【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

真実を追求する良心【TBS報道特集2023.8.5】

2023-08-06 09:38:12 | 言論と政治
❶亜熱帯化か

毎年大雨と強風に被害を受ける。沖縄県、鹿児島県奄美諸島。首都圏だったらあの強風豪雨には都市設備構造が耐え切れない。台風などの被害が最小限におさまってほしい。8月5日、福島県伊達市梁川では40度。亜熱帯化しつつある日本。

❷林真理子理事長が気の毒だ

日本大学で大麻などの問題が噂された段階で林真理子理事長は「決してない」とおととい会見した。林氏は懸命にとりくんできた。だが大学は、林氏を全面的にもりたてようとはしていなかった。連絡も理事長にきちんと報告していないことが赤裸々になった。林理事長が気の毒である。

❸演じられる戦争

ウクライナ=善、ロシア=悪
とんでもない。両方とも軍事兵器の拡大化している。ドローン爆弾を使うゼレンスキーの大根役者演技はロシアのプーチンとともに自らの国際的破壊的位置にいることの自覚がほしい。日本の政府政権もだ。

❹性加害問題の深淵と闘う被害者たち

 ジャニー喜多川氏。芸能界に君臨してきた彼が、音楽家の名門服部良一氏の次男のかたに小学生の頃から性加害を続けていた。そのことが被害者の人権も感覚も侵害していたこと。さらにジャニーズ事務所の少年たちに果てしない性加害を行ってきたこと。性被害者は意識にフラッシュバックする。子どもの頃に性被害を受けた方がたが、人生の秋の季節に今も苦しまされている。加害者は既に鬼籍に。同性愛とは異なる性暴行加害。トラウマに苦しむ。カウンセラーを訪ねトラウマを癒す術をうける。     ふと疑問に思う。ジャニー喜多川氏本人は、どのような人生のなかで影響を受けたのか。私は同性愛と性加害とは異質な次元にあると考える。性加害には「愛情」はない。あるのは性欲の野蛮な自己満足の充足だけだ。とても愛とは言えまい。性の世界は巨大な暗闇を伴う。今も被害者はいるだろう。
 イギリスでも類似した事件がおきた。BBCは有名な司会者が8歳の子どもなど長年性加害を続けてきた。王室とも親しい人物。死後BBCが口火をきった。膳場キャスターがおっしゃるように、メデイアや社会が日本ではまだまだ遅れている。今後に解決を求められる長期的な戦いともなろう、解決までには。

❺歴史の教訓を啓示する「はだしのゲン」を空洞化させる権力意志

現場教師や市教委も反対はなかったのに。平和教育は「はだしのゲン」が万能ではないが、「はだしのゲン」は作者が被爆体験をして血のにじむ思いで作品化していった。被爆時被爆現場は言葉に尽くせぬ惨状だった。丸木俊位里夫妻の『原爆の図』のように。NHKテレビで広島市で平和教育の副読本から中沢啓治さんの作品「はだしのゲン」が削除された。ずっと広島市では小学校3年の平和教育に取り入れられていた。副読本の検討会議では問題はないとされた。だがそのあとの別のメンバーによる会議で削除されることが決まった。

❻「被爆者が語る78年前の夏」


広島や長崎になぜ米軍は原爆水爆を投下したのか。
その理由を追求することは、将来に二度と繰り返さぬことに連なる。被爆後に祝祭気分になりアメリカ占領下米日の原爆実現にお祝い気分。この事実には驚天動地。現実はこんな事さえあったのだ。被爆は闇に隠匿。国連総会で広島・長崎市長の原爆禁止の声明の前に日本政府高官はくぎを刺す発言を行った。ヒロシマサミットで岸田首相の意図とは別に、ゼレンスキーも登場し、被爆の禁止でなく、核兵器使用の軍事的一致というとんでもない広島サミットとなってしまった。国民と国家政府とは異なる。

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