Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

刀鍛冶の町 関市

2015-04-19 21:54:06 | 散歩
関善光寺(宗林寺)をでてからしばし考える。
刃物にまつわる施設に寄っておかなきゃね と思いながらも何処へ行って良いのかよくわからない。
ふと 目にした道標

関の散歩道

これにしよう。 それも初心者コースって成っている。 プランは周回だけれど 半分廻ればフェザーミュージアム 濃州関所茶屋 関鍛冶伝承館 春日神社と廻れる。

広福寺

香積寺
こんな立派なお寺が隣同士に並んでいる。
宗派が違うのかしらね? 檀家の取り合いには成らないのかしら?と不届きにも考えてしまう私


町並は 美濃市のように昔の風情を残しているというわけでは無いです。
うなぎ屋さん 多い
職人の町には やっぱりうなぎ屋さんが多いです。
私の家の周りでも 焼き物の町瀬戸 同じく焼き物の町多治見・・・・・

川沿いに桜を見ながら歩くと 右手に大きな建物が
この辺フェザーミュージアムのあたりだよねぇ と

前に回ると なんてこった お休みでござる。
日曜日にお休み? ミュージアムだよね? 普通月曜日でしょ
と思ったら 工事中で長期閉鎖中だそうで   う~~ん 残念

もう少し進むと関所の様な大きな門が見えてきます。
濃州関所茶屋(エヴァストアin岐阜) 関所の跡を利用したお店のようです。
美濃市で食事を済ませましたので通り抜けます。
すぐ隣が 関鍛冶伝承館です。

関鍛冶の誕生は室町時代らしいです。
刀祖金重が九州から移って来たという説や 越前から刀匠が移ってきたという説や
いずれにしても 関は 大和 山城 備前 相州と並んで五ヶ伝の一つと言う事です。
ちょっと不満でした。 子供の頃から日本のゾーリンゲンと聞かされていましたからね


この地図見てすぐに考えが変わりました。
日本にはこんなに沢山の刀鍛冶が伝承されていたんだ

最近日本刀女子って言葉があるそうです。
刀の美しさに見せられて名刀を見て歩く女子が多いのだとか

私の実家には日本刀が一振り(っていうんだっけ?)あります。 それを見るのは何とも怖くて 刀好きではありません。
でもこうして並んでいるのは確かに綺麗ですね?


日本刀を作るのは気の遠くなる様な沢山の行程があって詳しくは解らないし 書いても正しく伝えることがでいないので省きます。

これ?
信長が黒田官兵衛に与えた押し切りです・・・・・なんて嘘です。
刀の重さを体験できるように 柄の所を持ち上げることが出来るようになっています。
重い・・・・
そう思って持ったのでさほどでは無かったですが これを持ち運ぶのはやっぱり難儀なことです。

先祖から伝承された関鍛冶の技術は今では家庭用刃物産業に転向しています。関の孫六とかカミソリ 爪切りなど
我が家でもお世話になっていますよ。

お隣に 春日神社があるので寄ってみます。

関鍛冶の守護神が祀られているそうです。
この春日神社は 初代関の孫六さんが作られたようです。
ただ残念なことに 伊勢湾台風で壊れてしまって作り直したと言う事です。
毎年例祭では能の「童子夜行(どうじやこう)」が奉納されるそうですが 能舞台が真ん中に建っていました。
 

神社の舞殿程の大きさで もちろん花道とかありません。
とてもシンプルな物です。


面白い物を見つけました。
ただの草じゃ無いの?
そうなんです。 ただの芝生にしか見えないのですが よく見ると能舞台に向って円を描いています。
この芝生に座って 能の鑑賞を楽しんだんだと
生にる・・・・・で芝居になったんだと
へぇ~~ がってん がってん がってん な情報でした。
そしてそんな古い形が残っている事が素敵だなと思いました。



長くなってしまいました。
日が長くなってきてまだまだ歩けそうでしたが 家までの行程は長いので帰ることにします。
今度の18切符では何処まで行けるでしょうか?
コメント
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