
カンアオイの花が目玉のおやじのようにぎょろぎょろ見ていました。
薬大には当然ながら見たい薬草いっぱいありましたが そろそろ閉門
セリバオウレン見られただけでも御の字と岐阜駅まで送ってもらってご機嫌で帰途につきました。
本番までに雪溶けていますように・・・・・